愛想を尽かす前に
X(旧Twitter)でフォローしている人がポストしていた、仕事を辞めたくなる時の特徴がある。
「職場に愛想が尽きた時」
もともと尽きるも何も愛なんて持ち合わせちゃいないが、そういう人もいるんだなと思った。
あと「前に進んでいる実感が持てなくなった時」も辞めたいなと思うきっかけになるとかなんとか。
これは何となくわかる。
自分が何ができて、できなくて、誰の仕事と被ってて、この後どんな風に流れていくのか?
スタートは何となくわかるけどゴールは?と不透明で取り残されてる感じだけになると、机の上の物を床へぶちまけてドア蹴り開いて逃げ出したくなる。
でも、やっぱり愛はないから愛想を尽かすことはないなぁって思ってた。
でも、目の前に愛想が尽きた人が現れた。
私からみて細やかな仕事の人で、なんとなく繊細なところがあるなぁと思う人だ。
周りのいい加減さに思うところはありつつも、周りも周りで自分以外に不満を持ちつつ、共通の敵に向かって愚痴を吐け合える環境のため踏ん張ってきたんだと思うが、最長期間満了を迎える前に区切りをつけたい意向を固めたようだった。
私自身は、自分の仕事を円滑に進めるための下準備や提案をするような働き方をしてこなかったので、上司の話が通じない態度や風土に憤ったりしたことはなかった。
しかし今の職場は、私のファースト違和感(見学時の入室一歩目の薄暗さ)をしっかり裏付けてくれそうな不平不満澱みの温床なのかもしれない。
悔しさに涙していたあの人に私がかけられる言葉はあっただろうか。
新入りで、その人に質問して、心配事を増やすだけの人間が。
「ここで新たしく仕事を振られても自分のキャパをしっかり守ってきちんと断りなさい。」と涙声で繰り返し忠告してくれたあの人に、私は、「多分向いてなさそうなので一年くらいで辞めようかと思ってます〜」なんて口が裂けても言えなかった。勝手に恥ずかしかった。
真面目で、しっかり自分の仕事をして、不利益がないように誠実に働いているのに
その上で、人当たりも上手にこなせている人に多くの光があたってしまうのは
評価するのも同じ人間だから仕方ないのかもしれない。
でも、横柄な態度だったり明らかに他者に対する礼儀を欠いてたりしてない、人当たりでマイナスになっていない場合でも、話を聞いてもらえない、ましてや人当たりのいい人と比較して態度を変えられるのは普通に不愉快だよなぁ、ちゃんと働いてるのに。
一度壊れてしまったら元には戻らない。
我慢しすぎてはならない。
ちゃんと意識して生きていこう。