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進神の判断②出勤日の運
亥月辛巳日、勤め先に出勤する日の運を占って、“損之需”を得ました。
干支:亥月 辛巳日(旬空:申酉)
【本卦】艮宮 損
【変卦】坤宮 需(游魂)
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旺盛な兄弟が世爻を持っていて進神である一方、応爻上九の官鬼が回頭生、官鬼の元神(世爻の仇神)六五妻財は回頭剋になっています。
世爻が進神や回頭生になる場合は自分で努力や工夫をして良くなることを表しますが、応爻の旺盛な官鬼に剋されているのは気がかりでした。
果たしてその日は之卦が游魂だけあって非常に忙しく、息つく暇もなく業務に当たっていましたが、応援に来てくれた上司が途中から咳をし始め、しばらくすると私も喉が痛くなりました。
応爻官鬼は上司であり、螣蛇と寅木で風邪を引いてしまうことが現れています。
六五は喉の位置であり、官鬼の元神で、上司が喉をやられてしまったことが伺えるとともに、六五の子水は世爻の丑土と相合して、私自身も喉の調子が悪くなることが表現されています。
世爻が青龍に臨んでいることからも喉が痛くなったのでしょう。
しかし世爻は進神ですので、自分でどうにか治せると判断しました。
そこで申時に市販の銀翹散を飲んだところ、喉の痛みや体のだるさがすっかり治りました。
また、申時に上司も薬を飲んで咳が収まったそうで、しかも上司は持ち場に戻るためその場か離れることとなりました。
申時は寅木が冲されて剋が散ることで喉の痛みがなくなり、上司も持ち場に帰ったのです。
ここでは申金が子孫で世爻の下に旬空で潜っていることにも着目すべきでしょう。
自分が持っていた薬を飲んだのが申時であることが出ているのです。
子孫は旬空で薬を飲んですぐに治りました。
官鬼が回頭生なのは、上司も自分で薬を飲んで治したことを表しています。
使用アプリ:易爻