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#1 コロナ禍の上海渡航 PCR検査〜健康コード申請まで

この日記の情報:2022年10月27日現在のものです

今回の中国渡航にあたって、事前の手続き、準備などを記事にしています。
中国渡航にあたっては、その時々で細かく情報が変わります。
また、「私はこうだった」だけで、全く同じ時期に同じ方法で渡航した方でも全く違う対応された方もいるはずです。

海外渡航の際は、常にご自身の責任で情報を収集してくださいね^^

長くなってしまいそうなので、#1で前日の健康コード申請まで、
#2でその後の当日の動きなどを書いていこうと思います。

私の搭乗スケジュールと当時の状況

<利用路線>
9/25(日) 9:20成田発、上海行き NH919便

もともとは、もう少し早い時期の便を予約していたのですが、
直前にコロナ陽性となってしまい…
ワクチン接種済み、渡航に向けて感染対策は万全でしたが。。。
急遽、他の便のキャンセル待ちを行いました。
ありがたく9月中の便を確保できたので、それに向けてPCR検査施設を予約。

当時、住んでいた家を引き払って実家に泊まっていたため、
渡航前PCR検査が始まる前に東京都内まで移動を済ませておきました。

コロナに感染歴のある人の中国渡航

中国大使館から求められている「既感染者」としての渡航準備用に、
症状が無くなってから24時間の間隔を空けて2回のPCR検査を行い、陰性証明×2枚を取り付けました。※完治証明

(出国前に滞在していた地域では医療状況が逼迫し、若い人は受診できなかったため、民間のPCR検査期間を受診するために東京までPCR検査を受けに行った)
↑当時日本で求められていた、発症日から10日間の自宅療養後、自主的にPCR検査を受けて陰性になるまで自宅待機

その後、2回目のPCR検査の日付から14日以上経過してからフライトになるように予約するフライトやホテルの予約を調整。
この後は、感染歴のない人と同じ申請方法です。

(二)既感染者

 既感染者は全治から14日間経過後、健康コードの申請が可能です。

 1、定義:

 新型コロナウィルス陽性と診断された方、またはPCR検査で陽性となった方は既感染者とみなします。

 2、申請手順

 (1)完治確認:

 任意の検査機関(同一機関でも可)で24時間間隔を空けて、2回のPCR検査を行い、検査証明書を取得してください(採取方式は問わない)。2回のPCR検査が共に陰性の場合、完治とみなします。

 (2)完治確認後:

 完治確認で行った2回目PCRの検体採取日より、最低でも14日間の健康観察を行い、期間中異常がなければ、本通知の「一、(一)未感染者」の申請手順より各検査、健康コードの申請を行ってください。健康コード申請時に、完治確認で行った2回の陰性証明書も併せて添付して下さい。

http://jp.china-embassy.gov.cn/jpn/tztg/202206/t20220630_10712739.htm

完治証明のための陰性証明書×2の書式がわからない;;


この、「コロナに感染したけど、治っているよ」という証明のために、
健康コード申請の際に取り付けた2回の陰性証明も添付する必要がありました。
ただ、その書式については大使館サイトで細かい言及がなく、
大使館に問い合わせを行いました。

※この時、私の手元にあった陰性証明書にはパスポート番号の記載がありませんでした。同じ時期に、既感染者で申請を行った際、陰性証明書にパスポート番号の記載がないと審査に落ちる、という噂もありました。

在日本中国大使館サイトからの返答

私の問い合わせ内容は、下記の通り。

  • 指定の書式があるのか

  • 記載が必要な情報を教えてほしい(パスポート番号など必須?)

  • 記載言語は日・英・中のどれか?

すぐにメールの返信が返ってきて、

  • 検査機関名、検体採取日時、「陰性」の文字が必須

  • 指定書式はなく、任意で良い

  • パスポート番号、英語での姓名が記載されていればなお良し(義務ではない)

  • 記載言語は日本語でOK、他言語の併記も可(義務ではない)

ルールが決まっていないことが一番怖く、審査を行う担当者の曖昧な判断で渡航不能になるリスクがありました。
なので、私はできるだけ低リスクで申請ができるよう上記のように問い合わせを行った・・・という経緯があります。

パスポート番号が義務ではないにしろ、万が一審査落ちすると困る…と思い、大急ぎでパスポート番号を記載してくれる民間のPCR検査施設を探して再び陰性証明書(パスポート番号付き)を取り付けました。

※結果的に、パスポート番号が書かれていない陰性証明書で健康コード申請は通過できました。

渡航前PCR検査の予約と、検査実施

フライトが決まった時点で、渡航前PCR検査を行う医療機関と、ホテルの予約を行いました。

渡航前のPCR検査は、完全予約制です。
中国政府指定の書式で、決められた情報を、決められた方法で記載できる病院だけが対象になっています。

大使館指定の医療機関のリストから、自分のフライトや家からの距離を考慮して都合のいい場所を選び、サイトから予約をしました。

一、渡航前検査及び申請手順について

 (一)未感染者

 日本から中国へ渡航する方は出発の二日以内に2回PCR検査を行って下さい。詳細はこちら:

 1、1回目PCR検査(搭乗予定日の2日前):

 長期に渡り中国渡航者に向けて検査を行っていた検査機関(リンク1、リンク2)または日本厚生労働省に登録している自費検査機関(リンク3)で1回目PCR検査を行ってください。

