
【Ⅰ】GKSって…なんなん?
안녕하세요!!💜ボラです。
自己紹介の巻でもお話したGKS…
まず、それって何なの??状態ですよね。
詳細もお話しないまま、GKS合格に役立ったものBEST3まで発表しちゃって笑笑
気が早い気が早い笑笑
お詫びとして、できるだけ丁寧にGKSの説明をさせていただきますね🙇♀️
では、今日は私が応募、合格したGKS(大韓民国政府奨学金)の大学院課程(2023年度)について話していきたいと思います。

GKSとは
私がしつこくGKS、GKSと言っているこれ
大韓民国政府奨学金(Global Korea Scholarship)という韓国政府が外国人向けに運営している奨学金制度の事なんです。
要するに韓国の国費留学制度ですね〜✨
一口にGKSと言っても、私が応募した大学院の修士・博士課程向けや大学の学士課程向けなど、種類がいくつかあります🫣
・他の奨学金との違い
そしてこの奨学金、他の奨学金と何が違うかと言いますと…
支援がありえない程手厚いんです!
普通の奨学金は生活費または学費を支給するだけだと思いますが、GKSは一味違います😎
私が応募した2023年度の支援内容がこちら👇🏻
支援内容
・入国、帰国の航空費 → 実費(1回ずつ)
・定住支援金 → 20万ウォン(1回きり)
・生活費 → 100万ウォン(毎月)
・保険料 → 基準額(毎月)
・韓国語優秀奨学金 → 10万ウォン(毎月)
・研究費 → (人文など)21万ウォン、(自然など)24万ウォン(学期ごと)
・学費(授業費・入学金)→全額
学費に生活費、全部支援してくれますやん
そう、学費に生活費に渡航費などが全額給付!
途中で辞めない限り、返済義務なし!
政府が運営しているだけあって他の奨学金に比べて広範囲の留学支援をしてくれるんです!
私の家庭は口が裂けても裕福とは言えず、私の下に弟妹がいるため大学も奨学金とバイトをしたお金で通ってました😣
なので、大学院には行きたいと思っていましたが、両親に負担をかけたくなかったんです💦
そんな私にとってこの奨学金は願ったり叶ったりの内容!
大学3年次にこの奨学金を見つけ、卒業してから応募したという訳です。
ちなみに私が応募したのはGKS-G (GraduateのG)、つまり大学院修士・博士課程向けのEmbassy track(大使館トラック)です。
またよく分からない単語が出てきましたね。
次はトラック別の違いについて見ていきましょう。
・Embassy trackとUniversity track
GKS-Gの応募形式にはEmbassy track (公館進行)とUniversity track(大学進行)の2種類があって、それぞれ以下のような特徴があります。
Embassy track
・審査段階が3段階ある
(大使館審査→国立国際教育院審査→大学審査)
・最大3つの大学に志望できる
(その内、1つ以上地方大学を選択する必要アリ)
・個別の大学に提出する書類は追加書類のみ
・採用人数は1大使館ずつに割り振られた人数
(今年の駐日大使館では5人+在日同胞1人を選抜)
University track
・審査段階が2段階ある
(大学審査→国立国際教育院審査)
・1つの大学のみ志望可・採用人数は大学によって違う
・採用人数は大学と国家によって違う(?)
こんな感じですね〜
ちなみにこの2つはだいたい同じ期間に募集があるんですが併用は不可能です!❌
私は1つの大学にしぼって受験することにリスクを感じたので、最初の関門を突破してしまえば特にやることが無いげふんげふん
スムーズに事が進むEmbassy trackに応募しました。
というか今年度日本人が応募できるのはどうやらEmbassy trackだけだったみたいです。
(知らんけど)
それに、自己紹介で言ってた外務省のプログラムや国立国際教育院のプログラムも活かせるので…笑
それから、University trackは他の国の留学生と競うことになるのでそれについても自信がなくて
Embassy trackにしたという訳です。
応募資格
どうでしょうか?
少しでもGKSに興味を持っていただけましたか?
「こんな高待遇な奨学金なら、応募してみたい!」
と思われた方が1人でもいらっしゃったら嬉しいです!
