ヒルヤモリについて(序章~日本での流通種)
知ってる人も知らない人も、どうも山田です。
今年でヒルヤモリの飼育を5年か6年か(離れていた時期もあるのでだいたいそれぐらい)行っている筆者ですが、今年初めて繁殖に上手くいき、その経験を得てさらにアウトプットしたいことが増えてきました。(今までの過程で1,2匹増えることはありましたが正直たまたまで、今年は日本で実績が少ない突然死が多い希少な種をある程度数多く取れたので成功と定義しています)
普段はX(Twitter)でポコポコ投稿していますが、投稿出来る内容に限界を感じたので、あくまで自分の為に書き始めました。
ただ、これを機にヒルヤモリに新しく興味を持ってもらえたり、既に飼育している人の何かの手助けになればとも思っています。
また、メジャーなレオパと比べると世界的に見てもまだまだ情報が少なく分からないことが多いです。日本でヒルヤモリについて発信してる人は自分が知る限り片手で数えられる程度です。(裏でものすごい人がいるのは知っています。)
情報社会なんでね。多いに越したことないでしょ。見たくなければ見なければ良いだけの話なんで(笑)
爬虫類飼育者の一部の方はクローズでやっているイメージがありますが、自分はオープンにして知ってることは開示して趣向が近しい人同士で高め合えられた方がいいかなと思っています。
え?お前5年しか飼育してないのに偉そうな事書くの?とか思ってる人いそうですが、じゃあ仮に10年飼育したとして10年だったら良い根拠って何になるんですかね。生き物飼育なんて資格はありますがそれを取っているからと言って細かい専門知識が身につくわけでもないので、自分は趣味には気が狂ったように没頭するタイプなので人並みに以上に調べますし経験も自らするし人にも聞きます。その中で得た知見には自信があります。もちろん、もう全て経験されてる方からすれば鼻で笑う話かもしれませんし、勘違いをして間違った情報を発信する場合はありますが、「もうそれをしても良いレベル」だと客観的に自己判断しました。
あえて言いましょう、僕はヒルヤモリのファンであり愛しています。
そのリスペクトしてる存在に対して汚れるような事はわざわざしません。
一種の宗教みたいなものです。
前置きが長くなってもあれなんで、書いていきますわ。
日本でのヒルヤモリ流通事情について
そもそもヒルヤモリとは、に軽く触れておきます。
マダガスカルやその周辺の離島に生息する昼行性の壁に登れるタイプのヤモリです。(一般的にヤモリは夜行性が多い)英名はDay Gecko(昼ヤモリ)、学名はPhelsuma(フェルスマ)。
日本のヤモリは灰色ベースですが、ヒルヤモリは緑色ベースが多く、ビジリアンからショッキンググリーン、コバルトブルーという単語を使って表現する方が正しいぐらい色鮮やかな種が多く、自分はその色合いに惹かれて飼育を突如始めました。グレーベースの地味な種類もいますが、これはこれで夜行性のヤモリとは違った良さもあったり。大きさもでかすぎず丁度いいんですよね。日本で流通している種類は10cm~15cmぐらいの大きさが大半で、大きいタイプは30cmぐらいになります。
(自分的にはMAX10cm程度を小型、15cmを中型、30cmを大型と定義しています。)
現在は全種サイテスⅡ類っていうのに登録されており、流通に制限があります。日本ではあまり人気がないのか表に立ってもらっているブリーダーは極数人で、基本的には海外CBがメジャーで流通しています。
ヒルヤモリ自体の種類はまあそこそこいますが(数えてないけど亜種含めれば100ぐらい?)、大半は日本で手に入らず10種類ぐらいが国内CBや海外輸入で入ってきて、数年に1回「あ、それ輸入できるんだ」みたいな感じでレア種が入ってきます。たまにレア種がめちゃくちゃくる年がありますね。今年は割とそうかもしれない。
2024年10月現在入手できるヒルヤモリは以下
※★は筆者が飼育している/したことがある種
※入手難易度は完全主観です。もちろんいない時はいない。
※Xにて頂いた写真はお名前を添えております。ご協力頂き感謝致します。写真がない種は店舗さんのXを引用しております(見つかり次第写真に置き換え)
入手難易度:低(比較的どこのショップでも扱っている。ホームセンターにもいる事もしばしば)
・コーチヒルヤモリ(Phlsuma kochi)※大型種
入手難易度:中(全国のショップで探せばまあいるレベル)
入手難易度:高(年に1~2回見れたらラッキー)
・ムタビリスヒルヤモリ(Phelsuma mutabilis) ※小型種
入手難易度:激高(今年たまたまいるレベル。売れてしまったら二度と日本では流通しないかもしれない)
・アサンプションヒルヤモリ(Phelsuma abbotti sumtio) ※中型種
・セミカリナータヒルヤモリ(Phelsuma astriata semicarinatus)※小型種 アストリアータとぱっと見は大差なかった気が、、、w
・ロングアイランドヒルヤモリ(Phelsuma sundbergi longinsulae) ※中型種
こんなところかな。飼育してる種については別途取り上げようと思います。
1つの記事に収めようと思ってましたが、このペースでいろいろ書いていくととんでもないことになるのに気づいたので、この記事は序章偏としてこれで区切ります。軽く触れておきます。という前振りがそもそも間違いだった。
P.S. こうゆうことに慣れてないので、なんか粗相してたらこっそり教えてください(笑)
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