息子との対話と実家のトイレ(雑記)
久しぶりに長男とゆっくり話しました。28歳。近所で塾を経営し、とっくに独立している立派な大人です。しかし、母としての心配は尽きるはずもなく「あんまり口を出してはダメ」と躊躇している時ほど、溜め込んだ口うるさき矢を細切れに放ってしまいます。
それでここ数年は、心配だなと思ったらホワイトボード・ミーティング®︎で話を聞くと決めています。この方法でなら、じっくりと深い話を聞けるからです。余計な心配を言わず、本当に伝えたい言葉を選べます。長男もベーシック(3級)保持者なので、進め方をわかっているのがありがたい。
会議フレームは課題解決会議のアレンジバージョン。ホワイトボードを真ん中で区切って、右側に8つくらいの図を書きます。これまでとか、現状とか、将来とか。そして左側に課題解決会議の方法で発散・収束・活用を展開します。
これだと、口うるさく言いたくなる感情は上手に静まって、とにかく話を聞けるのがいい。終わる頃には、私の心配が安心や応援の気持ちに変わっているのが、よくわかります。ホッとする。
ホワイトボード・ミーティング®︎、つくって良かったとつくづく思います。
息子との対話のあとは実家へ。母のパソコンのデータ移行が今日のお役目です。79歳の母は、パソコンをつけるたびに点滅する「もうすぐサポートが終わります」のメッセージに不安が募り、新しく買い換えたのでした。
たくさんのデータがあるわけでもなく、移行はすぐに終了。途中、メーラーの操作ミスでアドレス帳紛失!をやらかしましたが、とりあえず復旧。古いパソコンは宅配便で引き取られていきました。さようなら〜。
しかし、あろうことか帰ろうとして立ち寄ったトイレに、閉じ込められてしまったのです。なんとドアノブが壊れている。ガチャガチャ、ガチャガチャ、ドアがあきません。ガチャガチャ、ガチャガチャ、なんてこったい。
ほんの一瞬、偶然のタイミングで外に出れてセーフ。母に確かめると「ああ、もう、ずっとそう」との返事。なんてこったい。閉じ込められて出れなくなるやん。父が出かけていたら、暑い夏に丸1日なんて危険もあるかもしれない。命、身体の危険やん。
かかりつけの大工さんに電話をすると5分で到着。「これは壊れてるなあ」と手際よくドライバーをまわしながら、母とカラオケ計画で盛り上がってて微笑ましい。楽しそう。新しいドアノブに付け替えてもらって一安心。パソコンのデータ移行よりも、こっちのほうが緊急やんなあ。
母、相変わらずのおおらかさが、いろんな意味でスゴイ。母はどうやって、私への心配を応援に変えてきたんだろう。しばし、考えてみたい。