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Act.104 説得と納得

チェックイン  5月19日 東京で講座を開催します

こんにちは。ちょんせいこのファシリテーターラジオです。この番組は、ひとやまちが元気になる「ファシリテーターのスキルとマインド」を全国に広げるちょんせいこが、日々の会議や学びの場づくりに役立つ情報をお届けしています。

2024年5月13日です。宣伝です。5月19日に東京西新宿でホワイトボード・ミーティング®︎の1Dayセミナー を開催します。ホワイトボード・ミーティング®︎の基礎と実践を学んでいただく講座です。あなたの職場の会議を効率的にそして、効果的に進める。豊かにする。そんなファシリテーション技術としてのホワイトボード・ミーティング®︎の基礎と実践をぜひ、この機会に学んでください。ご参加、お待ちしております!このチャプターにリンクを貼っておきます。
         
昨日は滋賀県の東近江市でホワイトボード・ミーティング®︎の1日セミナーでした。ご参加のみなさま、ありがとうございました。東近江市には、ふたりのホワイトボード・ミーティング®︎認定講師の方がおられて、気軽な勉強会を1年間、続けてくださったり、おひとりの方が周辺の市町村や大学でホワイトボード・ミーティング®︎を伝え続けてくださっています。で、昨日の参加者のおひとりから、こんなお話がありました。「今年の4月に異動したら、職場では週に1回、ホワイトボード・ミーティング®︎の定例進捗会議を続けている。情報共有を進める職場に異動になったんです、と。なので、今日の講座に参加しました。赤とか、青の色の意味がわかって良かったです」というお話をしてくださったんです。なるほど。なるほど。職場にホワイトボード・ミーティング®︎が日常に当たり前にある風景。情報共有やチームづくりのベースがあって、とてもいいですね。効果を感じても、感じなくても。週に1回くらいのペースで定例進捗会議を続けていると、大きな問題が起こりにくくなる。また、大きな問題が起こった時も協力、協働しやすくなる、連携しやすくなるのが特徴です。嬉しいフィードバックをいただけて、本当に幸せでした。おふたりの認定講師の方もすごく喜んでくださっていて。ご参加のみなさま、ありがとうございました!

今日のちょんせいこのファシリテーターラジオは、説得と納得のお話です。それでは、ちょんせいこのファシリテーターラジオ、スタートです。

説得と納得。説得的に発言すること。

というわけで、本日のちょんせいこのファシリテーターラジオは、説得と納得のお話です。
あなたは最近、誰かに説得されたことがありますか。あるいはとにかく誰かを説得したことがあるでしょうか。説得とは、自分の意見を他人によーくよーく話して、相手に納得してもらう行為ですよね。どうしても、通したい案件がある。進めたい方向がある。わかってほしいことがある。それに対して、相手に、あるいは複数のみなさんに納得してほしい。OKをいただきたい。そのために、時にコンコンと話したり、数字やデータを見せながら、相手に納得してもらうという行為が説得です。
会議の場で説得とまではいかなくても、説得的に提案する場面はあるのではないでしょうか。ややインストラクション、インストラクションは説明ですね。自分の説明を多めにして、相手に理解を求めて合意を得るということは、会議の場面でもあるシチュエーションだと思います。

どうでしょう?あなたは説得的に発言をしたことがありますか。そういうタイプですか。あるいは、会議で説得的な説明を受けて納得したことがあるでしょうか。仕方ないなあ、素晴らしいなあと納得したことがあるでしょうか。

でもまあ、内容と程度にもよりますが、会議を短時間で効果的に進めなくちゃいけない時には、ある程度の情報共有を先にしておくとか、説得に必要なプロセスを会議までにつくっておいたほうが、よりファシリテーター的かなと思ったりもします。その局面によりますが。

説得的に話す時には、当然のことながら効果的な資料があるといいですよね。YESかNOかの2択を求めるのではなく、資料を見て選択を求める「説得的な資料」。資料があると説得しやすいですよね。また、話し合うにしても論点が明確になる。客観的な判断材料がないと「この私の提案に同意するか、同意しないか」みたいに論点がすり替わってしまうことがあるんですよね。なので、なんだか「おーい。おーい。みなさん。いつの間にか感情論になってますよ。とりあえず、ゴールと事実に目を向けましょう」みたいなお声がけが必要になる時もあります。そのお声がけを言葉にするかどうかは別にして。そういう経験、あなたはないでしょうか。どんどん議論が閉じちゃうので、質の高い情報共有をして議論を開いていきましょう!という感じになります。

納得できる意見は、複合的

というようなこともあれば、お見事!と思わず手を打つような「説得的な意見」もあります。よくあるのは、ほんとシンプルに上手に論点を整理したプレゼン資料を作成して、情報共有と論点の質が高いなあ!と唸るような提案ですね。そういう時って、得てして、すでに会議までのプロセスにいろんな人の意見を聞いていて、その提案の中に「みんなの意見」で構成されている。みんなの意見が融合されていると言ってもいいかもしれません。会議で何もかも解決しようとしない。ちゃんとファシリテーター的に、会議までのプロセスをちゃんとつくっている。という感じですかね。冒頭に話した定例進捗会議みたいな、ひとり7分くらいのリフレクションの機会なんどかも上手につかって、会議の前に、資料をつくるまえに、先にみんなの意見を聞いている。みたいなプロセスがつくれているなあと思います。資料を粗々、つくっておいてみんなの意見でつくりあげていくという感じですかね。

そして、会議の場で、みんなの意見が付け加えられて、その場でも形が変わっていく。提案に対して、みんなが意見をのべるので、ひとりの意見ではなく、みんなの意見になっていくから、より納得できる解、納得解になっていく。という感じです。誰かの意見ではなく、自分も参画、貢献したみんなの意見になっているから、納得しやすい。納得するからコミット、参画、ジョインも得やすい。といういい循環が起こっていきますね。

チェックアウト みんなの意見を聞くことは最っも優れた「納得をつくりだす方法」

というわけで、今日のちょんせいこのファシリテーターラジオは「説得と納得」についてお話をしてきました。自分の意見や提案を理解してもらって、それはもっともだと認めてもらうためには、説得しようと閉じてしまわずに、むしろ開いて、みんなの意見を聞いて、みんなの意見が入った意見にしてしまうことが一番の早道。今、まさに、誰かを説得しようとしているあなたがいらっしゃったら、まずは、相手の意見を聞いて、みんなの意見にすることが、納得をつくり出す一番の方法かもしれません。会議までのプロセスづくり。大事にしましょう!リーダーとメンバー、大人と子ども、異なる立場の人たち。どんな組み合わせでも同じですよね。

それではコメント返しです。前回は「 Act.102 具体と数字と印象」のお話でした。

(コメント返し)

ということで。今日のちょんせいこのファシリテーターラジオ、いかがだったでしょうか。あなたのフォロー、いいね、コメントが力になります!それでは素敵な時間をお過ごしください!ありがとうございました。ちょんせいこでした。

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