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墓の判断②窃盗犯は捕まるか

数ヶ月前、東京日本橋の百貨店で、一般公開されていた黄金製の茶碗が盗まれた事件がありました。

仕事場の近くでもあり、同僚たちと犯人が捕まるか話題になって、その時占ってみました。

官鬼(窃盗犯)が弱く強めの動爻に剋されて捕まるとは思ったのですが、いつ捕まるかが読めなかったので、後から先生に質問したところ、これも墓が応じている面白い例でしたので掲載します。

戊辰月丙午日(旬空寅卯)、睽之損を得ました。

戊辰月丙午日得睽之損

官鬼は月建日辰から力を得ず、強い子孫(警察)が独発しています。

官鬼卯は空亡ですが、子孫酉の発動により冲実してすぐ見つかります。

しかしいつ捕まるかわからなかったのです。

一応酉日かな、と思ったのですが、結果は翌日の未日でした。

先生の解説によると、未日が官鬼を墓に入れるからとのことで、まさしく逮捕される日にぴったりです。

また、この卦は九四(陽爻)の子孫が独発で、占った時にはすでに警察が犯人を見つけており、それが酉刻だった可能性もあります。

しかも官鬼は二爻は勾陳が臨んでいるので、投獄や逮捕の象が現れています。

そのうえ財が五爻で、盗難品は非常に高価なもので、兄弟玄武の伏神となっており、盗まれた象がここにもあるのです。

さらに黄金の茶碗は古物商に売却されており、子孫が兄弟に化して、財の飛神も兄弟なので、古物商を兄弟と見ることもでき、子孫(警察)が回頭生(努力)して、最終的に兄弟(古物商)が子孫(警察)に協力することで逮捕に至った、あるいは黄金の茶碗を取り戻せたとの解釈もできますので、そこを見ても非常に面白い卦だと思います。

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