とんでもないところに行く、ただ一つの方法
とんでもないところに行くための、ただ一つの方法は、小さなことを積み重ねることという意味の記事を昔みたことがあります。たしか、イチローの発言だったと思います。
生きてきて30年あまりになりますが、この言葉は実にそのとおりです。誰から見ても、ある程度大きな成果を上げている人は、たいてい何かを積み重ねています。
また同時に、2年間もの間、投稿をさぼっていた自分をかえりみても分かることですが、続けることは本当に難しいです。例えば、私は大学時代から武道を続けていましたが、それでも10年足らずで道場から足が遠のいてしまいました。
その10年で得た気力や体力、精神力は以後の人生で大いに役に立ちました。それにも関わらず、なぜ止めてしまったのかというと、引っ越しを10回以上繰り返し、続けることが困難になったためです。
しかし、続けようと思えば続けられなかったわけではありません。それでも、様々な理由で続けることを止めてしまった背景には、そもそも気力といった内発的要因以外に、環境要因も含め、何かを続けることがいかに難しいことかを示しています。
もう一つ、大きな視点で考えると、そもそも人生は80年足らずであり、そんな限られた人生の中で、何かを続け、それなりの成果を得るために自分を律し続けることがそんなに大切かという疑問もあります。もっと気楽に生きようが、根を詰めて生きようが、いずれ死んでしまえば同じことではないかという考え方です。
これについては答えはなくて、どういう人生にしたいかという個人の考え方、価値観の問題だと思います。みなさんはどんな人生にしたいと思いますか。
私は30年あまり生きてきて、ある程度自分がどのようなことが好きで、どの程度根気があって、どんなときにあきらめたり、チャレンジしたくなるかを知っています。ですので、自分の力を過信することはありませんが、自分ができそうな範囲で、小さなことを積み重ねることができるようになりたいと思っています。
とんでもないところまで行けなくても、せめてその手前の風景はみてみたいと言いますか、とんでもないところまで行こうとしている人のことを理解できるくらいにはなりたいものです。
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