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ヒルヤモリについて(飼育編~後編その②~ライト/紫外線関係)

危なかったですね。この記事を書いてる日の15:00からルマニの実装なので、まだ爆死はしてません。
ということでライト関係。

照明器具

正式名称がこれで正しいか定かではないですが、ライトを取り付けるための器具(ライト本体ではない)です。ソケット。。?でいいのかな。
爬虫類用ライトの器具は現状大きく4つ存在します。
・口金 E26電球タイプ 
・直管灯タイプ
・口金 GU10電球タイプ
・LEDタイプ
※メタハラは別枠で

アクア経験者だとスッと入ってくる内容だと思いますが、自分が経験が浅い頃直管灯タイプはどうゆう風に付けたら良いかわからなかったので、その辺りの参考になればと思います。

金口 E26電球タイプ

恐らく全爬虫類飼育者で一番使用してるタイプ。
くるくるしてる電球を装着する器具です。(くるくるじゃないのもあるけど)
有名なところでいうと
・コンパクトトップシリーズ

・太陽NEO(ネオ)

コンパクトトップはくるくるのタイプしか装着できませんが、ケージの上にぽん置きが出来ます。
太陽NEOみたいなやつはくるくる+通常の電球タイプもはめる事が出来、クリップで挟んで固定します。
使い方によりますが、ヒルヤモリを飼育する上ではコンパクトトップの方が使いやすいんじゃないかなーと思います。
ちなみに「口金 E26」というのはそのままですが口金のタイプで、パッケージに絶対に書いてあります。電球側と器具側で一致してることを確認してから買いましょう。メーカーによって金口が同じなのに装着不可は物理的に電球側が入らない以外ありえないはずです。
飼育数が少ない場合はこのタイプも候補に挙がりますが、大型ケージを2台以上使用してる場合は後述する直管灯タイプの方がコスパも良いし使いやすいと思います。(良いとか悪いではないです。)

直管灯タイプ

筆者はこのタイプをメインで使っています。
理由は長いので蛍光灯1台で長さにもよりますが2台以上のケージを点灯出来るからです(笑)
別に複数照らしたら効果が弱くなるとかそうゆうことではないので、まあ効率的にってところですね。
しか~し、超問題点が。
もうこれ、謎でしょうがないんですが、ライトは製造してるのに器具自体はもうどこも作ってないんですよね、、、LEDが普及してきたからそっちに変えろってことなのか。本当に意味が分からない。
その為、新品で買うのはあまり現実的ではありません。
入手はほぼ中古となり、基本的には以下が入手先です。
・ヤフオクメルカリ等のオークションやフリーマーケット
・実店舗にあるデッドストック、中古販売
・ぶりくら等のイベント

まあ、中古だと寿命がどれくらいかわからないところはありますが
僕は何個か買っててハズレを引いた事はないので、今時点では使用検討しても良いとは思います。値段もまあ、1台3000円ぐらいで買えますし、たまに500円とかで買える場合もあります。将来を見据えて初めからLEDにするのもありですが、まあそこそこ値段はするし、個人的には蛍光灯を使うメリットとしては「熱を発する」なので、ギリギリまで使おうと思ってはいます。

※記事を投稿してからご指摘を受け追加です。マジで忘れてました、、(本当に指摘ありがとうございます。)
蛍光灯は2027年いっぱいで製造中止になる事が決定しています。(輸入も)
その為おすすめしちゃいましたが、もうあと2年後から徐々にライト自体も入手出来なくなる時代がくるでしょう。そう考えると初めからLEDを選択した方が賢いかもしれません。
。。。と、記載してく中で対象は「一般照明」らしく「紫外線ライト」は対象外になる可能性も出てきました。この辺りはメーカーとかに問い合わせないと真偽は不明だと思います。
その点から現時点では「使用できなくなる可能性がある」とします。

・ランプの「一般照明用」及び「特殊用途」の定義並びにその具体的な用途又は製品例について

https://www.jlma.or.jp/kankyo/suigin/docs/suigin_lamp_youto.pdf

では、実際に自分が使ってる器具の紹介に入りますがその前に注意点が3つ。
①同じ商品でも50Hzタイプと60Hzタイプがあり、地域によって使用できる都道府県が異なります。
詳しくは以下を参照ください。よく見ないで間違って買ったことが2回ぐらいあります(笑)※スイッチで切り替えられるタイプも存在します

②電球1本タイプと2本タイプがある。
そのまんまですが、直管灯を1本しか付けれないタイプと、2本付けれるタイプがあります。
どのようなケージ、管理方法にするかにもよりますが、2本タイプをお勧めします。(僕は最初は1本タイプのを使ってましたが2本タイプが見つかったら速攻で買い替えました。現状全て2本タイプで使用しています)
2本にしている理由ですが、後述しますが紫外線ライトと通常の照明ライトの2種を同時に省スペースで取り付けが可能だからです。

