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行ったNo.17-15【杭州】高鉄開業記念!8個の鎮と39の郷を水没させて作った人工湖「千島湖」へ

達成:2019/5/3
場所: 浙江省-杭州市-淳安县-梦姑路
評価: ★★★★✩

 杭州駅に降り立つと、駅構内の看板に千島湖と出ていて、以前からずっと気になっていました。2019年4月17日に、高速鉄道の千島湖駅が開業したと知り、早速GWの旅で、ついに訪問しました。この年は2019年1月23日開通したての温州市の地下鉄に乗るため温州市にいたので、温州駅から高速鉄道で同じ浙江省内の杭州東駅へ。そこから2018年12月開業の杭黄高鉄に乗り継ぎ、着きました、千島湖駅。

何かかっこいいのが隣のホームに! 新型車両かな?

何かかっこいいのが隣のホームに! 新型車両かな?

4/17開業したての駅です。

洒落てますね。

千島湖駅内に鉄スポットがありました。
2018年12月に全線開通した杭黄高鉄の杭黃鉄路博覧館。
いかに沢山のトンネルと橋を作って繋げたかが語られています。

この辺を乗って来た訳ですね。
確かに千島湖直前までトンネルだった。
真ん中が千島湖駅です。

先ほどのかっこいい車両の模型もありました。

CR400BF 時速350㎞だそうです。

駅周辺を見てみましょう。

下に川?橋になっています。
いやー、風光明媚
飲料水取っているんですね。

ここから高鉄快線で街のバスターミナルまで移動。有料(5元)です。

千島湖の一部なのかな。

そして、バスターミナルからは宿までは路線バスで、1元。安い〜
しかし、高速鉄道の駅から千島湖まで合計で1時間以上掛かるって、千島湖めちゃちめちゃ遠い!
それ以上に驚いたのが、治水の為村に村2つ潰して作った人造湖、しかも高速鉄道やっと通した(殆どトンネルでした)と聞いて、勝手な日本的発想で、鄙びた町かと思っていた淳安県、つまりは沈ませずに残った半島の部分ですが、めっちゃ都市でしたΣ(゚Д゚)
もう、大手の銀行の大型支店はあるわ、ショッピングモールはあるわ、高校とかも普通にあって、地ガキが遊びまかってるし、何かしらける(笑)
で、ホテル直前のリゾートエリアに入る前で地ガキはバスから降りたけど、そこには大型の鮮魚居酒屋施設があって、観光客がめちゃめちゃ来てて、湖沿いのテラスでは現代的な音楽かけまくってて煩い。
色々想定外で、ヨロヨロになって宿に着きました。疲れた。
本当に温州から遠かった、千島湖。一日移動日でした。
実は、昼飯を乗換駅の杭州東駅内で取る予定だったのですが、温州からの高速鉄道が金華駅の次が杭州東駅と長距離ノンストップなので、そこでめちゃくちゃスピード出してたので、珍しく電車で酔ったのか、又は杭州東駅が冷房掛かってて寒かったのか、何か調子悪くて昼飯抜いてしまったのです…ま、こんな事もありますわな。

千島湖の宿泊は杭州千岛湖星岛印象度假酒店というところにしたのですが、失敗しました(^^ゞ

・禁煙室だが臭う(最近禁煙化させられたのでありがち)。
・超地元系でCtripから払わなかったら銀聯か現金しか支払いの手がない。
・フロントスタッフが若くないし、英語できない。
ま、五一の連休で高くて満室続出のところ予算内で取ったのでやむなしです。

景色だけはいいよ、このホテル。

で、夕食も、ホテルで食べるつもりがそんな感じのホテルでもなく、かと言って一人飯向きの食堂がありそうな淳安の中心部に行くには遠いので、近くの例の大型飲食施設のある地域に歩いて行き、適当に店に入りました。

注文したのは以下の3品。

千岛湖鲫鱼(フナ)
千岛湖银鱼羹(白魚のあんかけスープ)
黄山野生菜

食べると力が湧いて来、具合も戻ってフナは完食、他は量が多かったので已む無く半分以上残しました。
どれも美味しかったですが、特にフナの料理のソースは何が使ってあるのか分からなけどとても美味しかった。と言って飲むものでは無いらしいので(川魚で塩分ないのでその分ソースに塩分入れてる)、飲み干した訳でもないけど、少量白米に掛けて食べてみた。日本人には使ってる材料が思い浮かばない。もちろんトマトでも味噌(日本の)でも、カレー(浅はかな日本人的発想)でもないですよ。何だろーな…

美味い

 千島湖。ここは都会の人の身近な観光湖。
上海の美蘭湖もそれはまあ、かなり酷いかったけど、ここもまあ、本来の景色を殺す一大観光地でした。
宿の観光案内の人によると全景が見られるロープウェイに乗るには観光船で行くしかないらしく、その後ネットで多少調べるも、観光船使うしか無いらしいので、もうそうすることにしました。観光遊覧船に乗って、湖内の島を巡ります。島と言っても、沈没湖ですから、もともと陸地だったところ。
そして異常に広いのでほんの一部だけを巡ります。

遊覧船代が65元で景区への入場料が130元の合計195元でした。高!おや?お茶の画像が。

この辺だけをちょろちょろと巡る。

淡水パールの養殖もやっているようですね。

桟橋から船に乗ります。
こちらが観光船

最初の島は月光島です。おお、日本人来てますね。

何かいっぱい下がっています。

近づいてみましょう。

おお、これはラブな感じのやつですか?

