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ファシリテーションをオンラインで学ぶ

バタバタとしているうちに、すっかり久しぶりのnoteになってしまいました。今日のテーマはオンラインファシリテーションについて、最近、考えていることをツラツラと。明日の認定講師養成講座もオンライン開催となりました。2日間の長丁場。楽しみたいと思います。

Zoomのオンラインミーテイングや学びの場作りが加速

新型コロナウィルス感染拡大防止のために、私たちの社会生活は日ごと、週ごとに変化を迫られています。2月29日の首相会見で「これから1、2週間が急速な拡大に進むか、終息できるかの瀬戸際」と説明があり、休校要請。仕事も教育も生活も、史上初の工夫と変化を求められています。

そのひとつに、学びのスタイルがあります。

感染クラスターを形成しないために、不特定多数の人が大勢で集まる場を避ける。その方法としてオンラインの学びの場づくりが急ピッチで進められています。SNSでは、オンラインアプリZoomを使ったミーティングや学びの場づくりなどの様子が、次々とアップされるようになりました。

個人や少人数を対象とした オンラインレッスン

弊社には、以前からホワイトボード・ミーティング®︎をオンラインで学ぶコースがあります。90分・全8回のコースですが、驚くのは「全くできなかった人」が、終わる頃には「できるようになっている」という事実です。モチロン、個人差はあるけどスゴイ!その可能性を認めざるを得ません。

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リアルに集まってワイワイ言いながら学ぶ楽しさは、何ものにも変えがたく尊いものですが、ホワイトボード・ミーティング®︎を学びたい方は全国におられます。弊社近くに住む人にとっても、オンラインはとても便利。個人や少人数レッスンで、ファシリテーションを身につけていただいています。

大勢を対象とした オンラインワークショップ

そして最近、力を入れてきたのが「大勢のオンラインワークショップ」です。Zoomには、実に様々な機能がありますが、極力、使う機能はシンプルにおさえて、実際のファシリテーションで場作りを進めてきました。

そもそもファシリテーションの醍醐味は対話で生まれる気づきや発見、そこに育まれるグループダイナミズムです。自分だけでは思いもよらぬ意見にハッとしたり、新しいアイデアや合意が創出される。みんなが公平に場にコミットする保障があり、なおかつ参加の濃淡やソロも尊重されます。

Zoomではブレイクアウトルーム機能で3〜4人のグループに活動の進行を委ねます。方法や時間をどのくらいお渡しするのか。それは、デジタルなように見えて、実はアナログなファシリテーションと本質的には同じ。双方向の対話が肝になります。そこに、デジタルの特性をいかすのが、オンラインファシリテーターに求められる資質と言えるでしょう。豊かな学びや議論で成果を創造するのが、ファシリテーション。そのプロセスコンサルテーションはオンもオフもほぼ同じです。

参加者がファシリテーションを習得していると進めやすい

先週は「ホワイトボード・ミーティング®︎気軽な勉強会」(2時間)と「国語ファシリテーション講座」(6時間)のセミナーをオンラインで実施しました。どちらも参加者は30人超。丁度、良い人数でした。オフラインワークショップと同じように、オンラインにも適正サイズがあります。

「気軽な勉強会」は、村上和隆さん(パソナ・パナソニックビジネスサービス株式会社)が話題提供。参加者はホワイトボード・ミーティング®︎を標準装備している方が多かったので、グループワークも随分とお任せできました。初心者も熟達者も互いに学びあう様子はさすが。「難しい」「新しい学びに出会えた」などフィードバックもオフラインと同じでした。

「国語ファシリテーション講座」は、石川晋さん(授業づくりネットワーク理事長)と一緒に進めました。資料をあらかじめ配布して詩や物語を読み進める協同的な学習です。こちらは6時間。赤ちゃんを抱っこしながら参加する方やご家族にZoom設定をお願いして辿りついてくださった方もいて、終わった時には「おもしろかった〜」の声が。ペアやグループワークをふんだんに取り入れるので、時間も早かったです。明確に諦めたのは、全員一斉の音読。全員が声を同時に発しても、ズレて聞こえるのが面白かったです。はい。あきらめます。


それでもやっぱり、オフラインでお会いしたい!

工夫次第で私たちは対話し、学び、より幸せをめざして前に進める!オンラインファシリテーションは、私たちの可能性を拓けてくれると確信しています。これまで、そのノウハウをまとめてこなかったのですが、少し、発信しようと思います。そのスキルはきっと、オフラインでも活かせるはずです。

そして何より。オンラインで学び合う人たちを見ていると、一番、嬉しそうなのはオフラインで会った時なんですよね。早く安心した環境で、近寄ってハグしたり、ハイタッチしたり、握手しながら、やっぱり共に時間を過ごしたい。新型コロナウィルス感染の1日も早い終息を願います。その日までにやれることはやっておこう!と思うのです。

1年後。私やあなたは、このnoteを読んで、どんなふうに振り返るのでしょうか。いい振り返りができるようにしたいです。

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