③W(ワット)数で長さが異なる
具体的にですが
・15W 45cm
・20W 60cm
・40W 90cm
なぜこのような法則になっているかは知りません。
水槽の規格に合わせてかなあ。。?
自分は20Wのやつで幅45cmのケージであれば2台、アクリルケージであれば3~4台照射することが出来ています。

前置きはこれぐらいにして紹介。
※おそらくどれも1本タイプ存在します。
・ビバリア レプロ ツインライト

・コトブキ ツインライト

・tomofuji製ライト

・ニッソー カラーライト 600

メーカーが違うだけでほとんど一緒です。
まあ、天井の事考える必要があれば薄い方が良いよねぐらいです。
。。。
思い出しましたが「T5」って型もありまして
Zoomedが出しています

う~っすいけど金額が高い。ってタイプです。
まあ考え方は同じ、電球側のサイズと合わせて購入です。

口金 GU10電球タイプ

ちょっとだけ特殊なタイプですね。
これだけかも
・クリップスタンド マイクロン

小型ライトでバスキングライトでの使用が主になるかなと思います(最近紫外線も出たけど、局所的なポイントで紫外線ってどうなんだろうとも)

LEDタイプ

まあ、爬虫類より先に人間界でLEDライトって売り出されてますよね~
長時間使えるから経済的とかそんな感じでいつの間にか爬虫類業界にも登場。
・バータイプ ソラリウム UV LED 400

2024/11から使用中。
感想は後日。

器具だけでこんなに書くとは思わなかった(笑)
ん~~~今回は分割しないでライトでまとめます。いつものノリだったら公開ボタン押してました。

紫外線ライト

ではいよいよライト側の話。まずは紫外線から。
たびたび、「ヒルヤモリに紫外線は必要なのか」という話が浮上します。
正直ベースでいうと、自分の知見では紫外線なしで飼育を続けたことがないので「わからない」が正しいです。
しかし、現地の紫外線量は凄まじい事は調べれば分かるし、想像も用意。
また「昼行性のトカゲに必須でなぜヒルヤモリは不要なのか」にも考えには行きつかないので、当面は「必須である可能性が高い」と僕は思っています。(余裕が出来たらベビーから紫外線なしでどこまで行けるのかデータを取るかもしれません)
ということで、必須前提で進めます。

市販の紫外線ライトには強さがあります。(UVBが大事)
何か規定があるわけではなく、メーカー毎に特大、大中小でだいたい展開されていますね。
一般的には、ヒルヤモリは「木々の木漏れ日から日光を浴びる為紫外線量は中」でメーカー展開されているイメージがあります。

ここで現在の筆者が思っているヒルヤモリに必要な紫外線量ですが
。。。
「そんな紫外線で大丈夫か?」
「一番良いので(強いので)頼む」です。
理由は、これも様々な方から聞いて総合的に判断したことですが、太陽の紫外線と比較すると市販の紫外線なんて全然弱く、むしろ足りない。と判断しました。
その理屈からいうとメタハラ(メタルハイドライト)が市販で一番強い紫外線(熱も)になるんですが、取り扱いが難しく気軽に設置出来るものではないので(あと単純に高い)、直管灯の大タイプを選択しています。
※ほんとはメタハラつけたいンゴ。。。
そこで筆者が使用してるものを記載します。
と、その前に、あくまで「太陽と比較して」なので強い事には変わりはないです。カメでもよくあるみたいですが、紫外線から隠れられる場所を作らないと、目に異常をきたします。植物等入れたらそれで十分ですが頭に入れておきましょう。リスクがあると感じたら弱いタイプに付け替えるのもありです。
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2024/11/2 追記
自分がXで強いレベルの紫外線の必要性についてポストしたところ、韓国でヒルヤモリをハイレベルで飼育している 金泰勲 @kth11070 さんからコメントを頂きました。

※ほかにもこの日は熱いやり取りをしていたので興味があれば参照ください。
金泰勲さんは自分が最終理想としてる飼育環境(特大ケージにメタハラや直射日光)でオルナータやアガレガを飼育しており、そのデータを提供してくださいました。
結果から言いますと、
ただ飼育をする分には市販の蛍光灯タイプの紫外線で問題はありませんが、WCのような本来の発色をさせたい場合は幼少期からメタハラや直射日光を定期的に浴びせる必要があり、そうすることによって現地以外でも本来の発色を見れる可能性がある。
に落ち着きました。
紫外線にはA,B,Cとそれぞれ3種の「波」があり、一般的には爬虫類にはBが大事(理由はUVBがビタミンDを生成しカルシウム吸収促進に繋がるため、と思われる)UVAも同じぐらい大事なようです。
この記事はあくまでヒルヤモリに対しての必要可否と、そもそも自分が紫外線に対する知識が浅いので深くは書きませんがメモとして残しておきます。
一般民家ではメタハラ取り入れるのは難しいので、現状
後述している「UV-B LEDライト MH-10S」と「直射日光」を当てられる環境作りを、2025年はUVに着目して育成をしていきたいと思っています。

