楽に勝ちたいし好きなキャラも使いたい
『ポケットモンスター ヴァイオレット』を楽しく遊んでいる。進捗としては、もうそろそろクリアできるかな、というところ。従来のポケモンの楽しさもありつつ、ポケモンセンターの上に乗れるとかそういうオープンワールド的な楽しさもあり、よい。難点を上げるとすれば処理落ちが激しくてプレイ感がもっさりしていることと、やたらと画面酔いしやすいこと。長時間プレイしていると僕は気持ち悪くなってしまうので、『League of Legends』のキュー入れながらやるとか、そういう遊び方でのんびり遊んでいる。
対戦までいければまた別の評価も出てくると思うけど、世界を歩き回る分にはとにかくSwitchの性能の限界を感じるシーンが多い。自分のPCでやらせてくれとプレイしてて5000回くらい思った。もちろん子供むけだからSwitchで出すことに意味があるし、そうもいかないんだろうけど、だったらもうちょいなんとかならんかったのかなー、とは正直思う。
発見もある。一つ久しぶりにナンバリングをプレイしてて気づいたこととして、僕はどっしりしたポケモンが好きだ。
最近自分が「短足で動物的キャラクターは大体好き」ということに気づいたのだが、重量感があるとより好きになる傾向がある。
結果としてすごい総重量のPTになりつつある。マリルリとユキノオーでアイドル枠を争っているが、マリルリは単純に強いので選出機会が多く序盤からお世話になっており、ややマリルリに軍配が上がっている状態。
カバルドンにいたっては場に出すとすなあらしで処理落ちするので出来るだけ出したくないと思いながらも、見た目が好きなのでパーティから抜けずにいる。かといって別にカバルトン絶対主義というわけでもなく、これ以上に好みの見た目が現れたら躊躇なく入れ替えると思う。この自分の中に存在する効率厨とキャラ愛厨とのせめぎあいが、なんとも楽しい。
対戦ゲームの一方的なイメージから「ちょもすは効率厨」と誤解されることは人生で少なくなかったのだけれど、実際はそうでもない。どちらかといえば効率厨寄り、というだけで、見た目や生い立ちが好きなキャラを使いたい気持ちも結構ある。勝ちたい気持ちが何より優先される対戦ゲームにおいて中々実現が難しいが、好みのキャラでなんとか勝てないか一旦試行錯誤してみるくらいには、キャラ愛も存在していたりする。使っているうちに愛着が沸くパターンもよくあり、キャラ愛が沸いてしまった特定のキャラクターが弱体化されてゲームそのもののモチベがひどく下がることも珍しくない。
強いPTやデッキ、キャラクターを使っているうちに愛着が沸いた回数は数知れず、格闘ゲーム等のアクション性が高いゲームは最強キャラからはじめてそのキャラに愛着が沸き、弱体化パッチがきた時に絶望し大体引退する。そのたびに、バランスなんか取らなくていいのに、と思う。最大幸福のことなんか知ったことではない。僕にとっては僕の好きなキャラクターで勝てることが最も大事なことなのだ。
「楽に勝ちたい」と「好きなキャラを使いたい」。インターネットだとどちらか極端な意見が取り上げられやすいけれど、僕はこの二つの真ん中で死ぬまで葛藤し続けるんだろうな、と思っている。