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コミュニティは1人1つを主催する時代へ

藤田裕司、河原あず著「コミュニティ」づくりの教科書

色々なタイプのソーシャルビジネスがあると思いますが、解決したい課題に共感してくれる人の『輪』を広げることは、どのソーシャルビジネスにも必要です。今回はコミュニティのつくり方について本を読んだのでご紹介します。

コミュニティをつくる3ステップ

コミュニティとは:
① 参加者1人ひとりが、目的意識を持って能動的に活動に関わっている
② 参加者同士が、対等にコミュニケーションできる

コミュニティをつくる3つのステップ:
① 方向性を決める(ビジョンやターゲット)
② 具体的な企画を立て計画に落とし込む
③ 参加者を集める

藤田裕司、河原あず著「コミュニティ」づくりの教科書

今回は私が主催するコミュニティ「ヘックスネット」に当てはめて説明したいと思います。

①方向性

ヘックスネットでは「変化を楽しむオトナをつくる」というビジョンを掲げています。その為に自分のやりたい事を見つけて実践していくことを目的としています。

②具体的な企画をたて計画に落とし込む

「変化を楽しむオトナをつくりたい!」と考えた時に、具体的にどういったプログラムが良いかは手探りでした。そこで親しい友人に集まってもらい「ゼロ期」として6か月間色々なプログラムを試して、現在のプログラムになりました。まだまだ完璧ではありませんが、毎期変化出来るメンバーが出来ているのは嬉しい結果です。

③参加者を集める

参加者の募集はかなり気を使っています。期待値と実際に差が出ないように、参加を希望する方には全員と1on1を行い、コミュニティの目的とプログラムを説明。もし主旨と合わない人がいれば、別のコミュニティを薦めたりしています。

コミュニティを続けるための5つのポイント

コミュニティを続けるポイント:
① テーマを工夫し続ける
② 参加者とのつながりをつくる
③ 適正な規模をつくる
④ 参加者のバランスをとる
⑤ 年間のスケジュールを意識する

藤田裕司、河原あず著「コミュニティ」づくりの教科書

ヘックスネットは6か月で卒業するコミュニティです。しかし、その後のOB/OGとして長いお付き合いが出来る場にしたいと思っています。その意味でこの”続ける”というポイントは参考になります。

OB/OGに向けては半年に1度のMeetUpの機会を作っていますが、①のテーマという視点が抜けていました。ただ集まって旧交を温めるだけでなく、「変化するオトナ」に向けてUpdate出来る仕組みが必要です。また、⑤の年間のスケジュールも意識出来ていませんでした。思いつきでイベントを組むことも多く、2023年は年間でプランが提示できるようにしていきたいと思います。

ヘックスネットでは問題にならないのですが、④参加者のバランスについては参考になるので紹介したいと思います。ココでは積極的に関わる人(コア)、数回に1度参加する人(常連)、新たな参加者(新人)と分けて、比率が1:1:1が理想と述べています。私の経験では常に2割の新規加入者がいるコミュニティが適正だと思っています。

コミュニティマネージャーの6つの仕事

コミュニティマネージャーの仕事:
① ビジョンの策定
② コミュニティ活動の計画策定
③ 施策の企画・プロデュース
④ コミュニティのプロモーション
⑤ インフルエンサーとの関係づくり
⑥ コミュニティ参加者との交流

藤田裕司、河原あず著「コミュニティ」づくりの教科書

最後にコミュニティマネージャーの仕事が網羅されています。
ヘックスネットではどれも出来ていると思いますが、⑤のインフルエンサーとの関係づくりは意識していませんでした。SNSでフォロアーの多いインフルエンサーと一緒にイベントを企画することで、コミュニティの存在を知ってもらう必要を感じました。

コミュニティは1人1つを主催する時代がくる

仕事、家庭とは別のコミュニティに所属するメリットは非常に大きいと感じています。いわゆるサードプレイス(第3の居場所)を持つことで、人生が豊かになります。近い将来必ずコミュニティは1人1つを主催する時代が来ます。今は過渡期だと思いますが、まずは小さなコミュニティから初めて見るのが良いと思います。

私がヘックスネットを作った時の準備の様子は以下の記事からご覧ください。

本書ではコミュニティのつくり方から運営方法まで丁寧に解説されています。コミュニティに関心ある方におすすめします。

今日の質問
あなたはサードプレイス(第3の居場所)がありますか?


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