
議会開会までの勉強期間
議会開会までの時間を使って政治活動。
今日は所属する『若手議員の会』の勉強会@所沢市です。
『若手議員の会』では、全国>関東>東京>東部ブロックのように様々な単位で運営がされていて、今回は『関東』かつ『埼玉』の研修ということで、所属の議員の皆様に研修をアレンジしていただきました。
1.マインドセット
今回のテーマは『街づくり』
所沢市の特色ある街づくりについて、所管部署の皆さまに説明をいただきます。

関東研修には超党派で30名以上のメンバーが参加し、共に学びを深めます。

所沢市議会の松本議長には、所沢市の概要と所沢市議会の概要をお話しいただき、過去の経緯や街の課題などをインプットいただきました。

2.研修内容
(1)マンホール蓋広告事業
概要
・マンホール蓋の設置コストの削減+賑わい創出
・累計27社40基を設置、現在までの7年間で1,225万円の収入
・カラフルなマンホールの設置で街の明るさも演出
・駅近隣のマンホールは乗降客数によって料金を調整
・全国では13自治体で事業実施
・マンホールサミットin所沢では14,000人以上が来客
質問1:マンホール作成費
・マンホールの更新時に募っているので市で支出
・1年間の広告料でペイできる金額
質問2:マンホール蓋メーカーは?
・日の出水道機器
質問3:出稿業種
全て地元企業で構成されている
・学習塾
・天体望遠鏡メーカー
・食品メーカー
・医療系 など
質問4:継続率
・令和5年〜令和6年は、ほぼ100%
質問5:マンホールサミットの開催主体
・GK-P(日本下水道プラットフォーム)
参考
・墨田区にもマンホール蓋を作っている企業があります。
(2)ウォーカブルな街づくり
WEDO
・歩きたくなる街とはどういう要素が必要か?
・『Walkable』 『Eye level』 『Diversity』 『Open』
・スーパーブロックと呼ばれる歩行者専用空間の創出(バルセロナ)
・アウトドア・ダイニング・パーミットと呼ばれる、道路上にカフェなど
を創出(ポートランド)

TOKOROZAWA DESIGN WALK
・所沢のまちにある文化を発見し、所沢での暮らしを楽しむきっかけを創出
・7つのイベントを同時開催することで、自然な街歩きを演出
・街歩き→街づくり
質問1:地域と行政を結びつけるポイントは?
・コーディネーター・ファシリテーターを見つけること
所沢では地元出身の学識者に入ってもらっている
・当初はボランティアだったが、現在は委託をしている
質問2:ウォーカブルな街づくりをはじめるには?
・商店会長、街づくりに興味がある人、事業者に声をかけるところから
質問3:庁内での連携は?
・賑わい作りは、都市計画・企画経営・産業振興など複数にかかる
先ずは、庁内で持っている情報を共有する
質問4:街づくりをする人の育成は?
・自分たちも手探りの事業なので、一緒に成長しているという感覚
(3)所沢駅西口地区の再開発
・平成18年に構想し、約20年の時を経て実現
・旧車両工場跡地を商業化
・施設には車両工場時代の線路や車両展示あり
・開かずの踏切があるので、現在着手している

質問1:地権者との交渉
・工場跡地がメインなので、地権者数は少なかったが換地にあたっては不安を抱く人もいるので、何に不安を抱いているのかを捉え、的確かつ丁寧な受け答えが必要。
質問2:従前の住民の住み替え率
・ほぼ100%の方が、代替住戸(マンション)に住み替えている。一軒家からの住み替えに不安だった方もいたが、無事に終えている。
3.その他
全国若手議員の会
39歳までに初当選をした、45歳以下の議員(超党派)の集まりです。