見出し画像

【神アルバム】 The Ordinary Roadの行方

事件です。
軍師ミントの「The Ordinary Road」、行方不明になってしまいました。
完全数量限定盤なので二度と手に入りません。
こんなことって………あるんだね…………。

……なんかもったいぶって書き出したけど、アホ話なので最後に書きます。
まずは「The Ordinary Road」初聴の感想から!!!

ストレイテナー愛に溢れる軍師ミントのMacを見てくれ
(え?なんか違うの混じってる?)

▼何の変哲もない道、25年の奇跡

これはストレイテナーが2024年10月30日にリリースしたニューアルバム、「The Ordinary Road」の初聴メモ。
約4年ぶりのフルアルバム!!!!!!!
前回のフルアルバム「Applause」がかーなり好きだったので、次のアルバムはどうなるんだろうと色んな意味でソワソワしていたが、ついに出ました。待ってたーーーーっ!!!
……感想の結論から申し上げましょう。

神アルバムです。

「The Ordinary Road」は今までのテナーと比べると、初めての人でも聴きやすい仕上がりになっているんじゃないかなと思う。アルバム全体を通しての流れが整っていて、一曲一曲の完成度も高い。これはたくさんの人に聴いてほしい!!
広く長く愛される一枚になる予感。
しかしバーサーカーの中には「好きな曲はあるけど、アルバムはうーん…」って人もいるんじゃないかなと思った。確かに昔からストレイテナーが好きですという人にとっては、物足りなさ(物寂しさ?)を感じてしまうかもしれない。でも見てくれ、今の自分たちに自信を持って、まっすぐに音楽を楽しむ四人の姿を。今も成長してるんだよこのバンドは。(何様??)
いや、こんなアルバム初めて。25周年を迎えたストレイテナーが次に向かう場所は明るく輝いてるぞ。ここに辿りつくまでの道のりさえも「何の変哲もない道」と歌うのだからもう……ついて行くしかねえ。

▼COME and GO

これを一曲目にしたの大正解すぎるだろ。
ライブでも既に盛り上がってるという噂を聴いてますよ!!やばい楽しみすぎる。
いや〜〜〜聴くたびに「やっぱ良いわ〜」となるこの曲。
イントロの元気いっぱいなシンセもクセになる!そこに絶妙に差し込んでくるOJのギターリフ。なんかレトロな雰囲気出てますね。MVもレトロ可愛いし。

でも何といってもサビが良い。
前も書いたけどサビ前の「free rein free rein」のエフェクトが完璧だよな。サビ頭の音がサビ頭なのに低すぎるんだが(そこが良い。)、そこを違和感なく気持ちよく繋げている。そしてコーラスの聴き心地がめっちゃ良い。「繋いでく〜♪おおお〜♪」のメロディ好き。

あと裏で鳴っているエレクトーンとギターが良い。こっちに集中して聴くとエモい。爆発力のあるサビだけど切なささえ感じる。「塞いだ壁を突ーき破って〜♪」のメロディも好き!!歌いたくなる。
そして間奏でどっか別の空間へ。マジでどこ行った???ここらへんがストレイテナーすぎる。

▼Zero Generation

ジャン!!!っていうストリングスの不穏な音が良いね。
Aメロの気だるげで投げやりな歌い方、良い!!!
サビの荒々しい歌い方も、Skeletonize!に引き続きまたやってくれるじゃん!!ホリエさんこれハマってるの!?めちゃかっこいい!!
韻踏みまくりのホリエワールド。絶対これニヤニヤしながら歌詞書いたでしょ。「うっさんくっさいかんしゃさ〜い♪
いっさいがっさいこんりんざいNo thank you〜♪」
のとこ好きすぎる。

▼Skeletonize!

