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ヒルヤモリについて(飼育編~中編~筆者が定義する飼育環境タイプ)

前編で脱線したので本題を。まあ、本当に大事だと思ってますけどね。
ヒルヤモリの飼育方法には4パターン分けるといいんじゃないかという話をしました
①バランス型
②バランス+通気強化型
③乾燥気味型
④乾燥型
上記について話していきます。
※何のケージが良いとか、床材とか設置とか物植物とかそうゆうのはまた別枠で書きます
※どのヒルヤモリがどのタイプなのかもどこかで記載予定

バランス型

飼育本でいう所謂「一般的なヒルヤモリ飼い方」と受けとってもらって問題ないです。
ジャングルを再現しましょう。結構豪勢にしてますが2024年現在、ベースは僕はこのようにしています。

バランス型飼育設備

正直ここまではする必要はないです。ですが「ジャングルってこうゆう感じでしょ??」っていう問いに「NO」と答える人はまぁいないとは思っています。
ただひとつ超大事な注意点があって、よく「高温多湿」という言葉が使われますが、ヒルヤモリに対してはそれは少々間違いがあると思っています。
難しいところではありますが、注目したいのは「多湿」の部分。大半の人は「水でびちゃびちゃにしなきゃいいんでしょ」みたいに考えるかもですが、それはもちろんそうですが、常時湿度80%~90%とかにする必要はなく、平均で50%~60%もあれば十分です。経験上、ヒルヤモリはやや乾燥気味にした方が調子が良いです。ここは現地に行かないと理由は何ともですね。おそらく、定期的に一定の強風が吹いていると推測しています。どこかでブルーゲッコーラボさんがこのような事を仰っていたのですが(違ったらすみません。。)、「土は乾いているが空気は湿っている」そのような状態を目指したいわけで、それを再現するにはまず体験する必要があり、植物園に足を運ぶというわけです。
キッチリカッチリ湿度計見て合わせに行く、、という必要もなく(まあここは性格やスタイル次第)徐々に生体と様子をみて合わせに行けばいいと思います。霧吹きやミストをすれば自ずとその瞬間からしばらくの間は高湿度になり、時間が経つ毎に下がっていきます。6時間も経てば大分下回りますが、その度に霧吹きをしていると非常に多湿になります。
そこで重要になってくるのが植物で、入れるだけで湿度が上がります(土もありますが)
1日1回霧吹きをし、あとは植物の湿度に任せる。これで良いと思います。
あとは生体に合わせて植物増やすとか、ちょっと霧吹きの回数増やしてみるとか試して各自の正解を見つけてください。1回やったからってベース守っていればをすぐに体調は崩しません。
温度に関してはそれこそ割と適当でよくて25度~30度。ホットスポットは32度~35度とかの間でやりくりすればまあ大丈夫かなと。
細かい事を言うと朝~昼にかけて温度が上がり、夜温度が下がるといいので
朝26度~ランプついて徐々に上がって昼30度、ランプ消えて徐々に下がって夜26度みたいになるのが理想ですね。ちなみにアガレガで使用しています。
比較的容易に入手できるヒルヤモリ、具体的にいうとグランディス、ヨツメ、ヒロオ、ヘリスジ、ヨツメ、クレンメリー。この辺りはこの飼い方で問題ないでしょう。
気を付けなければいけないのはマダガスカルの過酷な環境にいる種(乾燥型で記載しています)やモーリシャス等離島にいる奴らです。

簡単にまとめると
バランス型
・ジャングルをイメージした飼育設備
・温度は25度~30度ベース。湿度は平均50~60%
・植物を入れる
簡単に済ますなら以下のようなケージでも良いと思います。
(むしろほぼこのスタイルです。最初のやつは気合を入れすぎました。。w)

バランス型飼育設備簡易版

バランス+通気強化型

この型はケペディアナヒルヤモリの飼育方法を模索した中で見つけました。
逆に言うとケペディアナでしか使っていません。
またこれは別途取り上げますが、ケペディアナには本当に苦労しました。
最終的に原因はある程度突き止めましたが、何匹も買っては殺してを繰り返してしまいました(おまけにバチクソ高い。。)
ただ、今年に入ってそれはピタリと止まり、殺してしまった匹数ぐらいのベビーを取ることが出来ました。(本当にうれしいです。泣いちゃう。)

ちょっと脱線ですが、ケペディアナはモーリシャス全域に生息しており(まあその中でもタイプ別でいたりするんですが)、同じ生息域でオルナータがいるんですが、オルナータはそこまで気を使わなくてもベビーを取る事まではいけたんですよね。蒸れに弱いとは聞いてましたがその弱さにもレベルがあるようです。

蒸れに弱い種だと、バランス型だと調子を崩します。グラステラリウムタイプのケージって、意外と空気が籠りがちになります。(飼育できないことはないですが、正直ヒルヤモリ飼育に向いていないと思っています)かといって乾燥しすぎるとそれはそれでまた調子を悪くする、、そこで中間の設備を考えました。
まあその実態は結構簡単で「バランス型の内容をロータイプのケースで再現し、更にファンを付ける」といったものです。


バランス+通気強化型(霧吹きの回数をあげて湿度を担保)

