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「終活アドバイザー」資格取得への道 -3

終活アドバイザーについて紹介する3回目のnoteです。前回の人間関係の確認、お金と身の回りの整理、住まいの終活はvol 2のnoteをご覧ください。

今回は終活アドバイザーに向けて、以下の項目を学びました。

1-7 貯金と有価証券

このレッスンでは、銀行、信託銀行、証券会社、その他信販会社に分けて定義が書かれています。その中で信託銀行の遺言代用信託は知っておいた方が良さそうです。

遺言代用信託とは、信託銀行にお金を預けた後、契約した人が亡くなったら、契約者があらかじめ指定しておいた受取人がそのお金を受け取れるしくみです。契約者が生きている間は契約者本人が一定額を受け取り、契約者が亡くなった後で残ったお金を受取人に引き継ぐ、とう契約方法があります。

U-CAN 終活アドバイザー講座テキストより引用

良く口座名義人が亡くなった時に、相続人全員の同意または遺言書がないとお金が引き出せず、家族が日常の生活費にも困ると聞いたことがあります。生前に資産を分配しない場合は、このような仕組みを元気なうちに準備する必要がありそうです。

1-8 生命保険、損害保険など

このレッスンでは保険の種類と役割が学べます。このレッスンは細かい保険の説明が多いので、サマリーは割愛させていただきます。終活とは直接関係ないのですが、「ほしょう」と言うの字は生命保険の分野では「保障」、損害保険の分野では「補償」と書くそうです。今まで知りませんでした。

エンディングノートには自分が加入している保険を記載するところがあります。保険は家族から請求されてない限り払われません。そのため、故人の加入していた保険を家族が把握していない場合、保険を受け取らないケースがあるようです。3年以内に請求しないと、時効となってしまいます。せっかく長い期間払い込んだ保険ですから、しっかりとエンディングノートに記載した方が良いですね。

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1-9 不動産とその他の財産

このレッスンでは、家や土地などの不動産やその他の財産の確認方法が学べます。とくに財産リストの書き方は参考になるとおもいます。

不動産は、所在地がわかるように、住所と地番を記入します。地番は固定資産税の納税通知書や登記事項証明書に書いてあります。金額欄には固定資産税の評価額も記入しておくと、不動産の価値を知る目安になります。
 宝石や骨董品などは、それがどのようなものかわかるように、できるだけ具体的に書いておきます。例えば、ただ「指輪」とだけ書くのではなく、「ルビーの指輪」などのように書いておくと良いでしょう。

U-CAN 終活アドバイザー講座テキストより引用

残された家族を考えると、遺品の整理で価値があるもの、ないものを判断するのは大変です。「自分にはそんなに財産はない」と思う方も、残された家族の労力を減らすためにも、財産の記載は必要だと感じました。

1-10 消費者被害や詐欺から財産を守る

このレッスでは高齢者が巻き込まれやすい詐欺の現状と対処法を紹介しています。自分ごととして捉えるのが難しいレッスンでしたが、シニアの方にアドバイスすることをイメージして学習しました。

高齢者へ詐欺などの対処は、基本的には家族との日ごろのコミュニケーションだとレッスンを終えて感じました。毎月のように会話をしていれば、声の違いなどで気づけるケースもあったと思います。さらに、何か困ったことがあった時に気軽に相談できる関係性を維持することも大切だと感じました。親からは中々電話しにくいものです。出来れば何か理由を見つけて、ご両親に電話してみてはいかがでしょうか?

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今回は終活アドバイザー資格取得への道として、3回目のnoteでした。今回印象に残ったのは、最後の学んだ詐欺のところです。2020年特殊詐欺の被害額は年間278億円もあります。自分の親世代をイメージしたとき、日ごろから気軽に相談できる関係があれば防げる詐欺も多くあると感じました。自戒を込めて、今日の質問は以下にしたいと思います。

あなたが定期的に両親と話すとしたら、いつにスケジュールしますか?

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