毎朝30分掃除をすると仕事がはかどる
『一倉定の環境整備』舛田光洋著を読んで
友達とランチをした時ににこの本を教えてもらいました。なんだか難しそうなのに、その方の本には付箋がビッシリ。タイトルに”環境整備”とあり、タイトルだけ見るとなぜ本がそこまで魅了されるのかわかりませんでした。
ただ、本を読むと『環境整備』がいかに大切かわかり、部屋を掃除せずにはいられなくなります。本日は本の紹介と私が実践した環境整備の感想をお伝えしたいと思います。
一倉定とはどんな人物なのか?
まずはWikipediaから抜粋です。
本を読んで感じたのは、一倉定氏は規律をすごく大切にされていると言うことです。「会社というのは社長次第でどうにでもなる」と言及されているように、まず上が正しい姿勢で経営することを強く求めています。また決められたことを守ったり、指示や命令は必ず実行することを求めます。この実行力があるから5000社も再生できたのだと感じました。
なぜ環境整備が重要なのか?
環境整備とは何か?
環境整備とは、規律・清潔・整頓・安全・衛生の5つを行います。そして環境整備こそ、すべての人びとの活動の原点であるとまで言い切っています。
一倉定は環境整備以外に何もしなくても、業績があがり全てがうまくいくと言っています。
もう少し簡単に言うと、環境整備はいらいないものを捨てる、誇りも汚れも取り除き、物の置き方と置き場所を決めることです。
なぜ、環境整備で業績が上がるのか?
本書には環境整備によって業績が上向いた会社の事例が沢山出てきます。それらを読んでも「…とは言え、環境整備だけでなく色々な経営支援によって業績が上向いたのじゃないの?」と思っていました。環境整備するだけで業績があがるなんて到底信じられませんでした。
しかし読了すると、環境整備によって業績が上がる理由がわかりました。
ポジティブなマインドがないと掃除をしようと思わない。逆に掃除をすることポジティブになれる。本の中では”正しい心”と説明していました。このポジティブマインドで業績が上がる。
「清潔に保たれている美しい空間に入ると、私たちは体と心に心地よい何か感じる」と書かれています。スプリチュアルなことは苦手ですが、磨かれた物からは”良いオーラ”が出るのはわかる気がします。逆に乱雑な部屋は自分のオーラを吸い取るように感じます(伝わるでしょうか??)。この物から発せられる"良いオーラ"が業績に影響します。
「世の中の事象には、すべて、原因結果という法則が働いています。」と書かれています。これは「7つの習慣」でも”農場の法則”として「種をまかないと作物ができない」と説明されています。良い環境にいないのに良い結果を求めることは出来ないと理解しました。
実際に環境整備を2週間実践した感想
毎朝30分、場所を決めて環境整備をするようにしました。例えば今日はクローゼットと決めれば、クローゼットにかかっている要らない服を捨てたり、今日はPCデスクと決めれば机の上をきれいに水拭きしました。
これを数日続けると不思議なことが起こり始めました。
今まで気にならなかったプリンターの埃が気になったり、日頃はごちゃごちゃに入っている入れ物の中を整理するようになりました。
さらに数日続けると、物を指定した場所に置きたくなりました。例えば今までは財布やカギは何となくこの辺…という感じでしたが、玄関の特定の場所に置かない気になってしまうようになりました。
私のテリトリーは家の中ではあまりないので、1週間もすると整備する場所が無くなってきました。そうすると、さらにPCデスクの周りを磨いたり、おき場所に工夫するようになりました。
そのように、毎朝30分だけ環境整備することで、気持ちよく仕事に入ることができ仕事の効率も上がりました。
本当に毎日30分でこれだけ生活が豊かになるのは驚きです。
ぜひ多くの人に試してもらいたいと思います。