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【留学資金戦略】ラトビア政府奨学金完全攻略マニュアルについて

閲覧ありがとうございます。ちょめです。
私は現在、ラトビアにあるラトビア大学(University of Latvia)でComputer Scienceの学士の正規生として留学しています。
私の自己紹介についての詳細はこちらになります。!

この度2024-2025年度の奨学生として、表題の通り【ラトビア政府奨学金】に合格することができました。ちなみに2023-2024年度は残念ながら不合格であり、最初の1年は自費で生活する必要がありました。そのため、その内容及び一度目の失敗から学ぶマニュアルで【実際に2023-2024年度で不合格だった書類】と【今回の合格に至った2024-2025年度版の書類】の両方を共有したいと思い、執筆するに至りました。

実際に私が2023~2024年の歴史的円安の中、「月の生活費の出費がどの程度だったか」、「この奨学金で賄えるレベルはどの程度なのか?」など詳細なラトビアの首都リガでの生活にかかる経済面の説明も載せておりますので、参考になれば幸いです。

公式サイトにて必要最低限の情報は掲載されておりますが、出願について情報が不透明な箇所があり、特に「どのような選考基準なのかどうか」、「ラトビア大学での生活はどうなのか」などの部分については個人の主観も入りますが、実際に説明オリエンテーションに参加した上で自分なりに分析しておりますのでその点についても解説しております。

現在、ラトビア(少なくとも首都リガ)に日本人正規留学生として滞在しているのは私の知る限りで私のみであるため、「海外にチャレンジしてみたい」、「海外の友達をたくさん作りたい」と考えている方に強くラトビア留学を勧めたいです。「日本人」というアイデンティティを持っているだけでかなり特別な存在になれます笑。私と一緒にオンリーワンになりたい方!、いつの日かリガでお会いできることを楽しみにしております。


1. ラトビア政府奨学金とは?

ラトビアの大学で学ぶ海外留学生(学士・修士・博士)に対する奨学金です。国籍の指定はありますが、日本がこのリストに属しているため、日本国籍があり、日本のパスポートを所持していれば応募することが可能です。
ちなみに私はラトビア語は多少は嗜みましたが、ラトビア語を通じて学問を勉強できるレベルでは決してありません。そのため、私のコースは全て英語のコースです。それでも奨学金を受け付けています。

実際の応募資格のある国リスト(抜粋 ※以下参照)

詳細は以下の公式サイトに全て、記載されております。

  • 奨学金についての情報(簡略化版)

  • 奨学金の情報(詳細版&国のリストもここから抜粋)

この国のリストについて、少し驚いたのが、私が最初に応募した2023-2024年度と比べて、かなり少なくなっていました。具体的にはリトアニアやノルウェーなどもう少しヨーロッパの国々がこのリストに名前を連ねていたように記憶していましたが、それがなくなっています。この英語を見るに「ラトビア人の留学生に奨学金を設けている国々」と書かれているため、日本がラトビア人の留学生に対して奨学金を提供しているおかげでこのリストに名前があるのだと思います。感謝ですね。ただ一方で日本人の応募者が少なければ、打ち切られてしまう可能性もないとは言い切れないと思うので、誰か正規の学生が来てくれることを強く願っています。一緒にリガでご飯やお酒を飲み交わしたいです。

【給付期間 / 給付額 / 申請期間 (公式サイトからより)】

ここに関しては、上記にある簡易版の方のサイトを確認してみていただければと思いますが、要約したものを簡単に記載しておきますね。

【給付期間について】
1. 学士及び修士の留学生:最大10ヶ月
2. 博士の留学生:最大11ヶ月
3. ラトビア語、ラトビア文学、ラトビア文化・歴史に関する修士:最大2学年
5. サマースクール参加者:約2週間

またラトビア政府奨学金は、2期までは連続して、奨学金の受給を再度応募することができます。(必ずしも再合格できるわけではないです。)

そのため、要約すると
私の現時点を想定すると、私のコースは4年のプログラムなので

  • 1年目→❌

  • 2年目→⭕️

  • 3年目→⭕️ or ❌

  • 4年目→【3年目が⭕️だった場合は❌確定】 or 【3年目が❌だったら⭕️ or ❌】

というシナリオが想定できるわけですね。また合格したとしても、【最大10ヶ月】と言う文言もあるため必ずしも10ヶ月というわけではないですね。実際にウズベキスタン人の友人で5ヶ月分の2500ユーロのみの合格だった場合の事例も知っています。

【給付額】

  1. 学士の学生:月額500ユーロ

  2. 修士の学生:月額600ユーロ

  3. 博士の学生:月額700ユーロ

  4. サマースクール参加者:1人につき1000ユーロ
    ※奨学金はサマースクールの主催者に振り込まれ、ラトビアの奨学生には支給されない。サマースクール参加者は、出身国からサマースクール開催地であるラトビアまでの渡航費、保険料、ビザ取得費を自己負担しなければならない。サマースクールに必要な書類は、サマースクール主催者に直接提出しなければならない。

【申請期間】
期間に関しては、毎年恒例で2月1日、締切が4月1日となっています。
私が、最初に応募したのは2月上旬で応募して不合格で
今回の合格は3月中旬程度で応募した気がするので、「出願が早いから受かりやすい」ということはないのかなと思います。

この記事に関しての概要と私の願い

私の場合は一度目で不合格となってしまい辛い思いをしましたが、私の戦略としてはErasmusにも参加する予定で1年間の奨学金はほとんどの確率で合格できますし(実際にこの奨学金と同時進行で応募しており、合格していたため、仮にラトビア政府奨学金が不合格だった場合はポーランドの大学でのErasmusが決まっていました。)、関西日本ラトビア協会の素敵なコミュニティという方々もいるのでそこまで資金面は心配しておりません。これらに関してはいずれ、別記事で詳細に解説します。

また、この奨学金の枠も、国別で予算が組まれているため、応募者の日本人が少なければ少ないほど合格率も上昇します。と言うことは、現状私を除いてラトビアに正規留学している日本人がいないので、この記事を購入いただいた方が合格しやすいのは明白です。

正直、個人的な願いとしては、
他のハンガリー奨学金が有名である中でも「ラトビアの大学が第1志望です!、ちょめさんに会ってみたいです笑」と言う方がこの記事を見つけてくださることを強く願っています。(もちろんどなたが閲覧しても幸いですが笑)

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