弾いているとき、聞いているときのギャップ
よく、録音した自分の演奏は下手に聞こえる、といわれます。
弾いているときは気づけていない、リズムのずれ、音を伸ばしきれていない、ミュートしきれていないといった部分が録音したときに初めて気づくのでそういった話があるのかなと思っています。
ご多分に漏れず、私も録音するたび絶望して、悪いところを直そうと頑張ってみているのですが、技術的な話のほかにも自分が気持ちよいと感じるテンポ感も弾いているときと聞いているときでギャップがあることに最近改めて気づきました。(もしかしたら私だけ…?)
私の場合、ソロギターを練習して、ある程度1曲通せるようになると、自分の中で無理なく、心地よく弾けるテンポが定まってきます。
弾いているときは気分よく、軽快に弾いているつもりでいるのですが、録音すると不思議なことにとてもゆったりに聞こえるのです。
ちょっと速いかな?って感じるくらいのテンポで弾いてみて録音すると、それがちょうどよく聞こえます。なぜだろう…?
自分の感覚をもとにすると
自分だけが楽しみたいときは自然体で弾けばよい。
聴衆側に楽しんでもらいたいというときはちょっと速めに弾けばよい。
しかし、聴衆の好みはそれぞれ…。あくまで上記は自分が聴衆の立場に立った場合の話…
でも音楽は自分の表現、自分の好みの発表会と考えると、自分の場合は、自分が聞いていてよいと思うもの = ちょっと速めに弾く が正解なのかもしれない。
しっかりとした答え合わせはできないが、これからも録音して、聴衆からはこう聞こえているのか、を確かめながら練習していくことで、自分の感覚をアップデートできるかもしれない。。
そう思う今日この頃でした。