神曲です。

前回の初聴メモでだいたいのことは書き殴った。 が、今月のセブンぴあにて、ゴールデンカムイ側からのリクエストが「ストレイテナーらしいものを作ってほしい」というざっくりしたものだったことが判明。そのリクエストに対して、今までにないタイプのクソかっこいい曲で返すのかっこよすぎるだろ!!!?「これが今の俺たちです」と言わんばかりじゃん。
 The Place Has No Nameの時といい、やはり「ストレイテナー」として求められると高まっちゃうんだ、テナーの魂が。

▼Exelion

なんだこのエモ曲は。
初期テナーみたいなジャカジャカジャカーーーーーバンッ!!!ていう勢い曲でありつつも、クオリティの高い編曲で丁度良い感じにまとまった。これがテナーマジック。
サビエモっ!!爆発的なサビは良メロディで引っ張っていく感じもいいけど、サビの最後で張り詰めたビートから解放されて「We pray… We pray…」って美しい世界が広がっていくのも良い。キラキラしたギターの音色が良い。
編曲が良いね!!!どのくらいホリエさんのアイデアなのかわからないけど。歌い出し直前のベースだけの部分とか、1番と2番の間のおしゃれなアンビエントとか。フックになる部分が今っぽい。

▼リヒトミューレ

おっ、これは最近のテナーのおしゃれ曲って感じ!!Jam and Milkとか、倍音と体温とかに通じるものがあるね。ぱつっと切る歌い方とかトレンド感ある。
でも今あげた2曲に比べると、明るくないサビがグッとくる。そしてサビのメロディがシンプルながらも良いな。
リヒトミューレ♪リヒトミューレ♪って口ずさんじゃう。

▼雨の明日

本来こういう曲はあんまり好きじゃないけど、Boy Friendとかに比べるとさっぱりしてて好きだな!軍師ミントはFuture Soundtrackの甘い感じが苦手なんだ。特に具体的な恋愛の歌詞とかすごい苦手。
ていうか正直、これはサビのメロディが良すぎたので、歌詞がどうでもよくなった(ごめん)。あと優しい歌声が心地いい。
一番最初にある「始まりと終わりが…」が、2番の前にもう一度来るの良いね!これを軍師ミントは伏線回収って呼んでる。
「でも言わなきゃ」のメロディ好き。「一緒にいたい、ずっとね」も良い。
メロディの切なさと、「ずっとね」ていう、ちょっと照れのようなニュアンスがつくことで甘さ成分が抑えられたのかもしれない。

▼インビジブル

雨の明日からのインビジ、流れいいな。
この曲はリリース当初に比べると、かなり後から好きになった曲。考察妄想ポエムを書いたくらい好きです。当時「何が、インビジブルなんだろう…」って真剣に考えながら出勤してたからね。
なんか、アルバムの中でめちゃくちゃ馴染んでるな。この曲って結構前にできたはずなのに不思議だ。
あれっ?ていうか、246はアルバム収録してないんだ。あ、それを言うならSilver Liningもか。このタイトルだし、てっきり入ると思いこんでた。

▼工場夜景

この曲めっちゃ好き!!!!!!
初聴で「これ好きなやつ!!」となってしまった。そういう曲は大事にしたい。シンプルなんだけど、それがいい。あとクソ短いのも良い。
Bメロからのサビ、絶対ライブで気持ち良すぎるやつ(笑)。
全部英語の歌詞、久々で嬉しい!!THE・テナーのエモ曲という懐かしさがありつつも、以前とは一味違う大人っぽい雰囲気もある!!
多分ホリエさんが車でドライブしてる時に見た工場夜景が美しくて、それを形にしたらこんなに美しい曲が生まれた……と思うと素敵だね。

▼パレイドリア

あっ暗い!!!(喜んじゃう)
サビのメロディが良いな。歌詞も良い。てか全曲で「サビのメロディが良い」って言ってないか??
Bメロとかサビで、コードが段階的に移り変わる部分が良い。こういうのもクリシェって言うのかな?
スローテンポなドラムの音がじめっとしてて良いね。Exlionからパレイドリアまで振り幅が広すぎるだろ。ギターの音色も情感たっぷりで良い。
アウトロが長い!!ダークな余韻に浸らせてくれる。

