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「DTMerの机bot」運営者自身のDTM環境紹介(超詳細)

※本記事では一部アフィリエイトリンクを使用しています。

Taigaです。ご覧頂きありがとうございます!
X(旧Twitter)の「DTMerの机bot」というアカウントで、DTMerの方々の作業環境を代わりにご紹介するという活動をしております。おかげさまで投稿数は100を超え、環境構築のモチベーションやご参考としてご活用頂けているようです。

その運営者自身がしなくてどうするんだという事で、今回は私自身のDTM環境を超詳細に紹介します!
まずはギャラリーとして画像を沢山載せた後で、機材や家具・オフィス用品を一つずつ取り上げていきます。


ギャラリー

2020年

大学受験が終わってDTM活動を再始動した年です。
デスクモニタースピーカーディスプレイチェアなど、DTM環境の中心となる機材や家具を一通り揃えました。

2021年

防音室を建てました!カワイ社のナサールの2畳新品、お値段は……少し高めの軽自動車くらい。
機材としてはMIDIキーボード安定化電源を導入しました。最後の写真のように配線もちゃんとやっていますよ。

2022年~

DTM机の見た目にほとんど変化はありませんが、アンプエフェクター等ギター関連の機材やプラグインなど、音源周りが少しずつ充実していっています。

ここからは目次通りに1つずつ紹介していきます!

機材紹介

①オーディオインターフェース

RolandUA-55 (QUAD CAPTURE) です。

Roland UA-55 (QUAD CAPTURE)

DTMを始めた時にルックス重視で買って今まで使い続けています。
クールな見た目は今もお気に入りですが使いにくい点もあって、、
①ヘッドフォンとスピーカーのアウトプットボリュームが独立していない
②アウトプットのコアキシャル端子を使う場面がない(逆にTRSが2つだけで足りない)
③電源がUSBのみで、PCによっては市販のセルフパワーのUSBハブを通さないと機能しない

ただRolandもこの点は把握していたようで、後継機のRubix24ではこれらが全て改善されています。

①→ノブが独立した(まぁこれが普通だよね...)
②→TRSアウト×4になった
③→DC5VとUSBからパワーソースを選べるようになった

おまけにコンプレッサーも追加されてて、もう進化しすぎでしょ!これで値段そのままなのはずるいよ!
買い替えるとしてもRubix24は普通にアリですね。

Roland Rubix24(サウンドハウス):
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/239589/


②モニタースピーカー

ペアで約3万円の予算で探してYAMAHA HS5とJBL 305Pの二択で迷っていた中、サウンドハウスがJBLの大幅値下げをやっていたのでJBL 305Pに決定。

JBL 305P

305Pしか所持していないので、他のスピーカーと比較したうえでの音質レビューができませんが…
機能で言うと背面のBOUNDARY EQ(低域のカットを0dB, -1.5dB, -3.0dBから選べる)が便利です。狭い部屋で低音が渋滞するのを防ぐことができます。
調べてみるとYAMAHA HS5で同様の機能 "ROOM CONTROL" は0dB, -2.0dB, -4.0dBの3択らしいので、少々細かい設定が出来ているのかな?とも思います。
私の環境だと-1.5dBがちょうどよく、-4.0dBまで下げる状況が見えないため結果的に305Pのチョイスで良かった気もします。

JBL 305P MKⅡ(サウンドハウス):
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/251013/


③ヘッドホン

みんなご存じSONYMDR-CD900STです。

SONY MDR-CD900ST

賛否あったりもしますが、結局のところ素人としてDTMを嗜む以上、モニターは広く普及しているものを選ぶのが良いと考えています。
(モニスピの305Pも人気上昇中のようです)
業務用とは聞いていたものの、パッケージがただの茶色の段ボールで想像の斜め上でした笑

SONY MDR-CD900ST(サウンドハウス):https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/71265/

また多くの人が使っているという意味で、ミックスとマスタリングではAppleのEarPodsも併用しています。
CD-900STでミックスしたものをスマホに送ってEarPodsで聴く事で、エンドユーザーが違和感なく聴ける事を確かめています。