ロータイプのケージを使う事でハイタイプと比べ空気の循環が良いので蒸れを防ぎます。ただそのままだと乾燥に傾くので霧吹きの回数は増やしてあげる必要がありますね。
ちなみに、メッシュケージを使うのもありだと思います。
ただそのまま使うと乾燥しすぎると思うので工夫は必要だと思います。
そうゆう事を考えるのも楽しいですよね。
1日2回朝晩行っています(たまにサボりますが問題なし)まあここは種によってですね。このタイプでもほぼ全ての種を飼育可能だと思います。
ちなみにファンは1日4回、6時間毎に10秒回していますがこの数字に根拠はありません。何となくです。一応島風をイメージですが。。それはまたケペディアナ編にて。(たぶん、本当僕が書きたい事はケペディアナ事情)
まとめると
バランス+通気強化型
・バランス型をロータイプのケージで再現した物(メッシュケージもあり)
・温度は25度~30度ベース。湿度は平均50~60%
・植物を入れる
・ファンも定期的に回す

乾燥気味型

「気味」ってなんやねん。と思いましたが「乾燥型」を作ってしまったのでそれ以下という表現で気味に、、今更ですがこの記事を書くために定義したもので何となくそう思ってるだけっす。てきとーてきとー。
で、この乾燥気味型ですが種類によって海岸寄りに生息している種もいまして、まあそこは海風がすごいんですよ。

インエクスペクタータがこれにあたります。レユニオンの海岸沿いです。
ハワイとかイメージが近いのかな。ヤシの木と海って感じ。
まあこれはショップの方から聞いたのが発端で、「乾燥気味にした方が良い」というところから考えました。

乾燥気味型

バランス型飼育設備(簡易版)と一緒では???
と思う方もいると思いますが、まあだいたいあってます。
違うところはこれに関しては「ケージの大きさが違う」が一番大きな違いです。簡易版のケージは3060を使用しておりハイタイプですが前面の空気穴が高い位置にあり空気が籠りやすいです。これはメリットにもデメリットにもなりますが、それで湿度がキープできます。
この乾燥型のケージは4560で幅と置く行きが広く、またファンも設置してるので霧吹きをしても湿度が下がる時間が速いです。(ちなみにバランス型の写真は同じ4560ですが植物を入れまくってガラス面に土も付けているので湿度は落ちにくくなっています)
なので乾燥「気味」型です。現在はインエクスペクタータのみ使用しています。
これでもだいたい行けると思いますが(むしろこの方が良いまである)、、、実はメジャー種のヨツメヒルヤモリなんかはこれで飼うと体調崩してしまうかもしれません。
割りと最近知ったんですが、マダガスカル3銃士のヘリスジとヒロオはぶっちゃけどんな設備で飼えると言っていいほど強靭な種ですが、ヨツメだけはちょっと癖あり。
それで落としてしまう人も多いと聞きました。今は飼育してないんであれなんですが、どこかで簡単に記事にしようかな。
まとめると
乾燥気味型
・バランス型を乾燥に傾けたもの
・温度は25度~30度ベース。湿度は平均30~50%
・ファンを定期的に回す

乾燥型

では最後の乾燥型を、、、と言いたいところなんですが、
実はこの飼育方法を使ったことがありません。
ないのになぜ定義しているかというと、前述した通り環境に適した種に応じて設備も必要があるからで、乾燥気味より乾燥にしなくてはならない種が存在しています。日本で手に入る種でいうと
・ブレビセプスヒルヤモリ(Phelsuma breviceps)
・ムタビリスヒルヤモリ(Phelsuma mutabilis)
この2種がそれにあたる、、はずです。(人から聞いた情報と調べた情報です)バキバキ乾燥させないとだめですね~と言われたのを今でも覚えています。
この2種はマダガスカル南部方面に生息しており、サバンナだったり岩場だったり、割と過酷な中で生息してるようです。
飼育したこともないし、そこまで深く調べたわけではないのでどこまで乾燥させる必要があるかは定かではないですが、インエクスペクタータと同じ環境ではないのは確かなので、やっぱり飼育タイプとしては必要なんじゃないかと思います。ここに関してはXで飼育してる人を見たので、そっちの方を参考にしてみてください。無念。。。これを書いてて、どっちか飼育しようかな~~と思ったり思わなかったり。

写真は乾燥域に生息するバーバリーヒルヤモリの飼育環境例。
岩が多く乾燥タイプはこの感じを目指すべきなんだろうと思う。

まとめると
乾燥型
・乾燥気味型より乾燥に傾けたもの
・温度は25度~30度ベース?。湿度は平均20~30%ぐらい?(温度はもっと低い方が良いかもしれません。涼しげなところだったりするかも)
・ファンを定期的に回した方がいいはず
・山田はにわか

はい。ということで自分が定義した飼育方法についてまとめました。
まあバランスから植物や霧吹きの回数を減らしていけば乾燥になるよね。ぐらいに思っておけば問題はないです。幸い、自分が知る限りケペディアナ(と未知の乾燥系ヒルヤモリ)以外は飼育ベースさえ分かれば雑に飼えると思います。意外と丈夫です、ヒルヤモリ。まあ油断してるとダメなところはありますがコツさえ掴めば飼育は割と容易だと思います。ここでいう飼育は、「ヤング~アダルト個体」「単独飼育」ですけどね。

では実際に使うケージはどこのメーカーのどこが良いとか、床材は何が良いのか、植物はライトはバスキングはあった方が良いの?ファンってなに?お腹すいたとか色々あると思うのでこれから別記事で書いていこうと思ってい、、たんですが、、、
今日は遊戯王マスターデュエルのリミットレギュレーションが更新されて僕が大好きなサンダードラゴンがフルパワーでまた使えるようになるんですよ!!超雷竜が2枚使えるとかもう激熱じゃないですか???封印の黄金櫃も2枚ですよ??初動が増えて助かりますね!!!!
ということで闇のゲームをこれからするので、続きはまた後日に。
勘違いしないでほしいのは闇のゲームは遊びではないので、負けたら魂が抜き取られます。
更新がなかったら察してください。
おい、決闘(デュエル)しろよ。


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