他者依存の弊害
先日、友人との間で小さな口論に発展してしまいました。
その原因を振り返ると私自身が彼に対して多くを求めすぎたことにあると気づきました。
私は自己肯定感が低く周囲からの刺激を求めて日々の生活に彩りを加えようと試みています。
しかし、この友人は常に同じ行動を繰り返すため、話題に新鮮さがなく私にとっては刺激が不足しているのが現状です。
そこで、私は彼に対して「普段通ってる飲食店とは違う店に入ってみたり、興味があったけどやれていなかったことをやってみたらどう?」と新しいことに挑戦してみるよう自分に都合のいいように動くようアドバイスをしてしまい小さな口論に発展しました。
この経験から、他者依存が強い私は相手に多くを求めがちであることに気づかされました。
子供の頃、私は親からの褒め言葉をほとんど受けることがなく周りには自分よりも素晴らしい才能を持つ人たちが多くいました。
そのため、自分には特別な才能や価値がないのではないかという劣等感に悩まされてきました。
このような背景から他人への依存度を強め結果的には他人に対して高い期待を持つようになってしまったのです。
他者依存が強いということは、自己肯定感が低いということと同義だと私は考えています。
そして、この問題を解消するためには他者からの褒め言葉を得ることが一つの解決策であると思い込んでいました。
しかし、大人になると他人から褒められる機会は減少するためこの問題を克服するためにはかなりの努力が必要だと感じています。
この一件から学んだ教訓は自己肯定感を高めるためには自分自身の中に答えを見つけることが重要であるということです。他人からの評価に依存するのではなく自分自身の価値を認識し自己肯定感を内側から育むことが真の解決への道であると理解しました。
今後は自分自身の成長と自己受容にもっと焦点を当て健全な自己肯定感を築いていきたいと思います。