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社内報ムーブメントを起こすコミュニティ「#社内報コミュ」立ち上げの背景と想い

こんにちは、ちょるる(@chorururyo)です。

先日6/9に社内報コミュニティ(社内報コミュ)を立ち上げました。

立ち上げ時は6月末に30人ぐらいの参加者になれば良いと思っていたのですが、立ち上げから1週間で既に50人を超え、うれしい悲鳴をあげております。

今回はなぜ社内報コミュを立ち上げたのか、その想いを書いていければと思います。

このnoteを通じて、社内報に少しでも興味を持ち、皆さんが属する会社の社内報を読んでくれる人が増えれば幸いです。

最初はなんとなくで社内報に関わり始めた

まず、僕が社内報と出会ったきっかけから。当時社内報の編集長を務めていた奧田(@OKYO000)から声をかけてもらい、2019年2月から社内報グループに参画することになりました。

当時人事を担当していたということから「人事としての視点でいろいろな情報を発信してほしい」という期待で声をかけてもらいましたが、元々はなんとなく「おもしろそう!」というただそれだけの理由で参画しました。

社内報グループメンバーとして行うことは、主には月に1本の記事執筆。そのほかはメンバーの記事の添削や執筆する記事案出し、定例ミーティングへの参加をしていました。社内報グループでの活動は、業務全体の5%程度の工数で行っていました。

参画当初は記事を書いて、公開して一安心、という心境でした。しかし、少しずつではありますが、書き慣れてくることで余裕も生まれ、社内報がどれだけ読まれているのかなど、だんだん効果測定の結果を気にするようになりました。(Web社内報のため、効果測定を簡単に行うことができました。)

そうすると見えてきたのが社内報がメディアとして成長をしているということ。月単位でどれだけ読まれているのかをGoogleアナリティクスで確認していたのですが、着々と増えていたのです。

※弊社社内報の成長の変遷については、前編集長である奧田が執筆したnote「9割の社員に読まれる社内報の育て方」に書いてあるのでご覧ください。

当時人事であったことから、社員の会社への理解や愛着、社員間のコミュニケーションに興味関心が強かったということもあり、元々はなんとなく参画した僕が、次第に社内報に大きな可能性を感じるようになっていました。

社内報の可能性と課題を感じる

「社内報は社員同士を繋ぐことができる」と感じた僕は、社内報に関わるのがより楽しくなっていました。ただ書くのではなく、そのコンテンツによって誰にどうなって欲しいのか、どんなコミュニケーションが生まれるといいのか。次第にそんなことを考えるのが当たり前になっていました。

実際に想定どおりのコミュニケーションがオフィスやチャットで行われていると嬉しく、あまり反応がないと悔しい。純粋に社員の社内報に対する反応を楽しんでいました。

この状態が数ヶ月続いていたのですが、2020年5月に僕の感情を揺さぶる大きなイベントがありました。オンラインでの社内報イベントです。

前述の前編集長の奧田が企画したイベントで、僕はモデレーターとして参加させていただきました。このイベントは弊社を含めた3社が、自社の社内報がどのようなものか、どうやって運用をしているのかを話すもので、僕はモデレーターとして3社の魅力を引き出し、参加者に伝えるということに注力をしていました。

聞けば聞くほど、企業によって社内報を行っている目的、運用方法が異なる。しかし、抱えている課題や悩みは似たようなものばかり。質疑応答の時間には予定時刻を超えてしまうほどたくさんの質問が寄せられました。その時に、こう感じました。

社内報のノウハウはあまり体系化されておらず、世に出回っていない。

社内報という名前の通り、社内向けのものであるため、それに関わるものが外に出づらいだろうというのは思っていましたが、一般的にこれが正しいというものはなく、改めて調べてもノウハウや正攻法が見つからない。当時メイン業務として行っていた採用と比べると明らかな情報不足を感じました。

このイベントは多くの方のご参加いただき、とても盛り上がったのですが、社内報は世の中でみるとあまり注目されていないのか?もっとノウハウを共有する場はないのか?そんなモヤモヤを自分の中に抱えることになりました。

