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健康②腋の下のしこりは放置して良いか

ある日、何気なく腋の下を触ったところ、表皮近くに米粒より少し大きなしこりがありました。

気になったので放置してよいか占ったところ、卯月丙申日、旅(六合)の小過(游魂)に之くを得ました。

干支:卯月丙申日(旬空:辰巳)

旅之小過

使用アプリ:易爻

世爻は空亡ですが気が無く、元神が独発していますが空亡で墓に変じています。

これは吉凶が矛盾しています。

近病ですから六合ということは長引きますし、用神が無気なので不利、元神が墓変しているのも不利です。

しかし一方では世爻が空亡なのは有利な兆しですし、元神とはいえ独発で世爻の絶に当たる巳が墓変しているのは吉とも取れます。

もちろん気が無い時点で凶ではありますので、何かしらの治療をすれば治ると考えるのが妥当でしょう。

手術で摘出した方がいいか、まじないを使った方がよいか、色々と聞きましたが、いまいちぱっとしません。

そこでふと思いついて、お灸で焼いたら大丈夫かと問うたところ、卯月戊戌日、蹇の屯に之くを得ました。

干支:卯月戊戌日(旬空:辰巳)

蹇之屯

使用アプリ:易爻

早速もぐさを捻ってお灸で焼き切りました。

数日すると中から血と黄色い膿が出てきましたが、さらに数日すると治り、いつの間にか消えていました。

その後無事健康に過ごせています。

前の卦では青龍上爻の巳が独発していますが、上爻兄弟は腋の下を表しますし、巳火空亡でお灸を据えることで元神を活性化させ、用神を助けたことになります。

また、後の卦では申が発動して白虎に臨んだ官鬼の伏神である卯木財を剋しつつ逢絶させており、膿と血が出て治ることがあらわれいます。

さらに初六九三の発動は水局であるため、しこりが原因の不調や病気を結果的に防ぐことになると考えられます。

このように疾病を占う際は、まずは病状を占い、その後に治療方法が自分に合っているか占うようにします。

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