▼Uncertain

エンディングにふさわしい一曲。
不確かな世界の中でも、憶えていて。
励まされるような、雨が上がって、晴れ渡る空が見えるような曲。本当に、多くの人の心に響く良い曲だと思う。
「永遠なんてない 要らない」の後の間奏、すごく良い。まさに歩んできた「The Ordinary Road」が見えるよう。ちょっと泣きそうになっちゃった。
最後の歌詞がまさにホリエさんの今の想いなのかな。

「この不確かな道のりで 遠回りして見てきた景色を きみにも見てほしい」


▼未来を掴むから

今回、アルバムのマスタリングを行ったのは、グラミー賞も受賞するエンジニアのランディ・メリル氏。なんとアデルの「25」やハリー・スタイルズの「Harry's House」、テイラー・スウィフトの「Midnights」など名アルバムを手がけるエンジニア。ヤバすぎる。
OJもテナマニの時に「アルバムのマスタリングが良い〜んだわ」って言ってたもんね。
COME and GOやSkeletonize!のリリース時に、最近音が良い!!!と感じていたのは気のせいじゃなかったってわけよ。流石軍師ミント(自画自賛)。
といっても正直どこがどう違うのか言語化はさっぱりできん。なんか、良い。

以上、The Ordinary Roadの初聴感想でした。

いやーーーーー名盤が生まれちゃった。名盤ですわ。
テナーの掴む未来は明るいぞ。ここからどんな道を歩んでいこうとも。


▼おまけ① : 乳酸ソング、 エゴの塔、 ダメなExelion、 TRAIN損。

元[Alexandros]のドラマー、庄村聡泰氏がテナーにインタビューしてくれた記事がめちゃくちゃ面白かった!!今回のアルバムの話のみならず、テナーが歩んできた軌跡や、過去アルバムについてなど深掘りしてて面白い。
サトヤス氏が、テナーのこと本当に好きなんだって伝わってくる。嬉しい。
あとは軍師ミントの感想と同じようなこと言ってて「わかるゥーーーーー!!!」ってなったりした。
ライブのMCばりにコントみたいな会話が繰り広げられているのでぜひ。


▼おまけ② : 軍師ミントの「The Ordinary Road」の行方

「The Ordinary Road」には、四つの商品形態が存在する。

①通常盤……CDのみ。
②初回限定盤A……CDと、2023年に下北沢SHELTERで行われたライブ「BIRTHDAY OF THE LOST WORLD」のBlu-rayがついてくる。
③初回限定盤B……CDと、この前のテナマニ(in 東京)のBlu-rayがついてくる。
そして、
UNIVERSAL MUSIC STORE限定盤。
これにはCDと2つのBlu-rayに加え、2025年カレンダー付The Ordinary Roadオリジナルアクリルプレート(オタクグッズ)(笑顔の四人が肩組んでるやつ)(絶対欲しいやつ)がついてくる完全数量限定盤。

で軍師ミントは迷うことなく④をポチったのだが、最近引っ越しをしたのに住所変更をし忘れていて、以前住んでいたところに届けられてしまった。
これは完全に軍師ミントが悪いのだが、その以前住んでいた部屋に今住んでいる住人は、その荷物を軍師ミントになりすまして受け取っていた。
いや、何でだよ。
配達業者さんやマンションの管理会社に連絡をして、住人と連絡を取ってもらおうとしたが全く電話に出ないらしい。6日待っても連絡がなく、ダメ元で警察に相談して調べてもらったら、なんと受け取った後メルカリで売っていたことが発覚。

………。

何でだよ ! ? ! ? ! ?

こんなことって……あるんだね……。(遠い目)
いや、軍師ミントが悪いんだけどさ……。
ところでメルカリで買った人は「あーーーー予約期限過ぎたけどやっぱ限定盤ほしいーーー!!」ってなっちゃった人ってことだよね。まあテナーファンの元に渡ったなら良い…………のか?いや、限定盤欲しかった人がここにいるんすよ。

でも軍師ミントは転売されているものは買わない主義なので……。
もう二度と手に入らない限定盤を想って枕を濡らすのであった……。
2025年カレンダー付The Ordinary Roadオリジナルアクリルプレート……。

完。

いいなと思ったら応援しよう!