#社内報コミュを立ち上げる

イベントから1週間程たったある日、何の巡り合わせか、広報へ異動することになりました。同時に、社内報の編集長を務めることになったのです。

このことを知り、一番初めに決めたことが「社内報のコミュニティを立ち上げる」ことでした。5月のイベントで多くの質問が寄せられたことから、社内報に関して困っている人がいることは明白であり、かつ調べても多くの情報が出てこないという状況、であれば作るのが一番早いと考えました。

実は過去にコミュニティ作りに挑戦し、何度も失敗している経験があったため、うまくいっている人の方法を徹底的に真似しようと思い、弊社の経営企画部所属で、300人弱の経営企画担当向けコミュニティ「経企コミュ」を運営している福田(@hitomifukuda_)にコミュニティの運営方法を聞き、実践しました。(コミュニティの運営方法に関しては福田がnoteにまとめているので、是非ご覧ください。)

まず初めは仲間探しということで、Twitterで投稿。

多くの人にコメントをいただき、僕を含めた6名で「どんなコミュニティにするのが良いか」を他社の社内報の状況を交えつつディスカッションをしました。

「気軽に相談ができる雰囲気が良い」
「双方向のコミュニケーションができるようにしたい」
「社内報にとどまらず、インナーコミュニケーション全体について意見交換したい」

コミュニティの方向性としてある程度固まってきて、あとはやってみないとわからないなと考え、思い切って立ち上げました。

コミュニティの名前は「社内報コミュ」
・短く覚えやすい
・活動内容が想像できる
・Twitterでハッシュタグをつけて投稿しやすい、
この3つを意識してこのシンプルな名前にしました。

6/9の立ち上げから1週間でコミュニティ参加者は50名を突破。想像以上の反響でした。また、6/25開催の初のイベントには50名以上が応募。非常によい滑り出しです。

社内報ムーブメントを起こす

働き方改革、ウィズコロナによって従業員が一同に集まらずに仕事をすることが増え、最近ではオフィスを解約する企業やリモートワーク制度を導入する企業が増え始めています。

この状況の中で、社内報はより重要な役割を担うことができると思っています。インナーコミュニケーションの中枢を担い、会社の人と人とを繋ぐ。そして会社全体の活性化や事業の成長にも貢献する。社内報はそんな可能性を持っていると考えています。社内報コミュはその可能性を引き出すコミュニティです。

そのためにも社内報に関わるすべての人が気軽に相談できる雰囲気を作り、これまでに社内で蓄積したノウハウや悩みを共有し合うコミュニティにしていきたいと思っています。特に悩みを共有するというのは、他の誰かの課題を顕在化したり、みんなで考える機会になるので、大事にしていきたいポイントです。

上記を続けていき、最終的にはコミュニティの内側だけでなく外側も動かしていく「社内報ムーブメント」を起こしたいと考えています。

これまで閉鎖的だった社内報に関するあれこれを発信していく、具体的には日々の社内報に関する気づき、定期的に行う社内報イベントの内容をTwitterでつぶやいたり、noteを書いたりする。これを増やしていくことによって、社内報に関わっていない人、読んだことがない人にも「社内報」という言葉が届くようになると思います。そうすることで、世の中全体が社内報に対して興味関心を持つようになる。これを社内報ムーブメントと呼んでいます。

社内報の悩みをみんなで解決しつつ、「最近社内報という言葉をよく見るな。読んだことないけど、読んでみるか。」と思っていただける人を増やす。そうすることで各企業内のコミュニケーションが活性化し、会社が良くなっていく。そう信じてコミュニティ運営を進めていきます。

最後までお読みいただきありがとうございます。

社内報コミュに興味を持たれた社内報従事者の方はぜひコミュニティにご参加ください。一緒に社内報ムーブメントを起こしましょう!

今後もTwitterで情報発信をしていきますので、私のTwitterをフォローしていただけると幸いです。

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