割れた ペグボタン
平日の練習は基本的にサイレントギターを使っている私。
今日も今日とて練習だ、とチューニングをしていた時に事件が起きました。
突然「パキッ」という音と急に抵抗がなくなった左手。
3弦のペグボタン(チューニングの時に回すアレ)が割れてしまったのです。
このサイレントギターとは7年くらいの付き合い。
日常的に暇さえあれば触っていたので、「まあ壊れるのも仕方なしか…」と思うと同時に、ペグボタンがないとチューニングができず、不便どころかギターとして使えなくなってしまうので、「さて、どうしようか…」状態。
それなりに長くギターをやってますが、実はペグボタンが割れたのは今回が初めてでした。
最終的に 適当なペグボタンを買って、交換することで解決したのですが、
同じことで困っている、いた、これから同じことで困るかも、という方向けにこの記事を書くことにしたのでした。
ペグボタンが割れたときの対処
まず、ペグボタンが割れたときの対処について、考えられるものを上げてみます。それぞれについての検討結果?を書いていきます。
販売店に修理依頼
自分でペグを丸ごと交換
自分でペグボタンのみ交換
(暫定対処)残っているペグボタンでチューニングのたびに付け替えて何とかする
販売店に修理依頼 の場合
大抵の楽器店は修理、調整もやっているので、買ったお店に相談するという手段が取れそうです。私の場合YAMAHAのサイレントギターなのですが、YAMAHAに直接依頼する、とかももしかしたらできるのかもしれません。
しかし、お店に行かなければならなかったり、もしくはギターを梱包して送ったりという手間、基本的にしばらくギターを預ける必要があること。何よりそこそこお金がかかるであろうことから私はこの方法はとりませんでした。でも確実に、きれいな状態にしたい場合はプロに依頼するのがよさそうです。
自分でペグを丸ごと交換 の場合
楽器屋とか各種通販サイトでペグを購入して付け替える方法です。
例えば以下のようなもの。
実は、ペグボタン単体だと各メーカーの交換用、みたいな商品はあまり見つからず、ドレスアップ用みたいな、3rdパーティー的なよく知らないメーカーが出しているものがほとんどでした。(調べてみた限り。メーカーとか楽器店に問合せたらいけるのかも?)
ならばいっそペグごと買って、統一感のあるものに交換してしまうというのもありかと思い、調べたのですが…
この場合、下手するとギター側に加工が必要になるケースがあり、今使っているペグの仕様がちゃんとわかっていないとちょっとギャンブルだなと思い(特に私は不器用で、加工するとなったら間違いなく失敗するので)、この手段もやめました。
私の場合はYAMAHAのサイレントギター(SLG200NW)に合うペグ、なんなら同じものが欲しかったのですが、YAMAHAのマニュアルやサイトで調べてもペグのメーカーがわからず、そういった商品もなかったので諦めました。(なぜかメルカリにそれっぽいものがありましたが売り切れでした)
自分でペグボタンのみ交換 の場合
今回私がとった手段です。とりあえず一番安く、ギターを壊したりするリスクもなく、簡単で手軽だったためです。
見た目はあきらめて、とりあえずチューニングができればいいやとサイズが合うものがないか、Amazonで探しました。
ペグボタンをつける軸は長方形になっていて、ここにペグボタンをはめ込むことでペグボタンで軸を回せるようになります。
この軸のサイズは共通的な規格ではなく、メーカーで異なるようで、ちゃんと調べないと、買ったはいいけど使えなかった、となってしまいます。
(なのにAmazonの商品はサイズが書いていないものが多い…)
本当はノギスでしっかり測って軸の正確なサイズを知りたかったのですが、
そんなものは家にないのでメジャーで大まかなサイズを把握し、近いサイズのものを選びました。(ややギャンブル)
今回私が買ったのは以下です。
台湾から送られてきて届くまで大体5日くらいかかりました。
(暫定対処)残っているペグボタンでチューニングのたびに付け替えて何とかする 場合
おまけ的な話ですが今回私がペグボタンが届くまでにとった暫定対処です…笑
ペグボタンが届くまで練習できないのは嫌だったので、無理やり何とかしたという感じですね。
私のサイレントギターの場合、ペグボタンはネジ止め式なのでこの方法が使えました。(逆にこの方法が使えないものは、ペグ丸ごと交換するしかないですね…)
今回3弦用のペグボタンが割れてしまったのですが、他の弦のボタンは無事なわけです。
なので、チューニングするときに無事なペグボタンを3弦の軸に着けてチューニングして、また別の弦に付け替えて…ということをやりました。
非常に手間がかかりますが、練習前のチューニングの時だけだったので我慢しました。
ペグボタンを付け替えた結果
実際付け替えて無事使えたのか。一番重要な部分を書きたいと思います。
結論、「ちょい小さいかつ緩めだがチューニングには支障なし」です。
私と同じYAMAHAのサイレントギター(SLG200NW)をお持ちの方(大分範囲がピンポイント)には参考になる情報かと思います。
最後に実際のペグボタンの画像を載せます。
台湾から届いた簡易な梱包を開けると、MERRY CHRISTMAS と季節に合わせた小粋な?配慮が…!
実際に着けてみたのが以下です。
ちょっと小さく、ネジが微妙に余るのですが、きつめに締めたら何とかなりました。なんというか1個だけ異質感がすごいですが、まあチューニングができるので目をつぶることにします。
おわりに
割れたペグボタンに対して、今回私が行った検討や対処を書いてみた記事でした。しかし、他の皆さんはどうしているのか…
そんなに頻繁に起こることでもないからか、ネットで調べてもベストマッチする情報はなかったように思います。
大したことは書いていないですが、もし同じことで困った方が出てきたときにほんのすこーしでも参考になれば幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました!