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バイバイ、シンガポール

こんにちは。日本ではようやく訪れた秋が、あっという間に去ってしまいそうですね。私は久しぶりの乾燥した空気に戸惑っています。

キンモクセイが、ほのかに香るようになりましたね

日本へ本帰国

シンガポールから日本に本帰国し、ようやく落ち着いてきました。

海外引越をするときは、毎回白目を剥きながらやることに追われます。荷造り、水道・電気・インターネット・携帯キャリアの解約、現地IDカードやビザ、税金、銀行口座の手続き…。

引越の梱包も部屋の清掃も業者を手配してやってもらえるのですが。使い切らない調味料を捨てて冷蔵庫を空にしたり、船便・航空便・手荷物・捨てるもの・譲るものに荷物を分けたりするのは自分で。目が回ります。

日本に帰国してからも、住民票の手続き、マイナンバーカードの再発行(日本人をやめる訳ではないのに、なぜ海外引越で住民票を削除するとID返納になるのか…)、銀行やクレジットカード等の各種住所変更、新しく住む家での電気・ガス・水道・インターネットの契約、引越荷物の荷ほどき等があります。

今回、円安ということもありシンガポールドルの残高は残すことにして、シンガポールの銀行口座は閉じずに、住所を日本に変更しました。銀行のアプリ上で手続が完結するので便利です。変更したところ、FATCAとCRS用に納税者情報の申告が必要とのことで、これもオンラインで手続き。申告内容にはTaxpayer Identification Numberがあるのですが、日本ではこれがマイナンバーでした。

そのほか、シンガポールの電気・水道の最終月の支払いやデポジット約5万円の返却が完了していることを確認したり。ようやく一通りの手続きが終わって、ほっとしています。

シンガポールの合唱団で最後の練習

引越準備の合間に、シンガポールの合唱団の練習に最後に顔を出しました。事前に、同じパート(アルト)のメンバーにお知らせ。

Hi All😊 So sad to say😢 but I’m going to leave Singapore.
I got a transfer order to Tokyo. I’ll  move out from my house on xx and the flight to Tokyo is on xx. On xx, I’ll be late but join the rehearsal. This will be the last rehearsal for me🥲 Hope to see you there!
こんにちは😊悲しいことに😢、シンガポールを去ることになりました。
東京への転勤が決まり、家をxx日に引き払って、xx日のフライトで東京に帰ります。xx日の練習には、遅れるけど参加します。この日が最後になります🥲練習で会いましょう!

Will miss you Emi! Do keep in touch and if you are ever back here, do join us for rehearsal!  
さみしくなるよ!連絡を取り合おうね、もしここに戻ってきたら、絶対に練習に来てね!

こんなお返事に、じーんと来ます。

また、団費は四半期毎に払っていて、Q3’23 Subscriptionは支払い済み。最近新しい楽譜で練習が始まったから、楽譜代が団費に含まれてなければ精算しないとなぁ、と、会計係とマネージャーに相談したら、合唱団のマネージャーからお返事。退団にあたって、することは特にないとのこと。

We're sorry to hear that you can't stay with us in Singapore, but we wish you all the best for your return to Japan.
シンガポールで一緒にいられないと聞いて残念。日本に戻るにあたって、全てうまくいくように願ってるよ。

この一言がうれしいなぁ。こういう気遣いを自然にする人が多い、居心地のいい団でした。

モスクのそばを通って練習に行くなんてこと、もうないんだろうなぁと思いながら練習へ。

金色の屋根がモスク。礼拝時間を呼びかけるアザーンが、よく聞こえてきました。
このモスクは、観光地でもあります。
中国、マレー、ヨーロッパの要素が共存するショップハウスのある街並み。かわいいなぁ眺めながらよく歩いていました。
休憩時間や練習後の食事でよく合唱団メンバーと訪れたレストラン。

練習場で入る部屋を間違えたら、いつもの警備員のおじちゃんが、「〇〇(合唱団名)ならあっちだよ」と教えてくれました。久しぶりだったのに、顔を覚えてくれていて、うれしくなります。

最後の練習では、何を歌っただろう。目まぐるしくて、さみしくて、記憶が飛んでいます。練習の最後には、プレゼントと寄せ書きをもらいました。

プラナカン柄のランチョンマットに、シングリッシュの絵柄のノート、寄せ書きの書かれたチキンライスのカードです。

Will miss your lovely voice
We rely on you
When we sing "Sakura Sakura", we think about you. When you see KFC, please think about us.
あなたの歌声が聴けなくて、さみしくなるよ
信頼してたよ
「さくらさくら」を歌うときは、Emiを思い出すよ。ケンタッキー・フライド・チキンを見たら、僕らを思い出してね。(※日本式に、クリスマスの日にケンタッキー・フライド・チキンを食べに行ったことがあったので)

お別れするとき、こんな風に言ってもらえたのがうれしかったなぁ。音楽監督によると、離れていてもファミリーで、世界各地に卒団生がいるそうなので、もうさみしくありません!

終わりに

シンガポールの合唱についての定期的なレポートは、これで以上です。最初は毎週月曜日更新でしたが、徐々に月に一度の更新になってしまいました。

これからは、シンガポールの合唱について、不定期で更新します。将来、また英語の環境で歌うときのためにも、練習で使った英語をまとめてシェアしますね。

それから、シンガポールの合唱に加えて。旅が好きで、旅先で合唱を聞くことがあるので、その体験についても投稿していきたいと思います。まずは、2019年に行った、スペイン・バスク地方のトロサ国際コンクールについて。今年もトロサ国際コンクールの時期ですね!これを読んでいる人のなかに、トロサに行く人はいるのかな。

よろしければ、これからもお付き合いください。では!

バイバイ、シンガポール。また来るね!


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