「Webデザイナーの求人募集を勝手ながらざっくり4つのカテゴリに分けてました」のラスト。(4)その他「事務+Web」編
「Webデザイナーの求人募集を勝手ながらざっくり4つのカテゴリに分けてました」のラスト。(4)その他「事務+Web」編です。
主な仕事
事務+Web と言っても、会社さんによっていろいろありますが、例をあげるとこんな感じでしょうか。
事務+少しだけWebサイトの更新作業
自社内の広報紙作成(Webページ含む)
SNSの記事・バナー作成
デザインをまったくしないわけじゃないけどサブ的な立場。
インハウスに近いですが、主は事務作業で、たまに自社ホームページの簡単な更新作業が入ってくる感じです。作業内容としては画像作成や、html ファイルでのテキストの修正や追加などがあります。
最近はWordpressを使ったサイトも多いので、htmlを直接触らず更新することも。不動産会社に入社した生徒さんは、毎日午前中は Wordpressで賃貸物件の新規登録作業を1時間くらい行い、それが終わってから通常の事務作業をするとのこと。(コーディングは忘れたけど特に問題ないとのことw)
他は画像加工を少し。
また「Illustrator→好き!photoshop→なんとなくわかる…?コーディング→無理!(絶対)」と言っていた生徒さんは、現在社内報や営業資料、その他諸々の資料作成をする仕事に従事。
Illustratorが出来ることもありますが「とてもうまく内容をまとめてくれて助かってる」と、採用担当の方からお話を伺う機会がありました。
就活のポイント
制作の仕事がメインではないため、当然採用の確率は、他3つのカテゴリ(制作会社、インハウス、ネットショップ)より高めです。
「ガシガシ制作したいぜー」と希望する人は当初物足りないかもですが、まずは仕事の実務による実績を獲得し、次の転職で制作会社やインハウスを狙うというのもあり。
また、デザイナーの仕事はしたいけどいきなり制作会社はちょっと…。
家の事もあるから残業は無理。事務職の経験はあるかもそれも活かせれば、
といった方にもおすすめ。
50代女性の生徒さんの例ですが、彼女は20代のクラスメイトに負けないくらい頑張って勉強されていたし優秀な方でした。ですがやはり年齢の壁は厳しく、デザインの仕事を希望されていたものの、最終的に前職での景観もあり、事務職(パート)として採用されました。
しかし入社後「私少し出来ますよー」アピールを繰り返した彼女は、事務仕事にプラスした形ですが、ほぼ作っただけで活用されてなかった会社のホームページ更新担当に。そのままページ作成、イベント用LP制作と着実に制作スキルのUPと、実績を積み重ねました。
その後、ある程度の実績が出来ても、年齢的に制作会社への転職は難しいと判断した彼女は、パートの仕事は続けつつ、個人でも仕事を請け負うようになったそうです。
後で聞いたのですが、彼女は最初からホームページがあまりイケてない(失礼)会社ばかりを選んで応募したとのことです。戦略家だw
4つのカテゴリをバランスよく応募
以前の記事でも書きましたが、未経験の方がいきなりWeb制作会社に採用される可能性は低いので、まずは4つのカテゴリ(制作会社、インハウス、ネットショップ、その他)を意識しながら、バランスよく応募していくことをオススメします。具体的には、例えば下記のように割り振ってみます。
2割…「本命」制作会社
6割…「次点」インハウス・ネットショップ
2割…「保険」事務+Web もしくは前職の仕事も視野に入れる…etc
人によって希望が違うので、上記はあくまで一例ですが、やみくもに応募するよりも、まずは自分にとっての本命は何かを明確にし、次点候補はどこか、保険としてどこを狙うかを考え、それぞれリソースを振っていくといった感じです。ここでいうリソースとは、
各応募先の調査(求人票を見る、ホームページを見にいく)
履歴書 / 職務経歴書を書く
カテゴリごとにポートフォリオに掲載する内容を少し変えてみる
家族や友人、知人に「Webデザイナー目指してる」と言って何かしらのコネがないか探る(これが一番大事かもw)
などの就活についての諸々の時間を指します。
自分なりの採用戦略をしっかり練ってみてください。
就活中の方、頑張って!