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仕事で分かってきた日本語表現(6)


ぱっと見

「ぱっと見」とは、主に外見を軽く、瞬間的に見たときの印象を述べる際に使う表現です。例えば、ある作業内容を共有してメンバーたちに見せることがあると思います。そのとき、一瞬でも見ていただくのように、短い時間内に軽く見るという感じですね。

例)
・今の不具合ですが、ぱっと見で原因がわからなかったので、また起きたら教えてください。
・内容をぱっと見で、間違っているところは見つけませんでした。

ということで、「ぱっと見」という言葉のポイントは瞬間的に見ることだと言えますね。


様子見

「様子見」とは、物事の成り行く過程や結果を見守るという意味です。仕事をしていると、さまざまな変数があるわけですね。やっと見つかった不具合が再現されなくなったりする、すっきり決断することが難しいときがあると思います。そういうとき、少し時間を持って見守ってみる意味として使われます。

例)
・この不具合は以前起票したが、再現率が低くて様子見となった事象です。
・短期間なリトライは一旦なしで様子見でもいいと思います。
・今日は体調不良のため様子見ながら稼働になります。

体調様子を見ることのように、日常でも使われる表現ですよね。私にとっては、様子という言葉が少し抽象的だったので、今回になんとなくイメージがつきました。


目を通す

「目を通す」とは、ざっと見る、ひととおり見るという意味です。細部のところまでではなく、大体の内容を理解してもらいたいときに使われます。もちろん自分に対して使うときもあります。

例)
・重要なお知らせになりますので、今日明日で目を通してもらえると助かります。
・本日はお休みとさせてください。定例は記事録に目を通しておきます。

今回は「見る」「目」に関する表現となりました。これからも「目を通す」のように身体に関連した単語を使った慣用表現がたどんどん分かってきたら嬉しいです!


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