6-0からの逆転負け。痛い1敗だが、内容が違う2試合。5月3日
GW後半戦初日の日本プロ野球は6試合が行われ、6-0からの逆転劇が2試合ありました。
タイガースvs.ドラゴンズとジャイアンツvs.スワローズです。
まずタイガースvs.ドラゴンズ。2回にドラゴンズが6点を先制し主導権を握るもただ、タイガースも2点ずつ返して6-6に。9回、ドラゴンズが1点を勝ち越すもその裏、タイガースが2点を取ってサヨナラ勝ちしました。
まずこの得点経過からわかるように2回に6点を取ってからはなかなか得点が取れなかったドラゴンズ打線。6-0といえども回はまだ2回表。タイガースにとってはまだ8イニングスの攻撃があったわけで追加点を取れなかったのが痛すぎた。
そして9回裏。1点を勝ち越してマウンドには守護神のRマルチネス投手。しかしここで中日の守備陣にミスも出て同点にされると、マルチネス投手はストレートしか投げなくなってしまった。それをタイガース打線が確実に捉えてサヨナラ勝ちした。
私の個人的な感想としては野手の2つのエラーがあってマルチネス投手がふてくされてストレートしかなげなくなったような感じに見えました。今のドラゴンズのチーム状態、チームの雰囲気がそのまま出てしまった試合だったのかなと思いました。
そしてジャイアンツvs.スワローズも6-0からの逆転劇でジャイアンツの勝利。
この試合はスワローズは2、3、4回に合計6点を入れてジャイアンツの2番手以降の投手陣も確実に捉えていました。
スワローズがまずかったのが、先発高梨投手が岡本選手、ブリンソン選手にホームランで5点を返された形。
今のジャイアンツはタイムリーはなかなか出ない状況で6点差を跳ね返すには「1発」つまりホームランでの大量得点と勢いが必要な状況。そんな状況での2発は大きかったです。
しかしスワローズは8回に追加点を取ったんです。これで7-5。野手陣としては中盤に再三チャンスがありながら追加点が取れなかったことはありましたが8回の追加点で「やることはやった」。あとは投手陣が踏ん張ってくれれば・・・という状況でした。
しかしブリンソン選手に逆転3ランHRを浴びての逆転負け。私はどこかで捕手を中村悠平選手に変えても良かったのではないかと感じました。清水投手がベンチ外で8回は投手交代が難しかっただけにそんな作戦もあってもよかったかなと感じました。
昨季までのスワローズではほとんど見られなかった逆転負け。先週の横浜戦でも4-0から逆転負けもあったようにチーム状態が相当苦しいことは間違いないと思います。ただ野手としてはやれることはやった。ただ投手陣が打たれて負けたという試合だったと思います。
この2試合。結果は6-0からの7-8という逆転負けにはかわりありませんが、内容を紐解くと今のチームの総合力が出ているのではないかと感じました。