④MIDIキーボード

NEKTAR Impact LX25+です。

NEKTAR Impact LX25+

お買い得な値段ですが同価格帯のMIDIキーボードと比べて鍵盤のタッチが固く、安っぽい感じがあまりしません。再生と停止、早戻しと早送りのボタンもあって、いかにもシンセじゃなくMIDIキーボードだ!って感じが好きですね。
DTM周りの機材は特に、テンション上がるやつを買うのが大事だと思います!
モチベが無ければDTM自体しなくなっちゃうので。「やっぱこの機材カッコいいな、少し触るか」という所からフットワークを軽くできると良いですよね。

NEKTAR Impact LX25+(サウンドハウス):
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/229863/


⑤電源

Furman M-8X2を使っています。品番、方程式みたいだね。

Furman M-8X2

背面に8口と前面に1口ですが前面の1口が絶妙に便利で、ケータイやPC充電にもってこいです。それもあってなのかスタジオのラックでもよく見かけます。
また全体のスイッチがあるので、防音室を出る時に主電源を落とせるのもGood!
M-8X2より少々安いFurman SS-6Bと迷っていましたがこちらは電源タップという扱いのようで、安定化電源で最も安価なものはM-8X2でした。結果的にとても満足しています。

Furman M-8X2(サウンドハウス):
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/155724/


⑥マイク

メインとしてコンデンサーのAKG C214、2本目も必要な時やボーカル用マイクなどではダイナミックのSHURE BETA58AAUDIX OM3を使っています。

左からSHURE BETA58A, AUDIX OM3, AKG C214

AKG C214は「コンデンサー最初の1本、迷ったらコレ!」な商品だと思います。長年お世話になっているDTMの先輩におススメしてもらいました。
だいぶ値上がりしていていますが、サウンドハウスならまだお手頃価格で耐えています。(サウンドハウスは全て安いですが、特定のブランドだけ桁違いに値引きしていたりしますよね。JBLやAKGもその対象です。)

AKG C214(サウンドハウス):
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/126591/

ダイナミックは基本バンドのボーカルの方で使用していますが、録音時のサブマイクにもなっています。
ハイトーン系のロックのボーカルを敢えてダイナミックで録りたい時や、エレキギターをマイク2本立てで生音録音したい時なんかですね。
非常にざっくりBETA58Aが高音用、OM3が低音用で使い分けています。
もともとBETA58Aをもっていた状態で対照的なマイクが欲しく、低音域(100-200Hzくらい)の周波数帯域がよく出るOM3を選びました。

SHURE BETA58A-J(サウンドハウス):
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/69495/
AUDIX OM3(サウンドハウス):
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/18079/


⑦ハンディレコーダー

バンドでもDTMでも大活躍なのがZoomのハンディレコーダー、H4n Proです。   

Zoom H4n Pro

Zoomは多機能な製品が多いですが、まさにH4n Proは典型例。
ICレコーダー、オーディオIF、MTR、エフェクター、ICカードリーダー、そして何なら少しごつい音楽プレーヤーにも。便利極まりないです!

私自身の用途としては内蔵マイクでのバンドの録音や、インプットを使ったエレキギターのリアンプが多いですね。
内蔵マイクにプラスして2chのインプットでキック、スネアのマイクを入力し、パソコンなしでドラムのレコーディングをしてみたこともあります。

後継機のH4essentialでは32bit floatに対応し、クリッピングしない録音が可能となりました。ハンディレコーダーでこの仕様はめちゃくちゃ便利…!
とりあえず持ってて損しない機材No.1です。

Zoom H4essential(サウンドハウス):
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/344367/


さて、機材は一通り紹介し終わりました。
続いて家具に移っていきます!

家具・オフィス用品紹介

①デスク

DTM環境の核となるデスクはIKEAで購入したワークステーションのFREDDE

FREDDE

コロナ禍、ステイホームでのゲーミング家具ブームが来る前から出ていた商品ですが、
・横幅140cmという大きさ
・高さ可変の天板
・重くて頑丈な素材
・ガジェットオタクが好きそうなデザイン
などしっかりと突く所を突いていて、しかも安価という良質な商品です。DTM専用の机は値が張るものも多いですが、これなら当時学生の私でも買えました。
何せ大きいので機材をよけるスペースも取れ、作業や勉強も余裕です。

1点だけ、組み立てがめちゃくちゃ大変で最低2人必要な点だけ注意でしょうか。
とはいえDTMerの机botに投稿される方はデスクをDIYで自作される猛者も多く、皆さまの場合心配はしていませんが…!

