ヒルヤモリの性別判断について
おはこんばんにちは
先日餌関係の記事を投稿したところ閲覧数の伸びであったり、Xでコメントをもらえたりと、今回の記事はほかのと比べて明らかな変化がありました。
自分自身、飼育を続けるために理由付けで記事を書いてるところはあるんですが、何かしらレスポンスを頂けるのは非常にうれしいです。
誹謗中傷以外は受け付けますのでドンドンください(笑)
別にこれが正解とも思ってないので、いや、思ってないは違うな。
今は正解だと思ってるけど明日正解かはわからんし、そうゆう世界だと思うので、意見交換は重要だと思っています。
業界も活発になるとうれしいです。
、、、とか書くとこっちは静かにやりてぇんだ余計な事すんな派の方がいそうですが、安心してください。
高々Xで盛り上がったところで井の中の蛙、世間一般で見ればトレンドにかすりもしないです。
AdoやYOASOBIぐらい話題になったら考えます。
という事で、実は飼育編を書いてる途中で書き始めたこの記事を先に書いてきたいと思ったので、手を付けます。
購入編で「性別判断が難しい」という記事を書きましたが、なぜ難しいのかその具体的な理由と、自分が飼育してる種のサンプルを展開できればと。
と、その前に。念の為書いておきますが。
「この記事参考にしたのに性別違ったんですけど!!」
みたいなクレームは一切受け付けません。
マジで難しいんです。参考になればとは思いますが記事に書いただけで100%伝わると思ってませんし、伝わっても例外は発生します。
あくまで、僕が思ってる小言を聞いてるぐらいに思っていただきたいです。
お願いしますね?
性別判断が難しい理由
パッと見ただけではわからない、というかよく見てもわからない。
例えば似たような種でブルーゲッコーなんかは見た目で判断はつきますし
レオパも尻尾の付け根のヘミペニスを閉まってる部分の膨らみを見れば、初心者で違いが分かるレベルで違います(もちろんヤング個体は別ですが)
それに比べヒルヤモリはオスの方が派手に、また体も大きくなる種が多いですが、「絶対」ではなく同じぐらい派手になるメスもいますし、大きいメスもいます。その先入観で判断してしまうとカウンターを食らうことがしばしば。
また、「比較対象」がいて成り立つことも多く単体だとより難しいです。
「これが100%オスだから~」とか隣にいればいいんですけどね。
まあ中々そんな機会はないので、購入するときは結局「経験測」と「勘」しか頼りにならないです。(WCで大量に入荷する種類は別。数見れば性別は分かるので)
僕はこの中にオスいますと言われてメス3匹眺めてた事もありました。3時間ぐらい悩んだ末オスだと思えず結局買えませんでしたね。あとから全部メスだと知りガッツポーズ(だから自分しか信じてないんすよね)
例ですが、「オルナータヒルヤモリ」は分かりやすいんですけどね、、あとで後述しますが
オスの特徴である「大腿孔」が分かり辛い
オスである100%の証明は
・交尾を1度もしたことがないメスと一緒にして、有精卵が採れる
ではあるんですが、もうそんなの分かんないと一緒です。
唯一メスと明らかに違う特徴として、後ろ脚の付け根に「大腿孔」があります。鱗のようなギザギザしたようなものが見えます。
これもハッキリ出てくれる個体は分かりやすいんですが、出方も個体差があるので何とも、、言ったところ。
上記でアガレガヒルヤモリを分かり辛い例で出してしまいましたが、うちにいる個体の中では同じアガレガが「大腿孔」において一番わかりやすいので写真を載せます。(もちろん上記の個体と別です)
写真を見比べると、明らかにオスの方に突起があるのが分かると思います。
これがオスとメスの差です。ただしこれは本当に分かりやすい例です。
次に分かりにくい例を出します。
これ、比較対象がいるからまだ言われて納得できるかもしれませんが、
アドバイスなしでここに更に5,6匹混ざって当ててくださいは、まあ難しいと思います。慣れてないと無理です。(自分は6匹から引っこ抜いて当てたんですけどね!!)
