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社会で活躍する可能性を感じる子とは?

これまで、多くの子と出会ってきた。

十人十色と言われるように、一人として同じ子はいない。

退職を前に、今まで出会ってきた子ども達のことを思い出し、ふと思うこと。

それは、教室の中で「いい子」と呼ばれる子が、必ずしも社会に出て活躍するわけではないということ。

では、私が子ども達と接していて『社会で活躍する可能性を感じる子』とは、どんな子なのかということを考えてみた。

1.社会で活躍する可能性を感じる子

今、思いつくことをざっと挙げていきたいと思う。
私が普段接していて、

「この子の将来が楽しみだ」
「可能性を感じるなぁ~」

と期待させられる子は、だいたい以下の子だ。

①ゴールに向かって、課題に丁寧に取り組む子
②発想力が豊かな子
③きまりに囚われすぎない子
④自分の考えを伝えることができる子
⑤自分自身をコントロールできる子


では、①~⑤について解説していこうと思う。

①:実はこれをできる子は、そう多くはない。
課題に丁寧に取り組める子はたくさんいるのかもしれない。
だが、その背景を見たときに、それが習慣化されて行われていることなのか、ただ単に作業が遅く、結果として丁寧に課題に取り組んでいるように見えるだけなのか、ゴール(自分の理想・信念・目的)に向かって丁寧に取り組んでいるのか。
ただ何となくやるのではダメで、ゴール(自分の理想・信念・目的)に向かって取り組む。しかも適当ではなく、しっかりと課題に向き合い、丁寧に粘り強く取り組むことが大切!
(小学生のうちからこれができたら、単純に”すごい”と感じる)
(そんな子がいるんだよね~。素敵!!)

②・③:0→1を生み出すことって難しい!!
言われたことを素直に聞いているだけでは、新しいものを生み出すことはできない。
言われたことを自分なりに考え、
「もっと良い方法はないかな?」
「これって何か引っかかるぞ?」
と、そのことに対しての自分の意見を持つことが大切!!

だから、きまりに囚われすぎてしまうとダメなんだよね~。
小学生はまだまだ素直で、「先生の言ったことは絶対!!」「ルールは絶対!!」みたいな子がいるから、そこの考え方はもう少し柔らかいものにしていってほしいと感じている。
(ここに関しては「いい子」よりも「やんちゃな子」の方が、優れていると感じる部分)


④:コミュニケーション力の部分
普段授業をしていて気になることは、学習規律をしっかり守り、ただ黙ってノートを取って1時間を終えようとする子が多いということ。
注意されるようなこともせず、手がかからない「いい子」なのかもしれないが、自分の意見や考えを発表しようとしない。

自分の意見や考えは言わないと伝わらないのだ。
(言ったとしても、100%伝えられるているのかどうかは難しいところ)

また、友達との関わりの中で、自分の意見や考えを主張するだけではなく、相手の話を聞いてどう思ったのかを伝える力も重要だ。
ただ、一方的に伝えるだけではなく、相手の話を受け入れる力もとても大切!!


⑤:自分の感情や誘惑をコントロール
気分が乗った時はできるが、気分が乗らない時はできない。
見たいテレビがない時は自分からやるが、見たいテレビがある時はいつまでも始められない。
そうではなく、自分で自分をコントロールすることが大切!!

②~④ができる「やんちゃな子」。
一緒に過ごしていて「面白い」と感じることは多いが、⑤ができず自分の感情をぶちまけ、周りに迷惑をかけているようではダメなんだなぁ~。
非常にもったいなく、残念と感じる瞬間。
可能性をさらに広げるためには、自分自身をコントロールすることが大切!!


2.今後求められる資質や能力

変化が激しい今の世の中。
今後求められる資質や能力とはどんなものなのか?

ググって出てきた『朝日新聞EduA』より。

・物事をじっくり考え、根拠をもとに判断し、相手に分かりやすく伝える力
・コミュニケーションにより、一人では生み出せないようなよりよいアイデアを創り出していくこと


私が主観で書いた、①~⑤にもだいたい当てはまっていますね。
うん。良かった!!


3.終わりに

①~⑤のことが、小学生のうちからできなければいけないかというと、決してそうではないと思う。

これから、成長していく過程でそれが身についていけばよいと思うし、①~⑤ができていないからダメというものではない。
あくまでも、将来の可能性を感じる子ということ。

親として自分の子どもを見るときに、「我が子は①~⑤のことができているかな?」なんて一つの指標にしていただければと思う。



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fumi@夢をかなえる✨
36歳から始めたスペイン語。新しいことを始めるのに遅すぎることはない!強いマインドがあれば大丈夫! 私はここで日本と世界との情報を共有すること、また、自分の経験を通して一人でも多くの人に学ぶことの楽しさを伝えていきたいと思っております。 よろしければぜひサポートをお願いします。