仕事には守るべき基本がある
「入社3年塾」赤羽雄二著を読んで
プロシニア100人インタビューを受けてくださった方から薦められて、赤羽雄二さんの「入社3年塾」を読みました。新社会人向けての本ですが、社会人30年選手にも基本を思い出す良い時間になりましたので、特に共感した3つのポイントを紹介したいと思います。
即断即決、即実行は誰にでもできる
本書でも最も印象的な言葉が一番最初に出てきます。
この言葉、すごいと思いませんか?
まずはこれから話すことが「自分はできる」と信じることが大切です。
そして、私も赤羽雄二さんの「ゼロ秒思考」を実践することで、頭の中のモヤモヤがなくなり「即断即決、即実行」ができるようになりました。
それだけではなく、自分の好きな「7つの習慣」と掛け合わせて、人生を好転する方法を見つけることができました。今の自分の成功(?)はすべて「7つの習慣をゼロ秒思考で実践」できたところから始まっています。このメソッドについては以下のブログで紹介しています。
本著の中でも「迷わず決める」ことの重要さが何度も書かれています。
仕事は「仕込み」で決まる
ここでは仕事に取り掛かる前に、どのくらい時間がかかってどのくらい難しいのかめどを立て、それに合わせて準備や時間配分、優先順位をつけて進める必要性が書かれています。具体的には以下の手順です。
そして上記以上に大切なのは「仕事の要点」を押さえることです。なぜその仕事をするのか、どうなれば成功なのか、成功のイメージをA4メモ書きで何度も書くことが大切です。
私も毎朝スケジュールを確認したときに、「この会議は何が達成したら成功か?」、「この資料は何のためにつくるのか?」をA4メモ書きで書き出します。前の日と同じタイトルでも構いません。これを毎日繰り返すことで、無駄な作業が減り、最短でゴールに向かうことができます。
徹底的に「テンプレート化」する
これは社会人30年の私もまだまだ出来ていない…と発見したところです。仕事というのは参考にできる前例や他社の成功例がたくさんあります。そしてそれをパクッて悪いことなど何もないのです。
その引き出しをいかに多くするのかが日ごろの仕事のスピードに影響すると思っています。そのために日ごろからの徹底的な「テンプレート化」が必要だと気付きました。参考になるプレゼン資料やメールなど、テンプレートとして保存しておくことで、最低限の時間で仕事ができるようになると思います。
最後にもう一度、大切なメッセージ
本著の一番最後には次の分があります。
そのために必要なのは、一番最初に書かれていた「人は誰でも頭がいい」ということを信じられるかどうかです。そうです、あなたもわたしも”実は”頭が良かったのです。