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カミーノらしいカミーノ【カミーノへ行こう:本編その8】

今日の歩行: 22キロ6時間半

聞いてください。
5:50にアラームをかけたのに、朝起きたら7時だったんです。
もうパニックだよ。
だって荷物配送サービスの締切8時だよ。

バカみたいな勢いで荷物を詰め(手持ち分だけ避けておいてよかった)、とりあえず荷物を出す。
それから支度をして宿を飛び出し、目の前のカフェで朝ごはん。
またしてもパンオショコラ。
私の半分は砂糖でできています。
8時に出発。
だいぶ遅いスタートだけど仕方がない。

すっかり明るい町中を、矢印に従って進む。
しばらく行くと、田舎道に出るのだけど、はじめのうちは3キロごとくらいに村があって、そのたんびに休憩を挟む。

今日の目標。

  1. 正しい姿勢で歩く

  2. ペースを保つ

  3. 休憩をしっかり取る

結果として、スピードはいつもとあまり変わらず、姿勢はよく(おかげであまり足も痛まず)、休憩はいつもの倍はとった感じ。
おかげで足はだいぶ回復した。

今日の行程は、後半12キロがまったく村がない畑地帯。
広がる青空、広大な大地、まっすぐ伸びる道。
これぞカミーノ、と言わんばかりの景色。
最高だ。
日差しがちょっと強いけれど、それもまたスペインを感じてよい。
日焼け止め大事。

比較的アップダウンがない道だったので、12キロも途中のフードドラック休憩を挟んだだけで何とか歩き切った。

たどり着いた村はLos Aecos。
今日の宿はCasa de la Abuela。
おばあちゃんちって意味。
かわいい。
小さめの宿で、部屋も4人部屋とかなり小規模で大変よろしい。

本当はすぐに薬局に行ってハンドクリームを買ったりのど飴を買ったりしたかったのだけど、17時までシエスタ休み。
田舎だとこうなるんだなぁ……
仕方がないので足のストレッチをしてから私もシエスタ。

6時近くなってから薬局に行き、足裏が痛いんだけど何かある?
と聞いたら英語で丁寧にいろいろ教えてくれた。
たいした品揃えのない薬局だけど、足ケア用品はバカみたいに充実している。
ありがたい。
なんか足裏のクッションソックスみたいなのを買って、ハンドクリームも買って、乾燥してるからのど飴も買って、宿に戻る。
早速クリームを足に塗りたくってゴリゴリマッサージ。
30分くらいしたらようやく痛みとむくみが落ち着いた。

夜ごはんは宿で。
みんなで一緒にいただきます。
なんかレンティルのスープがメインで、美味しかったんだけど、胃がびっくりしてあまり食べられなかった。
今日は休憩しながらよく食べたしな。

さて、明日こそ早く起きる。
明日は約30キロの道のりを、再び荷物を背負って歩くのだ!
10時間かける覚悟で参る。

おやすみなさい!

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