普段から出来る人間の顔の勉強方法

本を読まないと勉強できない。

絵を描いたり造形しないと成長できない。

そう思ってはいませんか?

もちろんそのように実践するする必要はありますが、上達方法はそれだけではありません。

毎日いつでもできるのです。


●目次●

1. 人をよく観察する
2. 形をなぞって記憶する
3. とにかくインプット・アウトプットを繰り返す


皆さんはどれくらい電車やバスに乗る機会があるでしょうか?

最近はコロナの影響でだいぶ減ってしまったとは思いますが、人が密集して集まっている状況というのは勉強のチャンスなのです。


1. 人をよく観察する

私がよくしていた(今でもしている)事は、電車で立っている時、目の前に座っている人をめちゃくちゃ観察することです。笑

特に人の顔を上から見たらどうなっているのかをありありとイメージできる人は少ないのではないかと思います。普段滅多に見ることがないからです。

イメージが浮かばなかったら見ればいい

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とても単純なことです。

そうやって観察していると、実にいろいろなことに気づくことができます。

本当に様々な顔があるし、正面から見るだけでは決して想像もできない奥行きも見れます。

しかしいくら見たからと言って、その形を覚えられるのかというと、そんな簡単にいくものではありません。

覚えるためにはもう一工夫必要になります。


2. 形をなぞって記憶する

私が若い頃行っていた訓練方法は、人の顔を見た時、例えば鼻の横の斜面とほっぺたのふくらみなどを観察し、それから目をそらすか目をつぶるかして頭の中で造形してみるのです。

最初の頃は頭の中で、今見た構造を追うことができませんでした。

なぜかというと、自分の頭の中に人の形の立体の詳細がインプットされていなかったからなのです。

人の顔には大体の法則があり、個人差はあれどもそこまで大きく違うものではありません。

その基準を逸脱するといわゆる奇形といったものになってしまうので、普通の人であれば、人の顔には大まかな法則があります。

それを立体的に理解できてるか否かで、自分が生み出すものに大きな差が出ます。

造形だけでなく、絵を描く時に頭の中に立体図ができてると画力も格段と上がるのです。

自分の知識をテストするのに、この観察後に頭の中で造形するというのは非常に分かりやすい方法です。

その知識というのは、筋肉がこうなってて骨がここにあってとかいう解剖学的な理屈ではありません。

最終形がこういう形になっているという認識。
つまりその形を実際に作れるという、実践できる知識のことです。

厳しく言いますが、どんなに美術や解剖学の本を読んで納得して知識を得たとしても、その形を再現できないのなら使えない知識です。

理屈を聞いたときに「そんなの知ってるよ」と短絡的に思ってしまうことは実に危険なことなのですね。


知っていても再現できなければ本当に知っていることにはならないのです。


それが出来るようになるまでアウトプットを続けていけば、だんだんと頭の中の立体図は精巧になっていきます。

見るだけではまず忘れてしまいます。

だけど見たものを表現するというプロセスを得ることによりインプットが強化されていくのです。


見たもの(インプットしたもの)を頭の中で再現(アウトプット)する


必ずしも絵を描いたり造形したりせずとも、成長は可能なのです。

人と話をしているときも同様のことができます。
話を聞いているフリも上達させるべきなのです!(力説)

昔アートスクールで造形を教えていた時、そのクラスにはモデルがいて、皆でそのモデルを見ながら造形するのですが、皆同じモデルを造形しているにもかかわらず、作っているものが、それぞれ作っている本人に似てしまうのです。

なぜなんだろうと考えたところ、人は油断すると、自分の頭の中の思い込みを出してしまうのだということに気づきました。

つまり皆、顔とはこうなんだという定義があり、それは何より自分の顔が基準なんだという事なのです。

世の中で一番見ている顔は、毎日鏡で見ている自分なのです。

無意識にインプットしていたのですね。

インプットが多ければ、記憶に刻み込まれるのです。

色々な人を観察することでインプットし、頭の中でや実際に造形してアウトプットしていき、

数による経験で、人の顔の形の情報は強化されていきます。


3. とにかくインプット・アウトプットを繰り返す

絵を描くなり造形するなりアウトプットする機会があればそれをし、無理であれば頭の中で再現するだけでも大きな成長になるのです。

外に出れば毎日でも出来る事なので、通勤通学の際や、人と話してる最中など、人と会ってる機会を逃さずに勉強できれば確実に能力が上がるので、普段から観察する癖をつけるといいですね。

そしてそれだけではなく、映画やドラマを見ている最中にも登場人物の観察はできます。
もちろん物語に集中できる保証はありませんが、、、

ちなみに絵の上達も、立体を理解することにより格段とできるので、レベルアップを図るなら立体造形してみることをお勧めします。

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