金泰勲さんが育成するアガレガヒルヤモリは特に美しく、目ん玉飛び出ます。頭が上がらないというか脱帽ってやつですね。
本当に美しい。エビデンスがあるので説得力が違います。
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・UVマスターレベル8 20W型

・パワーUVB 20W

・テクニカ 反射形 FL20T8EX-UVB Max/18 20W型

2023年に飼育を再開するまではずっとテクニカのライトを使っていましたが、少々コストが高いのと他のメーカーを使ってみたかったので、スドーとポゴナグラフの強めのライトを使っています。
その感想ですが、まあ正直どれも変わりないと思います。
またテクニカ使ってみようかな。。
ここにコストをかける意味が見出せなかったら「UVマスターレベル8 20W型」を今後リピートすると思います。

電球タイプの物も使っていますが、高さ30のガラスケージなのであまり強いものを使って目にダメージを与えるリスクがあると考え、中タイプの物を使用しています

・エキゾテラ レプタイルUVB100 26w

追記
紫外線ライトの寿命について。
紫外線ライトは、光っていても徐々に紫外線量が減る様です。
メーカーでは1年に1回交換を推奨している様です。
自分は半年に1回ぐらいのペースで交換しています。

番外編

メタルハイドライト

もうこのような装置を使うような方はこんな記事見ないのでさっくり(笑)

ソラーレは一見普通のライトに見えますが、専用の安定機などが必要です。
市販でかな~り強い紫外線、発熱をするランプで、直射日光をそのまま照らすとかそうゆうイメージを持ってもらえると良いかもしれません
発熱がすごいので、ケージから一定距離離さないと使えないし、上級者向けです。いずれは使ってみたいと思いますが、現状の住まいだと難しいので時が来たら使いたいと思います。

LED紫外線ライト

このソラリウムっていうのが最近出て話題になっているやつで気になっています。これから飼育を始める方や、新しく立ち上げる方はこちらの方が良いかもれません。紫外線の強さをコントロールできるようです。
2024/11から強紫外線を試したくて200を使用中。

・UV-B LEDライト MH-10S

メタハラと同等のUVを照射することが出来るLED。
非常に興味深く、いずれ入手しようと思っています。

スポット紫外線ライト

こちらも少し前にでて話題になったGU10型の小型ライトです。
よく見たらLEDなんすね(知らなかった)
う~ん個人的には局所的に使うメリットが分からず、熱も発しないみたいなのでどこに需要があるのかいまいちわかりません。
ヒルヤモリとは相性が悪いと言って良いでしょう。参考程度に。

あ、全てに言える事ですが、紫外線はライトからの距離が開くほど紫外線量が弱くなります。
また、意外と知らない人がいるみたいですが、プラスチックやガラスの上にライトを置くと効果が激減します。
その為網やネット部分におきましょう。

照明ライト

Q.照明ライトってなんですか?
A.普通のライト(蛍光灯やLED)です
まあまあ、なんでいるのかって話ですが
実は紫外線ライトから出る光はケルビン(明るさの単位)が低く、爬虫類にとって余り明るく見えてないそうです。それを補う為に通常のライトが必要になります。
明るい部屋の中で飼うことが出来るのであれば不要ですが、発色を綺麗に見たいので、筆者は採用しています。そうなると2本のライトを設置する必要があって、ケージに乗るの。。?みたいな疑問が出てくるんですが、そこで「2本タイプの照明器具」が必要になってくるわけです。
安いバータイプのLEDでも良いと思います。(秋葉原のあきばお~に良いのがあります)
メーカーから出ているものですと

みたいなものが出ていますが、自分は照明器具を買うとだいたい初めから普通のライトが入ってるのでそれをそのまま使っています。なので何使ってるかは知りません(笑)
明るかったらなんでもいいです。

ホットスポットライト

ではいよいよ最後です。
ホットスポットライトは局所的に暖かい場所を作るライトです。
ヒルヤモリがバスキングをする為に使いますが、このライトは必須ではないと思います。実際使ってないブリーダーさんもいます。
ですが、爬虫類は変温動物です。動き出すには熱が必要で
朝、バスキングライトがつけば暖まりに来る様子を確認できます。
また、餌を食べた後は消化を促進する為に暖まりに来ます。
上記の行動を確認することが出来るので「あった方が良い(無駄ではな
い)」
でしょう。