FREDDE(Amazonアソシエイト):


②ゲーミングチェア

テレワークのお供としても注目を集めているゲーミングチェアです。使用人口増えてきていますね。
eスポーツなんかでよく使われている標準的なものはDXracerってやつで、執筆当時はおよそ3~5万円でした。
私はその半分の予算で、GT RACINGというものをAmazonで買いました。

GT RACING

ちなみに肘置きは左右自由に取り外しができるため、ギターなど弦楽器を弾く場合も片方を取り外せば問題になりません。
ゲーミングチェアの売り出し文句として「人間工学に基づいた」などと紹介されていることもありますが、素直にレビューをすると私は腰当てによって逆に反り腰になってしまいました。いまはこれも付けたり外したりしています。
合う合わないはあるかもしれないので、そこだけは注意です。

GTRacing(Amazonアソシエイト):


③ディスプレイ

LG22MN430M-Bという21.5型のものです。

LG 22MN430M-B

購入当時は1万円ちょいと非常に安価でしたが、サイズ感がちょうど良く入力端子も豊富です。
特にHDMIを2つ搭載しているのが便利で、これは同価格帯だとLG以外に中々見当たりませんでした。 残りの1つはWiiを繋いでいます。(上の画像だとWiiUですね)
コントラスト等の設定やモードも複数あり、DTMの用途であればこれで十分です。

物凄く余談をしますと…
Wiiの時代はまだHDMIのアウトプットを搭載していないのでAmazonで買った変換器を使っていますが、ここからLGに繋ぐと「範囲超過」(Out of range)というエラー画面が出てゲームが映らない事があります。 調べてみると「プログレッシブモード」でしか表示できず、それに対応していないゲームキューブのソフトはプレーできないそう。
縦横比変わっても良いから映ってくれたらなあ、、

LG 22MN430M-B(Amazonアソシエイト):


④キーボード(PC)

サンワサプライのフルサイズキーボード(SKB-WAR3)で、青や白など3色に光ります。押し心地は固めです。

サンワサプライ SKB-WAR3

「オフィス用以上ゲーミング用未満」という感じのルックスがお気に入りです。同じような製品はあまりないと思います。個人的にはゲーミングデバイスのカラフルな感じより、一色固定の方が好きなんですよね。
価格もゲーミングデバイスと比べるとかなり安いので、ゲーミングガチ勢じゃなくても導入しやすいです。

サンワサプライ SKB-WAR3(Amazonアソシエイト):


⑤プログラマブルテンキー

ただのテンキーではなくプログラマブルです。こちらもサンワサプライのNT-19UH2BKN2になります。

サンワサプライ NT-19UH2BKN2

自分の好みに合わせて自由にキーをアサインできるので、DTM用のフィジカルコントローラーより便利になる可能性も秘めています!
確か20文字くらいまでプログラムできるので、私はメールアドレスなどもプログラムしています。
※高校生だった購入当時はユーザー辞書なるものを知らなかったので…

一つ一つのボタンにケースが付いていて、そこにプログラムした内容を書いた紙を入れられるような仕組みになっています。私はかっこよくしたいなと思い、メタリックのステッカー用紙に印刷してケース自体にシールで貼りました。
最初の作業を終えてしまえば自分専用の1台の完成です。

ニッチな製品だなあとは思っていましたが…もしかしてAmazonでプレミアつき始めてる??
サンワサプライ NT-19UH2BKN2(Amazonアソシエイト):


おわりに

非常に長い記事となりました。お楽しみ頂けてたら嬉しいです。
DTMerは事あるたびに、いや何もなくてもすぐmy new gear...する人種です。機材が今後も変わっていくのは目に見えているので、1年に1回程度はこの記事を更新したいと思っています。更新が止まってたらぜひ急かしてください笑
また今回は取り上げませんでしたが、ギターアンプやエフェクターボードについても別記事でご紹介したいですね!

長い記事になりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました!
DTMerの机botと、DTM関連記事も更新していくnoteを
今後ともよろしくお願いいたします!

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