街で育てる、見守る子育て
私が子どもの頃は小さなストアという中に、八百屋、魚屋、肉屋などが入っていました。
そこに買うものをメモして持っていって、コミュニケーションをとりながら買う。顔馴染みのお店の人とお話しするのが楽しかったです。保育園のときの先生が魚屋さんに嫁いでいたりして❣️
私の子どもが5歳の時に世田谷に引越してきたら、近くに商店街がありました。少しずつ閉まってきている感じでしたが、娘が小学生になったとき八百屋さんに「ただいま〜」といい、八百屋さんからは「おかえり〜」と声を掛けてもらえる。次はお肉屋さん。魚屋さん。花屋さん。
学校のお兄さんお姉さんたちが挨拶しているのをみて、一年生になったらみんな挨拶するのが当たり前になっていて、とても安心しました。
そんな場所だったので、娘とは一緒に商店街へ買い物へ行きました。そのうち、娘が転んだら絆創膏を貼ってくれたり、いま通ったよー!って教えてくれたり、鍵が開けられない時はお肉屋の前で待ち合わせたりして(笑)そんな時はお肉屋のおじさんからは飴やチョコなどいただきながらお話しして待っていたり❣️
そして娘が通っていた小学校は、社会や道徳の授業の一環として商店街で買い物をする宿題がでたり、世田谷ボロ市を見学したり参加する授業があったりして、人とのコミュニケーションをとりながら、街で育てていただき、見守られています。親もボロ市には参加します!
そのほかに小学1.2年生の学力向上のために卒業した子どもの親や応援団の人たちが「まるつけ先生」という、漢字の読み書きや算数の計算などをみるボランティアもあります。以前は私もお手伝いさせていただきました。
子どもたちもママ先生とのコミュニケーションをはかりながら、顔馴染みになることで子どもたちも安心しているようでした。
学校でも挨拶を大切に教えているので、近所の子どもたちにおかえり〜と声かけると大きな声で「ただいま〜!」といってくれます❣️
挨拶は基本ですから、当たり前になっているのは良いですよね(^^)
この街に住んで良かったとつくづく思います。
16年経ち、商店街も少しずつ変わりましたが、変わらずのお付き合いもあって有り難いことです。
そんな話をすると、ちょろばあちゃんはいつも「いい所だよ。」と言ってくれます。本当にいい街です。