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Netflix 「ほの蒼き瞳」-The Pale Blue Eye, Der denkwürdige Fall des Mr Poe

1830年。ニューヨーク州ウェストポイントの陸軍士官学校で、ひとりの士官候補生が、無惨な死体となって発見される。学校の体面に傷がつくことを恐れた上層部たちは、事件を密かに調査するため、引退していた地元の元刑事オーガスタス・ランドーに真相解明を依頼する。調査を進める中でランドーは、詩を愛する風変わりな士官候補生のエドガー・アラン・ポーと出会い、2人で事件の真相に迫っていくが…。

『ほの蒼き瞳』あらすじ

Netflixで訳されていた単語
陸軍士官学校 eMilitärakademie (MILAK)

探偵小説が好き。でも、それが政治や宇宙にまで広がると、難しすぎてついていてない。SFミステリーは苦手。でも、今回は、大丈夫だった。
この映画、何から何まで暗いから、どんよりする。だけど、その中で、雪と風が吹雪く崖が唯一、明るいのだ。規則や鬱や不満足の解放の象徴のようだ。壁がなく、ホリゾンタルに視界が広がる。そこに一種の望みを賭けてしまう。鬱の中にいる人は、時たま、判断を間違う。鬱は、その人の本質ではなく、状態である。だから、何があっても、その人を助けなければならない。