【不機嫌なとき】
あなたが不機嫌である時、
いい仕事ができるだろうか。
勉強に集中できるだろうか。
スポーツで、いい練習やいい試合が
できるだろうか。
どんなことでも、心の状態が整っていなければ、
パフォーマンスは下がるはず。
強く集中できているとき、能力を存分に発揮できたとき、
いい人間関係ができたときのことを振り返ってみると、
心が整っていることがわかるはず。
心ほどパフォーマンスに影響を与えるものはないのだが、
私たちはなかなか心の大切さに気づくことができない。
その理由は、心は見えないから。
心の状態は行動の質を決めている。
だからこそ、どんな状況でもパフォーマンスを最大限に
発揮するために、感情に振り回されることなく、
心の状態を大切にしなければならない。
フランスの哲学者、アランの書いた『幸福論』の中で
「不機嫌は結果であるばかりでなく原因でもある」と
書いている。
何らかの出来事が、自分が不機嫌になる結果を招き、
その不機嫌が、次の自分の行動の原因になる、
ということ。
そしてこうある。
「不機嫌に立ち向かうとき、すぐに姿勢を変え
適切に身体を動かすことだ。たとえば、ほほえむ。肩をすくめる。
こうした動作には、心配事を軽くする効果があると言われている」
お試しあれ。