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プロシニアの活動で学んだ多様な人とつながる3つのステップ

プロシニアは「住んでいる場所、年齢、職業に縛られない友人を持ち、変化を楽しむオトナ」です。私はプロシニアを広げることで、シニアの孤独を解消し、日本を元気にできると信じて活動しています。

今日は私がこの活動で気づいた、多様な人とのつながる3つのステップについてみなさんに共有したいと思います。


なぜ多様な人とのつながりが大切だと思ったのか

プロシニアの活動のきっかけ

最初にプロシニアの活動のきっかけついてお話しします。
それは高校生の時に感じた怒りです。

当時の私は写真部に所属していて、コンテストのテーマであった「高齢者」の写真を撮るために介護施設を訪問しました。

その時の光景を今でも忘れることが出来ません。

大きな部屋にいくつものベッドがあり、その中では寝たきりの人がほどんどでした。そして「写真を撮っても良いですか?」と聞くと、なぜか泣き出す人が出てきました。なぜ泣き出したのか、今でもわかりません。

ただ、その時感じたことは「戦後の高度成長期を支えてきた人たちの場所が、あまりにも幸せそうじゃない」という怒り…というか悲しみでした。
高校時代の怒りに気付いた私は、自分のライフテーマをシニアの孤独解決に決めました。その時のnoteを貼っておきます。

プロシニア30人のインタビューからの気づき

まず最初に知り合いのシニア、またはシニアに関わる30人にインタビューをしました。そのインタビューの結果、人生を楽しんでいる人の共通点が見えてきました。

それは、60歳になる前から会社、家庭以外のサードプレイスを持っていると言うことです。消防団、ボーイスカウト、ボランティア活動など様々ですが、会社と家庭以外に人とのつながりを若いうちから持っていることが共通の特徴でした。

ここで自分を顧みたときに、仕事や家庭は充実しているけど、サードプレイスと呼べるものがないことに気がつきました。

多様な人とのつながりが生み出す効果

そんな自分が、今ではヘックスネットという「変化を楽しむオトナをめざす」コミュニティを運営しています。このコミュニティを始めたのもプロシニアの活動がきっかけでした。

シニアの孤独解決のためは、プロシニアを増やす。そのためには、若い時からサードプレイスを持つ人を増やしたいと思いコミュニティを始めることにしました。

コミュニティは10代~50代の住んでいる場所も職業もバラバラの人に参加して頂いています。なぜなら日常とは違う属性の人からのフィードバックで、さらに人は革新していくとわかったからです。ヘックスネットについて以下をご覧ください。

多様な人とのつながる3つのステップ

そんな沢山のメリットをくれたコミュニティの経験から、サードプレイスの良さと知って欲しいと思い、今日は多様な人とのつながる3つのステップをご紹介したいと思います。

①やりたいことを決める

ここで大切なことは「決める」です。やりたいことは見つけるのではなく決めるのです。やりたいことなんてないという人が多くいますが、決め方を知らないだけだと思います。

決め方はシンプルです。自分の過去を振り返って楽しかった時、何かを克服した時を思い浮かべてみてください。みなさんにも楽しかった時はありますよね。そこからわかる自分が大切にしたい価値観を言語化します。そしてその価値観からイメージできる活動をするのです。

ここでもう一つ大切なのは、「自分のやりたいことはこれだ!」と決め切るのも良いですが、「自分のやりたいことはこれかも…」レベルで全然大丈夫ということです。日本人は一度決めると途中でやめてはいけないと思いがちですが、仕事ではないのですから途中でやめて全然オッケーなのです。

仕事を半年でやめた私が言うのですから、間違いありません。

②発信する

次のステップは発信するです。

やりたいことを決めるだけでは、多様な人とはつながれません。次にぜひやりたいことを発信してください。発信の仕方は何でもOKです。文字を書くのが得意な人はブログを始めるのも良いでしょうし、話すのが得意な人はピッチイベントに出るのも良いと思います。

特に思いつかない人は、自分のやりたいことに近いコミュニティに所属して、その中で自分の意見を発信するのも良いと思います。

発信するということは、「旗を立てる」イメージです。
自分で旗を立てることで、その考えに近い人が集まってきてくれます。

「自分のやりたいことなんて発信しても何の価値もない」と思う人がいますが、安心してください。あなたが常識だと思っている考えは、誰かの価値ある考えであることは沢山あります。もし、誰にも響かなければ、ただやりたいことを変えれば良いのです。

また、「発信すると誹謗中傷にあうのではないか」と心配する人がいます。これも大丈夫です。一般の私たちが旗をたてたところで、「違う」と思う人は寄ってきません。それよりも、自分の周りがどんどん価値観の近い人で満たされていくことが、楽しくなってくると思います。

③フィードバックをもとめる

そして最後のステップは、フィードバックを求めるです。活動で知り合った人に定期的に連絡して活動の報告をしてください。報告をしたところで相手の迷惑にはなりません。関心のない人は返信がないだけです。そして、多くの人は応援をしてくれるようになります。世の中は自分が思っているよりも温かいのです。

最後に、自分の居場所は自分で決めていい

社会の根底となる血縁や地縁による関係が崩壊していく中、これからは自分の居場所を選択する時代になると思います。大切な時間を誰と一緒に過ごすのかは選択してもいいのです。

その根底になるのが、多様な人とのつながりであり、そこから生まれるサードプレイスです。今日は「多様な人とのつながる3つのステップ」を自分の経験からお伝えしました。少しでも何かヒントになればうれしいです。

2023/9 ヘックスネットランチ会

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