
合唱団Hakuga運営理念
2023年3月から仙台を拠点とした新しい合唱団の活動が始まります。
『合唱団Hakuga』
今回は当合唱団の理念と目標、運営方針を記載します。
1.合唱団Hakugaの理念
合唱の魅力をたくさんの人に届け、合唱で日本を元気にする。
2.合唱団Hakugaのミッション
コミュニケーションを変え、「人」と「ハイカルチャーとしての合唱」を繋ぐ
①ポップカルチャーとしての合唱を創出し、多くの人々とハイカルチャーとしての合唱の架け橋になる。
②ライブコンテンツの魅力を届け、あらゆるライブコンテンツの魅力を増やす手段としての合唱を提案する。
3.合唱団Hakugaの目標
▼中期目標
第3期(2025年3月〜2026年2月)で総来場者数3000人
▼長期目標
仙台市に当団が運営する音楽ホールを創る
4.Hakugaの由来
本合唱団の名前の由来は、岡倉天心の「茶の本」第5章芸術鑑賞のなかにある琴の名手「伯牙」からとっています。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000238/files/1276_31472.html
(原文は英語で、訳文があるので第5章だけでもぜひ読んでみてください)
▼超要約
誰が挑戦しても全くうまく弾けなかった魔術師的な人が作った琴があって、それを伯牙という琴の名手は見事に弾きこなした。この琴を弾いて欲しかった王様は「なんでそんな弾けるの?」と伯牙に聞いたところ伯牙は「他の人は自分が鳴らしたい音を鳴らそうとしたが、私は琴に奏でたい音を選ばせた。琴が伯牙か伯牙が琴か、ほんとうに自分にもわかりませんでした。」と話した。
つまり、芸術鑑賞において伯牙が作品であり、琴が鑑賞者であると。当合唱団は伯牙がこの琴を目覚めさせたように、私たちによって、聴いてくれた人の何かを目覚めさせたいし、天心の言う「芸術と鑑賞者の相互の精神の交流」によって、当団が美を生み出したいという意味を持ち名前を「Hakuga」とします。
5.合唱団としてやりたいこと
第一に普通の合唱団がしていないことを実践します。
現状の合唱界が、現在の合唱が、合唱好きのための合唱を作っている気がしています。
僕らが合唱に触れた偶然のタイミングのように、合唱に魅力を感じる偶然のタイミングを増やしていくことで、合唱の楽しさを多くの人に感じてもらおうというコンセプト。コミュニケーションを従来の合唱の方法と変えることで、大衆と合唱を繋ぎます。
当合唱団のターゲットは、合唱をやっている人ではなく、一般の幅広い多くの人たちです。その人たちの心を動かし、多くの人が聴きに来たいと思う合唱団を作ります。
そのために実践する方法は以下の3点。
・営業力のある合唱団・広報・PR力のある合唱団をつくり、人が受動的に合唱と接する機会を創る。(観光地や人が集まる場所での演奏)
・多くの人が知っている曲を新しい魅力として提供(当団による自作のポップスのアレンジ)
・曲のストーリーを演出(照明、音響、映像にこだわった演奏会の演出)
ただ、従来のハイカルチャーとしての"合唱"を否定しているわけではなく、むしろ従来の合唱を一般的な人たちに届けることが最終の目的です。つまり、この合唱団なら聞きたいと思わせる最初の入り口の作り方を大切にするということです。
具体的なお客さまのプロセスは以下の3段階で導きます。
1.受動的な合唱との接点
著名人とのコラボや人の多いところ(合唱の価値がつく場所)での演奏の実施
2.能動的合唱へのアクション
主にポップスを取り扱うカジュアルな演奏会の実施
3.芸術としての今の合唱の魅力の理解
従来の合唱演奏会の実施
6.従来の合唱団とは異なる活動を可能にする運営体制
株式会社Zインディペンデンスの協力のもと行います。
それによって、多方面での演奏機会の創出、営業・広報、演奏会の演出、キャスティングなど会社のノウハウ、人脈、お金を活用して活動を行う。(なお、通常の部費や楽譜代、演奏会代等は発生します。)
合唱団の運営は、「理事会」が行います。
現在の理事会のメンバーは、田口、てるみ、泉くん、藤村の4名です。
意思決定は団員の意見を集約し、4名で総合的に判断します。なお、理事会への加入希望は随時受けつけています。
加入希望者は理事会メンバーまでご相談ください。