また、必須ではない前提ですが正直このホットスポットは
前述している紫外線や照明ライトが蛍光灯タイプであれば、それだけでも発熱があり、上手くライトに近いところに足場を作ってあげれば同じような行動を見る事が出来、原理としては同じです。なのでその場合は「必須ではない」です。
これが紫外線ELDライトだと恐らく発熱が足りなくてゲージ内温度が上がらず消化不良等起こす可能性があります。組み合わせを考えて採用しましょう。
ただ注意点が1つ、夏場は気温が上がるのでホットスポットを作るとケージ内が過剰に熱くなりオーバーヒート状態になり生体にダメージを与える場合があります。ケージ内のホットスポット外の温度32度とかになってしまう場合は付けるのはやめましょう。
筆者が使ってるのはコンパクトタイプです
・マイクロサン 28w

使いやすくてお勧めですね。クリップで止めず、そのまま網の上に置いてます。大きい奴もありますが、使い辛いので自分は使っていません。

こんなところですかね。
ライトもケージ内の温度にひじょ~に関係するので、良く選んで買いましょう。
一応筆者が使っているものだけをまとめます。参考にしていただけると幸いです。
※前提としてエアコンで年中室温を26度程度にしています。
※夏場はそれでも室温が上がるので、ホットスポットを切る場合もあります。

照明器具:2本直管灯タイ
紫外線:UVマスターレベル8 20W型
照明:照明器具にデフォルトで入ってたもの
ホットスポット:マイクロサン 28w

ではでは。ライトの記事はこれにて完結です。
また次回作でお会いしましょう~

2024/10/22 
そういえば、ライト照射の時間ここで書いた方が良いなと思い追記します

プログラムタイマー

忘れてました。どの生き物もそうですが基本的に朝夜を再現して活動する時間、しない時間を設ける必要があります。
これはやはり人間もですが生き物としての生活サイクルがあるので、常時点灯とかしたことないですが、自然界ではありえないので、必須で設けるとします。

今までいろいろなライトの種類を展開しましたが、人によって全てのライトの時間に対してタイマーを調整したり、全て同じだったり様々です。
詳しく言うと、朝太陽が昇ることを想定して「照明ライト」が付き、
次に太陽がしっかり登ったところを再現で「紫外線ライト」を付ける。
更に午後一の一番暑い時間帯に「ホットスポット」を付け、徐々に逆に消灯していく。が理想ではあると思いますが、筆者は全て3つまとめて同じ時間にON/OFFしています。それで実際繁殖まで行えているので、自分はこのスタイルで貫こうと思っています。この辺は各々で調整してみてください。
各自で正解は違うはずです。
ただ、正直ベースで言うと今期やらかした部分がありまして(結果的には上手くいったので良いんですが)
シーズンイン/アウトを再現すべく、春~夏にかけて点灯時間を長くし、秋~冬で短くする予定が完全に忘れてて、夏場も冬の時間で照らしていました(笑)ただ、これでも上手く言ったのでもうなんもわかんないっすね。
日照時間が繁殖トリガーになるとはよく聞きますが、温度だけでも十分だったのかもしれません。
ただしこれは結果論でありベストではなかったので本来照らしたかった時間を記載します。

シーズイン:14時間
シーズンアウト:11時間
※これは自分が所持している海外のヒルヤモリ本が推奨している時間帯です

と、そこでただライトをコンセントに差すだけでは常時ON/OFFにしか出来ないので、時間をコントロールする為の筆者が使ったことがあるアイテムを紹介します。

上から順に細かい調整が出来ます。価格にそこまで差がないので一番高いのお勧め。。と言いたいところでしたが、ライトでだけであればPT80DWかPT26Wで十分だと思います。ET55Dは秒数まで指定できるんですが、逆に色々ボタンがあって面倒です、これはミスティングシステムやファンにお勧めです。
個人的にはライトはPT80DWですね。PT26Wは安価ではあるのですが、アナログ式なので起動するとギーギーギアの音が回って少々うるさいです。
また、各タイマーにはコンセントが1つしかない=1つのライトしか付けれないですが、複数口コンセントを指せば解決します。
ただし、気を付けてほしいのが、タイマーの仕様を超えるW(ワット)は超えないようにしましょう。漏れなく引火からの火災が発生する可能性があります。まあ、所詮はライトなんで対して気にする必要もないですが、知識がないと1台に10台とか繋げるとかありそうだなと思うので。。。。
よく気を付けてください。
以上!


。。。
致命傷で済みました。危なかったですね。
ヒルヤモリ記事は続きます。

期待値的には勝ちでしたが、NIKKEはジェムレートが高いので。。。
10連で約6400円換算です。615連しました。
あとは、お分かりですね?

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