 検査日時の計算方法は「搭乗予定日−2日=1回目PCR検査日」となります。

 2、2回目PCR検査(出発時刻の24時間以内):

 検査効率等の技術条件を満たしている検査機関(リンク4、リンク5)で2回目PCR検査を行ってください。必ず1回目と異なる検査機関を選んでください。

 検査日時の計算方法は「出発時刻−24時間=2回目PCR検査日時」となります。必ずすべての検査報告書と申請書類をアップロードしてください。



http://jp.china-embassy.gov.cn/jpn/tztg/202206/t20220630_10712739.htm

私が予約した中国政府指定PCR検査機関

予約時に気をつけたのは、土日の対応ができる医療機関であること、
できるだけ早く結果が手元に届くこと…でした。
フライトが日曜日だったので、PCR検査は金曜日と土曜日に受ける必要がありました。

フライト2日前/PCR検査①:杏雲堂病院 9:30~

1回目のPCR検査は、出国2日前、とルールに記載されています。
48時間前、と指定がないので、厳密にいえばフライトの2日前だったら何時でもOKとも読めます。
私は余裕を持って、フライトまで残り48時間になったくらいギリギリの時間を予約。

受付で、既感染者の手続きに必要な完治証明は持っていますか?と聞かれ、持っていると答えました。
※当時、この手続きを知らずに審査落ちした方からの相談が殺到していたそう

検査前に簡単な問診票と誓約書への署名、会計を済まし、病院とWechatで友達になりました。
これで、健康コード申請に使う陰性証明書①がPDFで受け取れます。
陰性証明書は当日13時頃、WechatでPDFデータで受け取りました。

フライト24h以内/PCR検査②:三田国際ビルクリニック 10:00~


陰性証明は当日14時頃、メールでPDFデータを受け取りました。
ルールにも記載があるとおり、1回目と2回目は必ず別の医療機関で受ける必要があります。

ここは渡航前PCR検査を受ける人と、検診を受ける人が同じフロアにいたのでちょっと狭く感じました。
私はバックパックひとつだったのですが、中には大きなスーツケースを持ってきている方もいて、大変そうでした…。

どちらの病院も、中国向けの渡航前PCR検査にはかなり慣れていらっしゃって、受付の方もドクターもさくさくと進めてくださいました。

また、どちらの病院も仮に検査結果が陽性、または無効だった場合はすぐにTELで連絡をくれるようになっていたみたいです。

渡航前陰性証明×2ゲット、健康コード申請

2回目PCRの結果を待ちつつ、成田へ移動

翌朝9:20のフライトに向けて、空港近くのホテルに宿泊するために移動。
この日は台風が来ていて都内の交通がかなり乱れていたので、早めに移動しました。

成田エクスプレスで成田へ移動、ホテルの送迎バスでホテルへ。
チェックイン直後くらいに、2回目PCR検査の結果がメールで届きました。
一息ついて、健康コード申請にとりかかります。

健康コード(HDC)申請開始

大使館の情報によると私のフライトの健康コード申請締め切りは18時。
ここに間に合わないと審査対象外、明日のフライトには乗れません;;

注意すること① Wechat版ではなく、ネット版で申請する

あなたが日本国籍なら、Wechat版での申請はできません。
ネット版で行います。

注意すること② 添付する予定の全てのデータは、JPEGで用意しておく

健康コード申請の専用フォームには、PDFを添付できません。
また、画像サイズが大きいと処理落ちする可能性があります。
あらかじめ、パスポートやビザの写真、陰性証明書などはJPEGに変換しておきましょう。
ググると、他のデータフォーマットからJPEGに変換する方法もでてきます。

注意すること③ 申請フォームに登録したIDやPWを忘れない

ろくなことありません。
中国政府から健康コード申請が求められるうちは、次回の申請時にも同じIDとPWを使います。

注意すること④ 大使館の説明を理解する、最終チェックする

健康コード申請を行う際の方法、添付資料、注意事項は全て大使館サイトに日本語で説明があります。
健康コード申請時体は、特に難しいことは聞かれません。
落ち着いて、内容を理解しながら解答することが大事です。
また、必要な書類をしっかりと添付したか最終チェックを行いましょう。

ネット上に解説サイトや旅行会社の情報がたくさん溢れていますが、
一番信頼できるのは、一次情報の大使館のサイトです。
解説してくれている人が間違ってしまうこともあるので、情報の信憑性は自分でよく見定めましょう〜

よーく確認してから申請

ホテルの部屋など、落ち着ける環境で行ったほうがいいと思います。
私は確認にかなり時間をかけました。。。
17時少し過ぎた頃に健康コード申請完了。
申請を行ったあとは、健康コードはオレンジ色になり、審査中、と表示されます。

15分ほどでメールで審査完了の連絡あり

無事に、審査完了のメールが来て健康コードが緑になりました。
18時前には緑の健康コードが手元に来たため、この後は落ち着いて明日に備えました。

参考までに:当時の在日本中国大使館の情報

後に自分で振り返るためにも、私の渡航時の状況を記録しておきます。
下記は、在日本中国大使館から発表されていた中国渡航に向けたPCR検査のルールです。

2022.10.27時点での中国政府の渡航者に向けた情報(在日本中国大使館サイトより)


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