墓の判断①害獣に毒餌は効くか
今日は墓(ぼ)の効用についてわかりやすい卦を得たので解説します。
京氏易をやり始めて私が一番先に覚えたのは生剋関係でした。
つまり覚えたてのころは、月破や暗動、合住、空亡、逢絶、入墓などの超重要事項はフル無視で占っていたため、もちろん的中率は低かったのです。
そう考えてみると断易は見るところがいっぱいありますね。
これは床下の通気口に毒餌を撒いたら害獣(ネズミ)に効くか占った卦です。
巳月 戊申日 旬空寅卯 噬嗑之震
朱雀 ─── 孫巳 ◯→ ─ ─ 財戌
青龍 世 ─ ─ 財未
玄武 ─── 鬼酉
白虎 ─ ─ 財辰
螣蛇 応 ─ ─ 兄寅
勾陳 ─── 父子
月との関係をみると用神の子孫(害獣)がそこそこ旺盛ですが、この卦のポイントは独発と入墓になります。
用神が独発で墓に化していますので、これは子孫が入墓することになり、しかも日も墓で財(毒餌)となって、用神にとって不利となりますので、戌日に全ての通気口に5個ずつ毒餌を撒いておきました。
1週間ほどおとなしく、辰日にまた音がして、気配を感じましたが、半月もすると全く気配がなくなりました。
だいたい1〜2週間で効く毒餌だったので、ちょうど効果があったのだと思います。
辰日に動き出したのは墓が冲されたからと考えられます。
また、巳月の間は用神が巳だったので墓から出ていましたが、午月になって墓から出られなくなったと判断できます。