Act.103 数字と印象のお話
チェックイン 焼肉ランチを食べました
こんにちは。ちょんせいこのファシリテーターラジオです。この番組は、ひとやまちが元気になる「ファシリテーターのスキルとマインド」を全国に広げるちょんせいこが、日々の会議や学びの場づくりに役立つ情報をお届けしています。
2024年5月10日です。昨日は4人で焼肉ランチに行きました。ひとり1,800円のランチで、日本のランチとしてはチョットお高めかな?という印象でしたが、ハラミのお肉と韓国のり、大根のキムチ、そして、スープが半分サイズの冷麺とでお腹いっぱい!結構、お得な感じで満足して仕事に戻りました。満足感のある1,800円の焼肉ランチ。これがお高いのか。お安いのか。その印象は人それぞれですよね。
ということで、今日のちょんせいこのファシリテーターラジオは、昨日の具体と抽象のお話に引き続き、数字と印象というお話です。それでは、ちょんせいこのファシリテーターラジオ、スタートです。
数字と印象。価値観は多様です
というわけで、本日のちょんせいこのファシリテーターラジオは、数字と印象のお話です。私たちの思考や対話は通じたり、通じなかったりしながら進んでいきますが、数字の捉え方も人によって印象が全く違いますよね。これまでの自分の経験や学びによって得た価値観は多様だという、今日はそんなお話です。
とりあえず昨日のランチを例にして話してみると「ひとり1,800円で、ハラミと韓国のり、大根のキムチ、と半分サイズの冷麺でお得でした」というこの話の中にも、「1,800円」という数字と「お得でした」という印象を表す言葉があります。印象はもう少し具体的にいうと意見や感想、感情といい変えられるかもしれません。1,800円でちょっと高かったかもしれないけれど、種類も分量も十分だったので、お得だったと感じた。というお話です。
でも、先日、あるニューヨーカーと食事に行ったら「日本は安い!」の一言でした。確かに日本では今、物価高騰が話題となっていますが、ニューヨークだとラーメン1杯日本円に換算すると3,000円とか、ちょっと高いと5,000円という感覚ですから、焼肉ランチが1,800円だと安いという印象もうなづけますよね。でも、やっぱり1,800円のランチはお得かもと思えても決して安いとは思えない。それは、私たちの日常の経験や学びからくる価値観の影響があるからですね。きっと。
多様な価値観を活かしあう
価値観というのは、一人ひとり違う、個別でユニークですよね。この価値観の違いによって、私たちは幸せにもなるし不幸にもなることがあります。前回、具体と抽象のお話で固有名詞と数字が大事!とお伝えをしました。固有名詞と数字は、とても大事なのですが。この数字から受ける印象は一人ひとり違うのが特徴です。お得と思うか、安いと思うか、高いと思うか。こうした価値観の多様性や価値観の多様化は、私たちの職場や会議の場に大きく影響し、多様な価値観があるほうが複眼的で深い話し合いができるので、いいんですよね。話し合いに深みが出ます。話し合いに深みが出るんですよね。
でも、どうしても違う価値観に出会うと、私たちの中にある不寛容センサーがビビビ!と発動して「この人とは意見が合わない」「価値観が違うから話が進まない」という感じになりがちです。同じ印象、同じ価値観の人との話が合うので共感とかしやすいですものね。それは、話は飛びますが「推し活」においても同じですよね。もう圧倒的に同じ推しの人と話をしたほうが、話は深まり、共感性は高まるような感じがしますし、そして楽しいという実感を得やすいですよね。違う推しの話を熱心にされても、ちょっと困るということもあるかもしれません。それはそれでいいんですよ。だってゴールがおしかつだから、自分たちの推しについてガラパゴス化して没入して話すので良い。ゴールが違うんですものね。自分が苦手な活動を推されたら不寛容センサーが発動してしまいがちです。だから学校でも国語などの授業などでディベートを学びます。自分とは違う考え、価値観の人の意見を聞く。また、あえて自分とは違う考えの立場に立って、自分の立場を明確にハッキリさせて話し合う活動で批判的、論理的思考を養うという学習活動があるのだろうと思います。
まあ、私たちは人間ですから、その伝え方とか言い方は極めて大事です。相手にちゃんと不快な印象を与えず、伝わるように伝えるのは、いろんな現場にいると本当に難しいことなんだなと思います。でも、誠実にきちんと伝えてくださった時には、それは本当に感謝しかありません。ありがとうございます。ですよね。そして自分とは違った感性や価値観に出会った時に「あ、おもしろい」という感じで、興味深い、楽しめるといいなあと思います。そういう感性、体をつくっていきたいですね。
チェックアウト 具体と抽象、数字と印象
というわけで、今日のちょんせいこのファシリテーターラジオは数字と印象ということでお話をしてきたわけですが、 会議の場で大切になるのは、具体と抽象が混じり合った、いろんなレイヤー、階層の「質の高い情報」であり、この情報共有と同じくらいに大事なのは「価値観の共有」だなと思います。言葉を変えて言うならばアセスメント。評価、分析、翻訳と、ホワイトボード・ミーティング®︎では規定しています。ひとつのゴールに向かって、多様な経験や学びから導き出される価値観によって、より精度の高い分析や多角的な評価ができて、それがプランに生かされていく。そんな対話や協議、議論のある会議ができるといいですよね。
それではコメント返しです。前回は「 Act.102 具体と抽象のお話」でした。
(コメント返し)
ということで。今日のちょんせいこのファシリテーターラジオ、いかがだったでしょうか。あなたのフォロー、いいね、コメントが力になります!それでは素敵な時間をお過ごしください!ありがとうございました。ちょんせいこでした。
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