食べ物たちを集めて、楽しんでました![ファミレス生物2]
僕は芸人さん達のラジオが好きで、オードリーさん、ハライチさん、佐久間さん、三四郎さんあたりは毎週聴いています。
中でも最近毎週楽しみにしているのが、「マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0」です。
(またマヂカルラブリーさんの話で申し訳ない、、)
特に3月16日に放送された第100回放送が大好きすぎて、もうすぐ10周くらいしそうです。
100回の記念なのに、特別なことも(ほとんど)なく、食べ物の話ばかりしているのが本当にツボです。
その中で、体脂肪を減らすとして機能性表示食品として注目されるMCTオイルの話になりました。
MCTオイルで揚げ物作りたいという話が出たのですが、
加熱調理で用いると煙が出たりして危険だと言うことを勉強しました。
ちゃんと調べると、MCTオイルの主要成分のトリアシルグリセロールの発煙点が低いことが原因のようです。
健康と食欲のバランスは難しいですね。
聴いてる食べ物の方、よろしくお願いします。
自分に対して、このラジオの名物ジングルよろしく、
「アンタ、今までどこで何してたんだよ!?」って尋ねてみると、
仕事かご飯が真っ先に思い浮かびます。
「しゃけ焼いて食べてましたー!」
「ラボメンとタコス楽しんでましたー!」
生活が食の喜びに溢れています。
そんな食事の喜びに欠かせない要素は、味はもちろんのこと
盛り付けなどの見た目や、香りは言うまでもなく、
食べた時のシャキシャキなどの音や食感も重要ですよね。
最近、ラボセミナーでも紹介したくらいの面白そうなトピックがあって、
博報堂と東京大学 鳴海拓志准教授のチームは音が味覚の楽しみを増強するのではないか?という仮説の元で、ビールの味を高めるための音楽が配信されています。
Spotifyから無料で聴けるので、
夏のビールタイムをレベルアップできるか実験してみてはどうでしょうか?
では、このような音と味覚の研究について
他にはどのようなものがあるのでしょうか?
僕が読み始めたのは、ベルギーのブリュッセル自由大学とルーヴェン大学の研究チームが2016年に発表した研究発表です。
Carvalho, F.R., Steenhaut, K., van Ee, R., Touhafi, A., and Velasco, C. (2016). Sound-enhanced gustatory experiences and technology. In Proceedings of the 1st Workshop on Multi-sensorial Approaches to Human-Food Interaction MHFI ’16. (Association for Computing Machinery), pp. 1–8.
まず研究チームは、チョコレートを被験者が食べた時に、
音体験の差異によって、チョコレートに対する評価が変化するかを調べました。
※僕自身が、音楽に関して十分な知識を持ててないので、今回は音楽の説明は省略します。
甘さまたは苦々しさをイメージした曲を聴いたところ、
被験者たちのビターチョコレートに関する評価が、曲のイメージに引っ張られる形に変化しました。
つまり、甘さをイメージした曲を聴きながら食べた群では、甘いという評価が高まったとしています。
さらに単純な味覚だけでなく、口当たりにも影響を及ぼすか調べると、
クリーミーなイメージの曲では、クリーミーさと甘さの評価を有意に上昇させましたが、
ざらざらなイメージの曲では、クリーミーさには逆効果で、苦味の認知を高めると言う結果となりました。
結論として、音体験はチョコレートの知覚に影響を及ぼすことが示されました。
僕は、神戸に住んでいたときは、よく河原でお茶を飲みながら本を読んでいました。
ひょっとしたら、川のせせらぎが、お茶を飲んだ時のすっきり感や清涼感を上乗せしていたから、よく言っていたのかも知れませんね。
お口に入る前にモーツアルトなどを聴かされる食べ物の皆さんも、
ご自身の市場価値が変化しているのか実感あるのでしょうか?
ぜひそんな食べ物の方からのコメントお待ちしています。