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ジョン・タイターの本から読み取れる未来と今は符合するのか④
1998年にこの世界線にタイムトラベルしてきたジョンタイターという男。
彼が残したネット掲示板の話を現在起こっていることと比べていきます!彼のいた2036年に近づいているのかどうか。
タイムトラベラーの存在を認めるという大前提があるので、エンタメとして読んでください。
未来の医療について
”病院はありますがホームドクターに往診してもらうことが多いです。組織的医療といったものはありません。重い病にかかれば死ぬのです。けれどもこの結果、遺伝子プール(訳注:個体群が共有する遺伝子の集合。遺伝子給源ともいう)が強化されるようになります。2036年の医者が医療の対象と考えるのは、足の骨折、ヘビの噛み傷、健康な赤ん坊の出産などです。”
病院の組織的医療はなくなっているみたいだ。
それにしても気になるのは、出生率について。
2036年の出生率
本の中に幾度か出てくるが、未来では死産が多いために出生率はかなり低く、相応の準備がなければ子どもを産み育てられないという。
”クローンは一般的ではありません。しかし、精子と卵子の遺伝子改変は広く行われています。2036年の世界では、環境上の理由から子どもを作るのはとても難しいのです。”
”2036年には、子どもを作ることはとても深刻な問題で、避妊をしている人などほとんどいません。子どもを妊娠し、育てることはとても難しく、貴重な体験なのです。”
出生率について ”正確な数字は知りませんが、生まれる子どもの数は今よりも格段に少ないことは確かです。子どもは、あなたたちの世界をうらやましく思うことの一つです。”
出生異常の確立は高いかという問いに ”はい。そのほとんどは死産です。”
そんな未来にならないことを祈るが、もしかして例のお注射の影響なのではと思ってしまった。
未来の娯楽
”あなたたちが今楽しんでいる音楽のほとんどは、懐メロとして聞くことができます。けれども、大スターが大きな舞台上でマルチトラックミュージックを演奏したり口パクで歌ったりするようなことは、この時代だけの現象です。全体的な風潮としては、「コンピュータ処理」された音楽から離れ、生身の人間が本物の楽器を演奏するようになっています。音楽は個人レベルで楽しむものになりました。ほとんどのひとは楽譜を読むことができ、少数のグループを作って合奏する人が増えています。”
”娯楽は地方色が強まっています。映画やテレビもありますが、これらはネット配信されています。また、自分たちでショーを行うことが多くなっています。”
未来にもテレビがあるかとの問いに ”情報はテレビを通じて届られますが、ブラウン管は廃れ、液晶やプラズマが主流になっています。配信は放送網ではなく、ネットを通じて行われます。”
未来には新刊書の市場はあるかとの問いに ”はい、市場はあります。でも、商業印刷や販売を行う大手の会社はありません。本やその他の形態のハード媒体はウェブで販売され、地域ごとの拠点で印刷されたり、他の媒体に変換されたりしています。”
ジョンは読書が好きらしく、この時代にきても多くの時間を読書に費やしていたとジョンの母が注釈していた。
未来になにを持って帰るか、との問いに ”本です!また、戦時中に家族の写真を失ったので、焼き増しして持ってかえります。”
この本にはタイムマシンや物理の説明もたくさんあるのだが、それを転載する気力がないので割愛します。専門的すぎてなにをいってるのかわからない。。
タイムトラベルの方法については、車にマシンを載せて、止まった状態で移動するみたいです。その際に地面が削れる、と書いてあります。
物理に詳しい方がこの本読んだら理解できるんじゃないかな。。