見た目も言われてるからオスの方が若干派手目に見えますが、こんなん個体差ですね。インエクスペクタータはオスメス見た目も大きさも大して変わらないのでここで見抜く以外無理です。
なので、難しいんです。
メスである確証は分かりやすいが、オスにも表現として出る場合もある
メスの特徴はいくつかありますが、まず決定付けられるのは
・無精卵の排出 です。
無精卵の確認が出来た時点でメス確定と言えます。
産むまでには個体差はありますが、生後1年以内には確認出来ることが多いです。もちろん、中々産まない個体もいますが。。。
また、「カルシウム」の記事でメスは「カルシウムサックを貯める」と書きましたが、オスでも僅かながら貯める奴がいるんですよ。。
更に、出生率の話になりますが、ヒルヤモリの性別は「TSD」(温度依存型性決定)であると言われています。
※ただし、ヒルヤモリのこのあたりの情報は不確定かつ、自分の知見では「完全に温度に依存ではなくブレが生じる」認識です。
温度が高い方がオスになる確率が高い傾向になりますが、温度が高いとそもそも出生率が低かったり、孵っても貧弱ですぐに死んでしまう事が多いようです。
低い温度でもオスになることはありますが、ほとんどがメスになります。
この辺りはまだ自分は語れるほど実験をしてないので話せないですが、今年10匹孵ったインエクスペクタータは温度26~28度で恐らく全員メスでした。
種によって異なるので、ここはまあそうゆう事実もあったぐらいに思ってもらえると。
まあなので、自分は性別判断の考え方的には「メスである可能性がどれだけ低いか」をベースに考えています。
また過去の経験から、「オスかなあ。。?」「オスっぽいかも、、?」と怪しい判断で買った個体はもれなくメスだったので、確信がない限りメスであると思っておいた方が良いでしょう。
その他
紫外線による判定
※この手法は自分はまだ試してないです!!
トッケイやジャイゲコ、クレス、ガーゴイル、チャホアではUVライトを大腿孔付近に当てて、発光した場合にオスとして判定する判断方法があるらしいのですが、少なくても一部のヒルヤモリではその方法が使えるようです。
ヒルヤモリでもメジャーだったらもうちょっと有名でも良いと思うんですが、たぶん大型系しか使えないんじゃないかな~と推測。
実践して結果出たら追記します。
Facebookですが唱えてる方の情報です。
頭の大きさ
まあ、そもそもの大きさにも不随してるんですが
カベカナヘビなんかも同じ判定の仕方をするようですが、
メスに比べてオスの方が頭が大きいというか、しっかりしてますね。
角ばってるというか。メスの方が丸みがある感じというか。
この辺は感覚なので確証があるものではないですが、判断の1つして捉える方は過去にいました。
まあ爬虫類にはある程度同じルールは当てはまるのかもしれません。
参考程度に。
。。。
ということで、うちにいるペアの画像を載せます。
また、性別判断になりえる材料
・大きさ
・見た目
について独断と偏見で★MAX5段階評価で難易度を付けておきます(多いほど難しい)
ボルボニカヒルヤモリ系(基亜種/マーテル/アガレガ)
・大きさ ★★★★
・見た目 ★★★★★
基本的にボルボニカ系はオスメスの前に、容姿で亜種の判断すらぶっちゃけできません。全部同じです。はい。まあ多少特徴はありますが、そう売られてるからそう思ってるだけで、個体差が激しいので全部ひっくるめて記載します。オスの方が大きくなる個体は多いですが、まーじでわかんなっいすね。
僕が買った個体がたまたま馬鹿でかくでわかりやすかっただけで、一番性別トラブル巡る種だと思います。
オルナータヒルヤモリ
・大きさ ★
・見た目 ★
たま~に綺麗なメスがいますが、まあ大きさでわかります。
オスは大きいし、派手になる個体が多いのでわかりやすい。
ただ~し、オルナータは特にメスが出やすいようで市場にオスが本当にいませんね。メスは結構いますが。
インエクスペクタータヒルヤモリ
・大きさ ★★★★★
・見た目 ★★★★★
一番無理。
飼う人がいないのでトラブルにならないだけ。
速いし癖しかないね。だから一番好きなのかもね。拗れてるやつが好きなのか????
ぺケディアナヒルヤモリ
・大きさ ★★★
・見た目 ★★
オスはど派手になる事が多い。。と言いたかったんですが
これはまたケペディアナオンリーの記事で書きますがタイプが大きく3種類あり、それによって大きく判断が異なります。
それでもわかりやすい方だと思いますがね。
クロスジヒルヤモリ
・大きさ ★★★★
・見た目 ★★★
去年、これでミスりましたが後から本物のオスを見たら歴然。。。
ミスった理由としてはオスを見たことなかったからですね。。良い勉強になりました。
オスは大きいし、成長につれて尻尾がでかくなります
うちにいるペアのヒルヤモリはこんなところですね。
最近クレンメリーとハワイアンブルーを導入しましたが、まあメスだと思うんですが1匹のみでサンプルにならんのでオスが手に入ったら追記します。(ちなみにクレンメリーはオスの出生率が高いらしい)
数を見るしかないので、ショップさんには申し訳ないんですが
ヒルヤモリをショップで見かけたらぜひ性別の事も気にしながら観察してみてください。
100文は1見に如かず。自分の目で確かめて経験値を積みましょう。
オスと間違えてメスを買わないことを日々祈っております。
ではでは、この記事が上がる頃にはメンテ明けてNIKKE2周年のはじまりじゃ~~~~~~~!!!!!!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?