何か鍵的なものが。

ここにも。

開心=Happy?

エクステリアも鍵モチーフ。

これもだ。何か鍵テーマの島で、それでラブなスポットにもなったのかな。

何か2000年にあったのでしょうかね…

次の島へは歩いて渡ります。

魚楽橋とはなるほど、中に錦鯉を飼っているんですね。

何か、噴水的なものが上がっている。

中国婚紗撮影基地(結婚写真撮影拠点)…なるほどそういう体で売り出しているんですね。先の鍵と繋がりました。

月光島にはこんなアトラクションがありました。

折角なのでやってみました!あの高い台が出発地点。

この写真は私ではありませんよ、自分では撮影できませんので。
なかなか愉快でした。いい思い出になりましたね。

赤い橋と白い橋でつながっている島。


こちらの赤い橋は渡れません。
白い橋の方。幸運橋。なるほど、これもまたラブ系。

さて、別の遊覧船で島を移ります。

湖の眺めはこんな感じ。

船で龙山岛に着きました。

おお、淡水魚の串焼きが売っている!

買ってみましたよー。ピリ辛の味付けです。

小骨が多くて食べにくいよー。後ろの「廉」は何の意味なのかな。

偉人の銅像?

灯台的なものもある。

日本語あるのはありがたいけど、翻訳がだいぶ変です。誰訳したんだ、これ。私に直させろー(笑)

第二ふ頭から別の遊覧船に乗り換えて、今度は漁楽島に来ました。

遊覧船、沢山出ていますね。五一(労働節)の連休で人多過ぎて、あえて閉鎖してる島もあったんですよ。

遊覧船の旅は終わり、陸に戻ると、秀水街という新しく整備した観光商業スペースになっていました。

あ、昨日の夜見た水産居酒屋の写真が!ここも開発の一環だったのか。

唐辛子味噌も有名みたいです。農家醤

土産物店に入ってみましょう。
おおおおおお!淡水魚の干物が!買ってみたいけど流石に旅行の途中だし無理。気になるなあ。

こちらの唐辛子味噌はお土産に買いました。

遊覧船のチケットにも描かれていましたが、お茶の産地です。
こちらの「千島銀針」という緑茶もお土産に購入しました。

秀水街では五一の連休のせいなのか、屋台が沢山出ていました。

人造湖なので、売り出していますね。実は湖底に沈めてしまった淳安(賀城)と遂安(獅城)の2つの城郭都市の遺跡があり、「中国のアトランティス」とも呼ばれる古い町並みが残っているそうです。こちらのリンクに詳しくあります。

中国の5A級観光地らしい

素敵な入江になっているところもありますね。

この後、もう、淡水魚は昨晩十分食べたので別のものを昼に食べようと、千島湖広場なるところにバスで来ました。ここが、賑わってるところで、大手銀行の支店とか集まってるエリアです。ほんとに普通の街。

広場があってモール的になっています。
広場にモニュメントが。
モニュメントの向こう側も千島湖の一部です。

モール的な建物に入ってみると、やはりありました、フードコート!
こんなものを食べてみました。

更にこちらは、「胖哥(太っちょ兄さん)」て言うレストランで。

肉蟹锅

今回は肉蟹锅なるメニューにチャレンジしましたが、これ、小型の蟹、鶏の足、茹でジャガイモ、豆腐、餅、トウモロコシ(日本的な方)、大蒜が入った炒め煮的なものでしたが、それがまた、まさかの美味しい。私、大量に鶏足食べちゃいました。多くの日本人が嫌がるあれです、あれ。
こういうねぇ、複雑系はホント中国得意ですよねー。
よくぞこんなもの入れまくって美味しくまとめている。日本だったら生臭味が残ってるとか、むしろソースがない方が良いとか一体化してない事が多い。ま、その、"単純系"が日本の特徴だから仕方ない面あるけど。浅蜊とか入ってもまた美味しいだろうな。
 太湖の4倍、西湖の2,000倍の人造湖千島湖。本当に広い事は判りました。
ただ、人多過ぎ!早朝に通ったこの展望台の様な素敵なところもあるのに…
オフシーズンに来ることを強くお薦めします。

この後は同じルートで杭州東に戻り、杭州を楽しんでから帰国しました。
なお、2024年に、下記の高速鉄道の環状線が開通したらしいです。
入ってますね、千島湖駅。フリー切符とかないのかなあ。

中国鉄旅が気になった人は、下記も是非!

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