Webデザイナーの求人募集、4つのカテゴリに分けたけどさらに細かく分けてみた。(2)インハウスデザイナー編
「Webデザイナーの求人募集を勝手ながらざっくり4つのカテゴリに分けてました」の続きです。今回は(2) 「インハウスデザイナー」について。
主な仕事内容
□ 自社サイトの運営
・テキスト更新 / 修正
・画像作成(バナー・他)
・各種SNS更新
・企画提案
□ LP(ランディングページ)作成
・イベント告知ページ
・新商品の広告用ページ
・採用ページ
・その他
□ 自社ECサイト運営
・商品画像作成
・商品詳細ページ作成
・印刷物の作成(チラシ・パッケージデザイン)
・写真撮影
・受発注、発送作業
更新担当がメイン
基本、自社ホームページそのものは、制作会社に依頼して作ってもらい、その後の更新・運営を自社で対応することがほとんどなので、インハウスのWebデザイナーさんのお仕事としては、まず更新業務がメインとなります。(もちろん自社で一からWebサイトを制作されている会社さんもいますが、あまり多くはないかと。)
SNSの更新
各SNS毎に記事や画像の作成なども重要なお仕事。
昨今、どこの会社さんでもSNSには力を入れているので、各SNSの更新には、かなり時間をかけているのではいかと思います。SNS代行を頼むという手もありますが、そういえば元生徒から以前、デザイナーとして入社してから1年くらいSNSの更新だけしていた、と聞いたことが。
LP(ランディングページ)
自社サイトの更新作業に加えて、イベント・キャンペーンなど会社によっては年間で決まっていたり、もしくは不定期の形でLP作成が入ってきたりします。LP作成は制作だけなく、企画提案なども自社内ですべて行うので、制作以外の仕事も関わってくることが多いです。
ネットショップ運営
自社でネットショップを持っている会社さんも多く、その場合は通常のWebサイトの更新作業以外にも、商品の写真撮影・原稿作成から、商品詳細ページ作成…とさらに業務は増えたり。
(新人さんは最初、商品の受発注業務から梱包業務などする事もあり)
デザイナーの仕事範囲が広い。
広範囲に仕事が多いインハウスデザイナー。
1つの会社だからホームページは1つだけと思われがちですが、2~3のサイトを同時運用していることなど普通で、各種イベントやキャンペーン時、また新商品発売、などその都度LPを複数作成、専用SNSを新たに立ち上げ、広告用のバナー複数作成、その他etc,etcと、通常業務にどんどんプラスされていくので、これがなかなか大変です。
各仕事内容やプロジェクトによって、部署とかチームとか分かれていればいいのですが、個人的にインハウスデザイナーさんは、基本まるっと全部「デザイナー」さんの仕事でーす、よろしくね、と言われているイメージがありますが…違います?w
インハウスデザイナーのキャリアアップ
制作以外の業務も多く担当することになって大変な一面もありますが、一つの業種に特化して制作や企画提案、他いろんな業務をトータルに担当することで、その分野においての高い専門性をもったディレクターやマーケッターとしてキャリアアップするのも手かな、と思います。
インハウスデザイナーの就活ポイント
「デザイン、コーディングがしたい」との制作の熱意よりも、応募する企業の製品(サービス)の広報担当としての視点が必要です。そのため、応募先の製品(サービス)を興味を持ち、よく調べることが第一歩となります。
また、過去職業訓練や個人相談など見て来た中で、インハウス系に応募する人は、もともとその業界にとても興味がある、もしくは前職で関わっていた業種を受けた人の採用率は、かなり高い傾向がありました。
例)
・旅行会社勤務→民泊を運営する会社さんのWebデザイン担当
・介護職→看護師・介護師採用関連のWeb更新担当
そのため、もう一度これまでのキャリアを見直し、以前の経験が少しでも有利になりそうな会社を選んで応募するのも一つの手です。
以前の記事にも書きましたが、まったく制作実績がない未経験の方がデザイナーとして採用されるのはなかなか大変なので、過去の経験を活かしつつ、さらにデザインを学んだことでより御社に貢献できます…ようなアピールが出来れば、さらに有利に就活を進めることが出来ると思います。
現在就活中の方、頑張ってください!