2020.8.29 ハードヒット
8.29の野外プロレスといえば、大方は新日本の神宮大会を想像するだろう。しかし、同日に川崎でもう一つの野外興行が存在した。
規模は新日本の10分の1。しかし純粋にハードヒットを愛する者たちが川崎に集結した、いわば少数精鋭の観客たち。
佐藤選手曰く「絶対に密にならない」ということで、どんなものかと思い行ってみました。
第一試合 田村男児対中村圭吾
田村選手は翌日の世界ジュニアヘビー級挑戦を控えての試合。
本大会は十分に間隔を取っていれば大声で声援を送ることも可能とのことだったので、スタンドから田村選手を応援しました。
中村選手もDDTリングでは、その独特の思い切ったキャラクターが話題の選手ではありますが
ハードヒットで見る勝ちにこだわる姿は新鮮でありましたが、田村選手の気勝利へのこだわりのほうが上回りました。
あと提供者の名前とコメントのギャップがめちゃくちゃ面白かったです。
第二試合 鈴木秀樹、鈴木慎吾対中台戦、SUSHI
リングは炎天下。いつぞやの大日本の野外興行でリング上は50度を超える暑さになると見たことがありました。
そんななかこの試合では「焼け!!」というヤジが飛んでいて秀逸だなぁと感じました。
第三試合 服部健太対依光健太郎
やるほうもさることながら見るほうもグランドで見ている方々は本当に過酷な環境で見ているなぁとスタンド席からまったり見ていました。
ハードヒットはグラウンドポジションになることが多いので、今日のように傾斜がついたところから見れるのは非常に見やすくてよかったです。
服部選手がアンクルホールドで勝利。
第四試合 T98対田馬場貴裕
T98選手のプロレスデビュー戦。きっついローキックでダウンを重ね、田馬場選手が3ロストポイントで負けてしまいました。
ハードヒットならではという感じでした。
完全なプロレスルールでやったらどっちが勝つかわからないなと思いました。
休憩中の佐山選手対関選手の試合はビール買いに行ってて見れなかったです。
第五試合 松本崇寿対岡田剛史
ハードヒットのいいところは試合時間が短いところ。故に勝負を仕掛けるのが早くなり、展開が早くなる。
この試合、柔術がバックボーンの二人なので、仕掛けるときは一瞬かなと思いつつも、
柔術の試合と違って決まってもロープエスケープがあるのでそれがどう作用するかというのを楽しみました。
結果は松本選手が2ポイントを残し勝利。
第六試合 和田拓也対飯塚優
この試合は和田選手の強さを再確認しました。リング中央でのがっちり決まった肩固め!!絶対逃げられない!!
変態アブソリュート、マジでアジアタッグ挑戦してくれないかしら。
第七試合 ロッキー川村対阿部諦道
阿部選手、ハードヒットだと生き生きしてるんですけど戦績があまり芳しくない印象なんですよね。
最初は勢いよく攻めていたものの終盤でダウン取られて、一回立て直すもKO負け。
そしてまだ私たちはこの後に起こるロッキー川村選手の悲劇を知る由もなかった・・・。
第八試合 関根シュレック秀樹対佐藤光留
この興行のメインイベント。佐藤光留選手はでかい相手に臆することなく立ち向かう。
そこがとてもかっこよくて、好きなところなんだと実感した。
関根シュレック秀樹選手のジャーマンからの腕ひしぎ十字でギブアップ。
それでも大満足の興行でした。
お酒を飲みながら、日光を浴びながら、ヤジを飛ばせる。
三拍子そろった素敵な興行でした。ありがとうございました。