回頭剋の判断③難を避けられるか
ある日の日運を占ったらあまり良くなかったので、まじないを使ってうまいこと難を逃れられるか占って、酉月乙未日、蹇之井を得ました。
旺盛な兄弟が世爻を持っていて、独発の官鬼に剋されていますが、官鬼は回頭剋で衰えています。
例えばこれは世爻が官鬼で子孫が回頭剋だったら一見クレーマーのような顧客に出会ったり、世爻が財で兄弟が回頭剋だったら一旦お金を損したり、何かしらのことがあったんだと思います。
ところが今回は元々災難があるとわかっていた日でした。
果たしてこの日は災難らしいことは微塵も起こらなかったのです。
この日何も起こらなかった理由は、元々「災いから逃れられるか?」と気にしていたところへ、あえて官鬼が発動して逢絶の回頭剋となった部分と、忌神の官鬼が日辰に合住されている部分によく現れていると考えられます。
合している日辰は未で父母であり、官鬼には朱雀が臨んでいて、まじないは紙に何かを描いて作ったものです。
子孫は上爻の子で玄武が臨み、玄妙なものでまじないを意味し、世爻の螣蛇も不思議なものを現しています。
午の官鬼は動いて逢絶させられているので、まじないによって災難から逃れられたということです。
使用アプリ:易爻