お金の流れで読む 日本と世界の未来 著:ジムロジャーズ 読書メモ
本の内容について、自分が重要だと思ったこと、後で思い返したいことなどをメモ。あくまでも個人メモなので、ご興味のある方は本をご一読ください。。。
歴史は繰り返す
歴史から世の中の流れ、お金の流れを学ぶ。
リーマンショック以降、多くの国が借金をするようになった
日本は言わずもがな、中国も借金するようになった。。特にアメリカは大きな負債を抱えている。いずれ4〜8年ペースで恐慌が来ているため、そろそろ史上最悪の恐慌がくる。
少子化が進んでいる国は移民を受け入れる他ない
移民は異なる文化、価値観、アイディア、労働力をもたらしてくれる。人は不満が溜まると外国人のせいにしがちだが、国を閉じて外国人を排斥した国はどれも衰退している。
が、受け入れは慎重に行う必要がある。一気に流入すれば、EUのように反発がおきかねない。
(※個人メモ
日本は出生率は近年上昇したが、「親世代」の絶対数が減少しているため、出生数は減少しているため、どのみち働き手が減る。)
日本に投資するなら、観光、農業、教育
●観光
歴史的建物、街並み、風景、古民家等の資源が豊富。
中国やこれから勃興してくるであろう朝鮮半島から距離が近く、真っ先に旅行先候補に上がる。
●農業
高齢化に伴い担い手が少ない=競争が少ない。
ただし、国の保護策が多すぎる。
低賃金労働力=移民を投入する必要がある。(日本人は農業労働をやりたがらない。)
「国産」の価値を高く見すぎているため、価格が高すぎる。
●教育
韓国や中国は、大学の倍率が高い(進学希望学生の数に対し大学が少ない)にも関わらず、日本は定員割れの大学ばかり。
最近は英語での授業を展開する大学も増えている。
日本再興の道
●クオリティ(品質)の追求
「やります」という、働くことへの真摯な姿勢=世界の起業家に通ずる姿勢を多くの国民が持っている。
(※個人メモ
これと「生産性」の議論をごっちゃにしないことが個人的には重要かと。)
●貯蓄率の高さ
朝鮮半島は今後10年〜20年最もエキサイティングな地域になる。
在韓米軍が余計なことをしなければ、遠くない将来北朝鮮と韓国が統一するだろう。
そうすれば、韓国の抱えている少子化問題は解決する&安い+勤勉な労働力が韓国産業に入ってくる。
その結果、朝鮮半島の成長率が2桁台を叩き出す可能性がある。
次は中国が世界の覇権を握る
●歴史上3度凋落しているが、その分3度覇権を握っている特異な国である。
●バイカル湖周辺が熱い。
●エンジニアの輩出率が桁違い。
●だが、増え続けている負債には要注意。
●貿易戦争は愚の骨頂。仕掛けた国も仕掛けられた国も、その周辺国も不幸になることは幾度となく歴史が証明している。
●インドは魅力的な国だが、多民族多宗教すぎて、国としてはまだ成長途上。
●ロシア株は今が買い。
ウラジオストクが熱い。
反ロシアプロパガンダには騙されてはいけない。
情報の入手法
●基本は新聞だが、外国についてはインターネットの方が今や早い。
●続いて普段のメール
業界当事者たちの普段の何気ないメールにリアルな情報が詰まっている。
(※個人メモ
情報入手手段はある程度平等?だとすると情報に対してのセンサの感度の良さ、得られた情報から何を考えるか、の違い?)
これからやるべきこと
●学歴は選択肢をもたらしてくれるが、成功するかは別。しかし、勉強しなければ選択肢すら与えられない。
●誰も目を向けていないことこそチャンス。
●通貨の混乱(インフレなど)から身を守るためにはリアルアセット(モノ、株など)の資産を増やす他ない。
●これから絶対必須になるスキル
外国語
英語、中国語
得られる情報量が桁違いになる。
変化に適応すること。
外国にしばらく住むことのススメ
外に出てこそ自国への理解が深まる。
今行くなら、韓国、中国、コロンビア、ベトナム
●これから始めるならETF以外の株を。(自分の理解度が低いため、ここは多少語弊があるかもしれません。。)
AIでETF(最初から買う株がバケットにまとめられているため分散投資ができる)を運用しているため、人間では勝てないかも。
最近はETFが増えている=みんなが売れば同じ株が売られることになり、あまり分散効果がない。
AIが選ばない銘柄こそチャンス。
●物理的な貨幣、紙幣はコストが高いため、今後もキャッシュレスは拡大していく。
投資するなら仮想通貨ではなくブロックチェーンに対して行うべき。
何を法定通貨とするかは政府次第。
金融だけでなく様々な産業に波及する可能性が高いため。