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五線譜が読めるようになって広がった世界

ギターを始める方はクラシックギターでない限り、TAB譜から入る方が多いのではないか、と私は思っています。
実際、私も初心者のころはTAB譜から入りましたし、そもそも、ギターの入門本やスコアもTAB譜で書かれているものが多いと思います。

今では五線譜が読めるようになった私ですが、TAB譜のほうが直感的に押さえる場所がわかり、ある程度初見が効くので、今もTAB譜のほうが好きだったりします。
ただ、五線譜が読めるようになって世界が広がったなと感じることがあるので、今回はそのテーマについていくつか書いてみたいと思います。

自分が弾いている音について意識しやすくなる

TAB譜の場合、私はよくも悪くも、何の音を弾いているかあまり意識できていませんでした。あくまでどの弦か、どの位置かということばかりに目が行ってしまっていました。
五線譜を読むようになって、改めて、各弦のポジションで何の音が鳴るのか、再度意識できた気がしており、TAB譜を見て弾く場合も自分が出す音について以前より意識できるようになったと思っています。

どの弦で音をとるのが最適か考えるようになる

1点目の続きに近い話になります。これは別にTAB譜のままでも考える人はいるのかもしれませんが、私は五線譜を読む様になって気づきました。
TAB譜のみを読んでいたころは譜面で指定されている弦、ポジションが絶対のものと無意識に思い込んでいた節がありました。
実際は弦とポジションに選択肢がある場合があります。
例えば 3弦のソ(G)に相当する音は 4弦5フレット、5弦10フレット、6弦15フレットと複数あるわけです。
私は五線譜を読むようになってから、演奏の前後の流れ、指の動き、自分の好みなどに応じてどの弦、ポジションでとるのがよいか、TAB譜でも考えるようになりました。(実際は五線譜も運指の指定があったりする場合があるのですが、堂々と間違っていることがあるので、私は鵜呑みにはしておらず、参考程度にしています。)
単音フレーズみたいなものであれば、すでにポジション、弦は一般的に最適なものになっていたり、もしくはそれ自身が原曲通り、ということで別に再考の余地はないのかもしれませんが、特にソロギターの楽譜だと、再考したほうが良い場合があるなーという楽譜に多く出会ってきました。(誰かが採譜した野良のコピー譜とかが多い印象)

楽譜のミスに気づきやすくなる

楽譜も人間が作るもの…ということで、ミスに気づかれず出版されてしまうこともあります。TAB譜の場合、よくあるのは、弦が一つとなりにずれているとか…
こういう場合、五線譜を読めると、TAB譜と突き合わせて確かめることができます。(ただし五線譜側が正しいという前提になりますが…まあ弾けば違和感を感じると思うのでどのみち間違っているかどうかはわかるかもしれませんね。)

楽譜が五線譜しか出ていなくても問題なくなる

ギターの楽譜は大抵TAB譜で出ていますが、TAB譜のほうが少数派である分野があります。それはクラシックギター向けの曲です。「クラシックギターのしらべ」シリーズのようにTAB譜がでているものもありますが、あくまで一部です。クラシックというと堅苦しい感じがあるかもしれませんが、特に現代曲だと、クラシックギタリスト以外の好みにも合うような曲が結構あったりします。(体験談)
そんな曲に出会って弾きたい!となったとき、TAB譜がないことを理由にあきらめてしまうのはもったいない!と思っています。
実は私が五線譜を読むようになったのは、弾きたい曲の楽譜が五線譜しかなかったからというのが1番大きかったのかもしれません笑

まとめ

五線譜を読めるようになって世界が広がったなと私が感じたことについて書いてみました。
特に4点目 楽譜が五線譜しか出ていなくても問題なくなる については、今回のテーマにおいて占める割合が一番大きいです笑
今はTAB譜一筋の方も、五線譜読めるようになるとより一層ギターを楽しめると思うので、気になったクラシックギター曲等をきっかけに五線譜に踏み出してみるのがおすすめです!

以上、ここまで読んでいただきありがとうございました!


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