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環境のせいにしなさい。ただし、環境を変える勇気があるのなら。
「環境のせいにしてはいけない。」
おそらく日本人なら誰もが一度は聞いたことのある教訓。
でも、私はしてもいいと思う。
私たちと周りの環境は密接に関係している。
人間一人では頑張れないし、どんな成功も失敗も一人の責任であるということはないだろう。
問題が起こった時、環境のせいにして、環境を改善するのであればそれは一番効率のいい解決方法だと思う。
これは、わがままに生きろということではない。
成長しなくていいということでもない。
環境を変えたら、私たちは自然と成長する。
私たちは繊細で単純な生き物であるから、
少し環境を変えるだけで、周りの景色、人、言葉から影響を受け、新たな考え方持つようになり、新しい習慣を身につけることがある。
私はこどもの頃、皿洗いや掃除、洗濯が大の苦手。ほとんど家族の手伝いはせず、よく怒られていた。
きっと実家をでたら、とんでもないことになる。私を含めた誰もがそう思ったであろう。
今は実家を出て数年が経つが、自分でも意外なほど人間らしい生活ができている。
その理由は実家を出てから、シェアハウスに住んだからだ。
シェアハウスのキッチンは共同。洗い物はすぐに片付けなければならなかったし、自分の物をおけるスペースも限られている。
整理整頓は今でも不得意だが、物はある程度必要なものだけにできているし、洗い物を溜めたことはない。
実家に住み続けていたら、こんな風には絶対になれなかった。親に怒られても、自分で良くないと分かっていてもきっと、家事のできない私から変わることはできなかった。
そして、そんな自分が嫌になって苦しかったと思う。
私は実家に居続けて、苦しみながら自分の欠点を克服したのではなく、そうせざるを得ない環境に身を置き自然と変われた。
きっと、人の成長は苦しみと共に育まれるのではなく、何かしらの変化と共に育まれる。
私たちはいつだって変われる。環境を変える勇気さえあれば。