では、そんな方のために今回私が応募したEmbassy trackについて説明させていただきます😊
一応、手放しで誰でも行けるという訳では無くて応募資格がございます。2023年の応募資格は以下の通りです。(日本に限る)
①国籍
本人が日本国籍を有し、かつ両親が韓国国籍を有していないもの
②年齢(入学時点で)
40歳未満
③学歴
(卒業年月日または学位取得年月日が記載された卒業証明書、学位取得証明書の提出が必要)
ちなみにこの項目について2023年波乱が起こりました。また今度お話します。
修士課程:学士号以上の学位取得者
博士課程:修士号以上の学位取得者
④最終修了過程での成績
最終修了課程の全学年成績の平均(CGPA)が下記のいずれかに該当するもの
・4.0スケール中の2.64以上
・4.3スケール中の2.80以上
・4.5スケール中の2.91以上
・5.0スケール中の3.23以上
・学業成績が百分率換算で80%以上、あるいはクラスで上位20%に入っていること
⑤健康
心身ともに健康な者
⑥心意気
日本と韓国の友好的な関係促進する意欲がある者
(⑦志望校3校のうち、必ず1校以上合格すること)
⑦は公式に応募資格に書かれている訳では無いのですが、3rd roundの大学審査で1校も合格できないと最終審査で不合格となるため
給付条件として付け足しました💦
無視してもらって大丈夫です〜
そして多分、多くの皆さんがウゲッとなるのが④です。
私の大学は4.0スケールを採用しているので、GPA2.64以上の成績が必要でした。
この奨学金を発見した頃の私の成績は基準をギリギリ超えているくらい…
これはまずいと一念発起し、積極的に授業内での発表などをしていきました。
最終的なCGPAは3.09!(低いのに威張るな)
正直、どのくらいのGPAが高くてどのくらいだと低いとかの基準が私には分かりません
まぁ決して高い方ではないとは思いますが何とか合格しておりますので、私と同じくらいの成績の皆さん御安心ください〜✨
頑張ればどうにかなります!諦めないで!(真○みき)
給付期間と受け入れ機関
・給付期間
さて、この奨学金の給付期間なんですが以下の通りになっています。
2023年9月に開始
修士課程:3年間(語学研修期間1年+学業期間2年)
博士課程:4年間(語学研修期間1年+学業期間3年)
ちなみにこの語学研修期間、免除できます。
というかTOPIK5級以上を持っている人は必然的に免除されます。
私はTOPIK6級持ちですので免除になるのですが、正直なところ語学研修受けたかったです…笑
韓国語が多少できても、論文を書くために必要な韓国語って普段使う韓国語とは違いますよね〜💦
本当は語学研修を受けてしっかりした語力をつけたかったんですが、残念です😢
なので私に対する奨学金給付期間は2年間になるわけです。
とにかく、先程説明した奨学金が上記の期間中支給されるわけですね❕
また、これらの奨学金を受ける留学生を受け入れてくれる大学、つまりこの奨学金を通じて受験できる大学は毎年微妙に違います。
・受け入れ機関
大学はA群とB群に分かれていて、A群は都市圏の大学(inソウル大学)、B群は地方の大学といったようになっています。
2023年度の受け入れ大学は以下の通りです。
A群
KDI国際政策大学院、建国大、慶熙大、高麗大、光州科学技術院、国民大、檀国大、徳成女子大、東国大、西江大、西京大、ソウル科学技術大、ソウル大、ソウル市立大、成均館大、誠信女子大、淑明女子大、崇実大、亜州大、延世大、蔚山科学技術院、梨花女子大、仁荷大、中央大、浦項工科大(POSTECH)、韓国工科大、韓国科学技術院、韓国外国語大学、漢陽大、漢陽大(ERICA)
B群
江陵原州大、江原大、建陽大、慶北大、慶尚国立大、啓明大、公州大、群山大、大邱大、大田大、東西大、東亜大、牧園大、培材大、釜慶大、釜山大、釜山外国語大学、鮮文大、世明大、順天大、順天郷大、新羅大、安東大、嶺南大、仁済大、全南大、全北大、済州大、昌原大、忠南大、忠北大、韓国技術教育院、韓国海洋大、韓南大、湖西大
(誤字がある可能性があります)
【太字は私が申請した志望校です。
日本語教育、日本語学に力を入れている大学を選んでます👍】
そして、申請者は志望校3つのうち
B群から必ず1校以上を選択する必要があります!
OK例⬇️
⭕️ 建国大(A群)、韓国外国語大学(A群)、釜慶大(B群)
⭕️ソウル大(A群)、釜山大(B群)、釜山外国語大学(B群)
⭕️東亜大(B群)、釜山外国語大学(B群)、大邱大(B群)
反対に、NG例はこのようになります⬇️
❌ 高麗大(A群)、建国大(A群)、韓国外国語大学(A群)
といったようにソウルの大学ばかりは選べない訳です。
ソウルの大学はどの大学も競争率が高く、毎年各国の申請者がソウルの大学に集中するため
申請者のためにも志望校のなかに地方大学を1つ以上入れておく必要があるのです。
ちなみに、地方大学と言っても釜山大学のような人気校とソウルの大学2つを選んでいると
3rd roundの大学審査で痛い目をみます😰
(3rd roundで3校とも審査に落ちて奨学金が貰えなくなります)
本来、滑り止めの役割をしている地方大学が人気校だと滑り止めにならず「3校とも落ちちゃった✨」ということになりかねませんからね🤔
(実際に結構な数の申請者が3rd roundで脱落します)
これらの学校のGKS奨学生を受け入れることができる学科に申請を出すことができます🥰
どうやって応募するの?
ここまでつらつらと長い説明をしてきたわけですが、最後にこの奨学金にどうやって応募したらいいのかについて説明させていただきます。
上でも説明した通り、わたしが申請したEmbassy trackの1st roundは駐日大韓民国大使館でおこなわれます。
そのため、書類を準備して一部証明書にはアポスティーユ承認を受けるなどなど苦労して制作した書類の
韓国語又は英語版を大使館、日本語版をJASSO(日本学生支援機関)に送ります。
書類準備のゴタゴタはまた、書類準備編で説明させていただきます🙇♀️
最後に
どうでしょうか!
ちょっとは分かりやすく説明出来ていたでしょうか!!!!!??(暑苦しい)
そこそこ条件が厳しい分、得るものが大きい奨学金です💜
私はこの手の紹介記事を見て、ガタガタ震えながら申請を出しました笑
申請するためにアポスティー取得代くらいしか、お金は必要じゃないので
当たって砕けろの気持ちで申請を出すのも良いと思います🙆♀️
やらない後悔よりも、やる後悔!
皆さんが少しでもGKS-Gに興味を持ってくださったら光栄です。
この奨学金については毎年2月あたりにJASSOと駐日韓国大使館、国立国際教育院で詳細が公表されています。
(以下のリンクは今年の分です!参考までに…)
JASSO(日本語)
駐日韓国大使館(韓国語)
国立国際教育院(英語)
それでは、今回はここら辺でお暇させていただきます🙇♀️
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スキ♥️よろしくお願いします〜✨
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ボラ💜